がまくんとかえるくんのシリーズ本の中の一つ。お手紙をもらった事がないのを嘆くがま君のためにお手紙を書き、カタツムリ君に配達を託すかえるくん。カタツムリ君は4日かかってがま君に届ける。それを4日間二人は一緒に待つのだが、その間にかえる君は手紙の内容を話している。そんな事するなら初めから手紙を手渡したらいいのに、と大人は思ってしまう。でもそこがこのシリーズの魅力なのよぉ。やっぱり手紙はポストマンが郵便受けに入れたものを読まなくちゃ価値がない!中身のわかっている手紙でも、届くのを「幸せな気持ち」で待つことに意義がある。こののんびりとした空気にがま君とかえる君の心のつながりの温かさがあふれるのよ。それをおすそわけしてもらい、大人も子供も温かな気持ちになれるのよ。