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シニガミさん自信を持っておすすめしたい みんなの声

シニガミさん 作・絵:宮西 達也
出版社:えほんの杜
税込価格:\1,408
発行日:2010年09月
ISBN:9784904188095
評価スコア 4.6
評価ランキング 4,142
みんなの声 総数 127
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87件見つかりました

  • 生と死をみつめるもの

    レビュー企画のせいか内容の良さか、爆発的なレビュー数につられて手にした絵本。
    中身の濃さに納得です。
    今にも息絶えそうなコブタ、自分が間もなく死ぬことも知らずコブタと対するオオカミ、そしてコブタとオオカミを見つめるシニガミさん。
    このまま劇にしてもおかしくないメリハリのあるお話です。
    気弱になったコブタは、オオカミのやさしさを受け入れつつ、自分の死を受け入れようとしています。
    自分が死ぬことを知らぬオオカミは、活きのいいコブタを食べるためにまずは元気にさせるために家に連れ帰ります。
    これは、オオカミにとっての手段でした。
    おいしく食べるためにあの手この手を尽くすうちに、オオカミの気持ちが知らぬ間に思いやりに、愛情に変わって行く。
    この設定に第三者が必要なのですね、シニガミさん。
    とても美しい話です。
    最後のシーン、コブタもオオカミも死ななくて良かったと思ったけれど、コブタとオオカミが天国で仲良く暮らしているようにも思えました。
    だって、どうして助かったんだかわからないのですから。
    どちらにしても最後のシーンがあるから、何度読んでも心に響く絵本です。
    今回は、嫁さんの読み聞かせで私も聞き手に回りました。

    余談ですが、『しにがみさん』(野村たかあき作)、『しにがみとばあさん』(鎌田暢子作)もお薦め。
    シニガミってけっこう良い奴かもしれません。

    投稿日:2010/11/24

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  • 本来はおひとよし

    • たれ耳ウサギさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 女の子19歳、女の子17歳、女の子15歳

    宮西さんには親子して何度も泣かされました。

    どのように、どっちが助かるの?

    いやな事ですが、結末を予想して読んでしまっていたので
    正直ちょっと予想外でしたが、ホッとしました。

    シニガミさんが運命を決めるのか。
    でも、運命を決めさせるのは自分自身なのですね。

    取っ掛かりは利己的でもいい。
    人の事が考えられるようになれれば、自分の運命だけでなく
    周りの人達の運命すら変えることができるのですね。

    「情けは人のためならず」
    最近、解釈が変わってきてしまっているこの諺の
    本来の意味が蘇ってきたような作品でした。

    投稿日:2010/11/23

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    1
  • 息子に読んだつもりが・・・

    最初、息子に読む為に本を読みました。
    2歳児にはまだ、理解できない内容ですね。
    しかし、大人には、ジンワリさせられるものがあります。

    あきらめない事。
    困難に立ち向かう事。
    垣根を越える事・・・。

    そんな内容をシニガミさんは淡々とした口調で話し、そして表情も変えませんが、オオカミとコブタを優しく見守っています。

    最後は、ホっとして、心が暖かくなるお話です。
    大人でも十分、楽しめます。

    投稿日:2010/11/08

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    1
  • 懸命に生きろ!

    • キャッティーさん
    • 30代
    • ママ
    • 京都府
    • 男の子5歳、男の子3歳、女の子0歳

    宮西さんのはじめて読んだ作品『シニガミさん』。
    ブラック+不気味な死神の表紙が目をひきました。

    シニガミに見つめられている、オオカミとコブタ。
    死が迫っているという悲しい設定からこのお話はスタートします。
    そんな絵本、今まで読んだことはありません。
    重いテーマが、私の心にズシリと圧し掛かります。

    何にも知らないオオカミとコブタ。
    2匹をじっと見つめるシニガミ。
    本当に死んでしまうの・・・?
    ページをめくるたび、ドキドキしました。

    だんだん、2匹の身体や気持ちに変化が表れます・・・

    懸命に生きろ!・・・オオカミの友情に心打たれました。

    さて、オオカミとコブタの運命は・・・?
    それは、ぜひとも読んで確かめてみてください。

    『シニガミ』の存在を、この絵本で初めて教えることができました。
    一生懸命聞いていましたよ。絵も文も、最後まで夢中で見ていました。

    親子でお気に入りの1冊です。

    投稿日:2010/10/18

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  • 余計な心配

    オオカミは食べようと思ったコブタが病気と知って看病し、
    命がけで助けようとまでします。
    「命にかえてでも生かしたい!」という熱い想いは、
    「死ぬ日を決める」のが生業のシニガミさんの心さえ、動かします。

    乱暴者の代表格とも言うべきオオカミが、
    一生懸命コブタを助ける実はすごくいい奴っていう発見に
    親子揃って嬉しがったし、
    オオカミとコブタが、
    食物連鎖の掟を超えて親友になったことは素直に素敵だと思う。

    そんなグッとくる物語なのだが、
    ふと心配もしてしまうのだ。
    シニガミさんのことを。
    結構「命より大事な人」っているもんだ。
    みんな、大事にされている。
    シニガミさん、転職とか考えているんじゃないか、なんて、
    余計な心配だよな・・。

    投稿日:2010/10/17

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  • 期待をうらぎらない♪

    このサイトでいろ〜んな絵本をチェックしている皆さんなら、
    きっとわたしと同じワクワクを感じたのではないでしょうか。
    宮西さんの新作!ちょっと不気味な表紙!!
    そして何より、タイトル『シニガミさん』って!!?

    今回登場するオオカミさんは、(オオカミさん、レギュラーですものね)
    いつもとちがって、本当にこわーくてわるーい・・・いえいえ。そこは宮西オオカミさんですから。
    気持ちは一貫して「こぶたを食べてやるー」なところが、悪役の鑑だなあ。

    タイトルから感じたワクワクを、最後のページまで引っ張って読める絵本でした。

    投稿日:2010/10/16

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  • めがさめました

    シニガミ「死神」という題からどんな話かと思いました。そして、最初のページからこの話はどうなるんだろうと目が話せない、観客の心をわしづかみ。
    しかし、今回は今までの宮西作品ではなかったのです。
    一面真っ赤なページで一括!!!!「バカ」
    その一言で、背筋がピンと伸び 正座しなおして 改まった感じです。
    なにくよくよ考えすぎてんだ! そんなことしている暇があったら、できることがあるだろう。
    あきらめてんじゃないよ!
    と背中を押された感じがして、涙が出てきました。

    これを保育園でどんな風に読もうか?
    悩むけれど、まずは大人に読んでほしい絵本です。

    投稿日:2010/10/16

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  • 他人のために命を使うこと

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    シニガミさんは、きっとすべての人の心の中に、生きているのではないでしょうか・・・
    そして出来ないことや無理だと感じていることも、もしかしたら自分では計り知れない大きな働きで「奇跡」という人生の大逆転を期待させてくれる、お助けマンみたいな存在・・・
    絵本を読みながらそんなことを思いました
    生きとし生けるものはこの世に生を受けた時から死ぬことも決まってます
    だったらどう価値的に生きるかですよね!
    そんな生命哲学をシニガミさんの登場で、こんなに子供にも分かりやすく表現してしまうことのすごさに感動です
    他人のために命を使おうとしたオオカミくんに「奇跡」をおこしてくれたシニガミさんは子供のヒーローです
    ありがとう!シニガミさん

    投稿日:2010/10/13

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  • いつも、見られているんですね。

    • おしんさん
    • 40代
    • ママ
    • 鹿児島県
    • 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳

    だれでも じぶんがうまれた日
    たんじょう日は しっています。
    でも、じぶんが死ぬ日を しっているひとは
    だれもいません。

    それがわかるのは、
    その日を きめるのは
    わたし シニガミでございます。

    ちょっと恐ろしい雰囲気で始まったお話。
    腹ペコおおかみが森のなかで食べ物を探しています。
    そこに、たおれているこぶたを見つけました。
    さっそく食べようと思ったのですが、病気のこぶたを食べるよりも、元気にしてから食べてやろうと、家に連れかえり、看病をすることに…

    その様子を、いろいろなものに姿を変えながらじっと見ているシニガミさん。
    おおかみの前向きな気持ち、なかなか元気にならないこぶた…そして、それを冷静に見つめつシニガミのつぶやき…

    いったい、おおかみとこぶたはどうなるの。
    シニガミさんは、衝撃的なことばを断言します。

    宮西さんの描くおおかみ、優しいですね。そんな優しいおおかみさんを待っている運命とは…
    最後まで、ハラハラドキドキ…
    そして、結末は、涙なしでは迎えられないでしょう。

    投稿日:2010/10/13

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    1
  • シニガミさん、友情パワーに負けたのね

    • doruさん
    • 40代
    • その他の方
    • 兵庫県
    • 姪10歳

    シニガミさんというから落語のシニガミさんかと思ったら宮西先生のシニガミだったのね。宮西先生の持ち札にぶたとおおかみの話と赤い実を食べるティラノザウルスの話があります。

    今回はぶたとおおかみで・・・

    最初、病気のぶたが倒れていて、家に持ち帰ったおおかみはぶたを食べて、病気が移って二匹とも死ぬとシニガミさんは思っていました。おおかみはぶたを看病して励ましました。
    シニガミさんは予定が狂ったぞ。まあいいかって見ていたことでしょう。でも最初食べるつもりが2人に友情が芽生えて(ここらあたり狼と山羊の別の作品を思い出しますね)ぶたが弱気になったら「バカーーーーーーー」このページには圧巻されます。
    ティラノザウルスは赤い実、おおかみがぶたに病気がよくなるものは赤い花、同じ食べる食べられるものでも、宮西先生の手にかかるとこういう話になるのですね。
    シニガミさん、もう二人のところにはこないでねと思いました。

    投稿日:2010/10/10

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