「チュウチュウ通りのゆかいななかまたち 7番地 レトロと謎のボロ車」 みんなの声

チュウチュウ通り、７番地に住むレトロは、古い車をなおすのが上手です。でも、レトロが欲しいのは、クラシックカーの青いサンダーバードです。ある日、1通の手紙が届いて、湖通りのロージー・セレブさんのもとへ行きます。そこで出会ったのが、失礼な言いかたですが、ポンコツ車の黄色いヘンリーさんでした。この車を引き取ってほしいといわれ、困ってしまいましたが、そうせざるを得なくなり、レトロの家へ連れて帰りました。ところが、次から次に、不思議な出来事が起こるのです。そして、その訳がわかった時…
最後の最後になって、やっと本当のことがわかります。それまで、いっぱいいっぱいハラハラドキドキしてください。

今回はチュウチュウ通り7番地に住む車の修理屋レトロのお話です。

古い車を譲り受けることになったレトロ。なんと泥棒事件に巻き込まれることに。ハラハラドキドキの展開で楽しいお話でした。

ラスト、みんなで車をシェアするというのは素晴らしいアイディアだと思いました☆

　児童書を読むとその先のストーリーをなんとなく大人は
想像しながら読み進めてしまうものですが・・・。
このチュウチュウ通りシリーズに至っては
先が全く読めない！まさに想像のナナメ上を行く
展開で大人でもわくわくしちゃいます。

レトロは腕のいい自動車修理工ですがポリシーも
あるので、最初はヘンリーを好きになれません。

しぶしぶ譲り受けたヘンリーですが、思わぬ大活躍と
その後のヘンリーの使い道になるほどなあと。
まさかのカーシェアリングとは！

チュウチュウ通りのシリーズはひとりずつにスポットを
あてつつも、結局みんなが大活躍してくれて
大団円なのがうれしいです。
チュウチュウ通りはまさに
ＯＮＥ　ＦＯＲ　ＡＬＬ，ＡＬＬ　ＦＯＲ　ＯＮＥ！
なんですね

３歳１０ヶ月の車好きな息子に図書館で借りました。
泥棒が登場する、ちょっとドキドキするストーリー。

３歳児にはちょっと長くて難しいかな、と心配したけれど、
好きな車の登場とあって、かなり集中して聞いていました。
ハラハラする場面もあり、ストーリーを楽しんでいたようです。
これはシリーズの中でも、物語に入りやすく、分かりやすかったのかも。

このシリーズの本の良さは、チュウチュウ通りの皆で力を合わせ、
助け合って何かをするところ。
こういうご近所さんがいたら、頼もしいですね。
そして、たしろさんの絵が、
他の描いた絵本と比べるとシンプルな絵で、
とてもかわいいです。ネズミが上手です。
気に入りました。

いつも思ってたけど…車って顔がありますよね！
ヘンリーは丸い目が可愛い、笑顔のステキな車ですね！

ロージーの裏庭に置かれていた時は寂しそうな表情だったけど、最後は幸せそうなヘンリーの顔を見て、チュウチュウ通りのみんななら間違いなくヘンリーを大切にしてくれるだろうと、安心しました。

だってヘンリーは、みんなの車になったんだから！

スタンプと配達、セーラとピクニック…
レトロが修理してくれたから、また色んな場所へ行けるし、友達もたくさんできて本当によかったです！

これからもどんどん、思い出が増えていくといいですね！

チュウチュウ通りのゆかいななかまたち 7番地 レトロのお話。
ロージーより譲り受けたおんぼろの車は
レトロの手によってみんなに愛される大切な車に大変身。


なんでも新しいものがいいんじゃない
大切に使うことが大事だということを
子供たちにも分かってもらえると思います。
泥棒もみんなで退治して、安心して暮らせるようになってよかった！
そして、いまどきですね、カーシェアリング！！！
ヘンリーが
レトロとみんなに幸せをはこんできてくれたんだなぁ♪
そして
裏表紙のロージー・セレーブの幸せそうな絵に
じーんときちゃいました☆

　７番地のお話は、腕のいい車の修理工、レトロのお話です。

　レトロは、助けを求める手紙を受け取り、差出人のところに向かいます。するとそこで、ぼろ車のヘンリーを押し付けられ、さらに事件に巻き込まれることになってしまうのです。とても大変！でも、ついにはお宝が見つかり、泥棒はつかまります。

　事件を解決に導いたのは、なんと、ぼろ車のヘンリーでした。ヘンリーのドアが、ひとりでに開いたり、ヘンリーが自分でバックして悪者の尻尾をタイヤで踏んだり、クラクションが大きな音をたてたり・・。大事に使われてきたものは、たとえ、「モノ」でも「こころ」を持つんだな〜と感じられたお話でした。

　そして、車のヘンリーは使えるように修理されてピカピカになって、チュウチュウ通りのみんなの車になります。とっても役にたってくれているのですよ！もとの持ち主のロージーさんもどんなに喜んでいることでしょうか。良かったです。

　レトロは優しいですね。見知らぬ人からの手紙に反応して、助けに行くのですから・・。「バラのにおいがするピンクの手紙」から「こまっている美しいネズミ」を連想して行った感はありますけどね・・・（笑）

知らない人から突然、ボロボロの車を押しつけられたレトロ。
この車がすごいんです！まるで生きてるみたい！！

見たことがないくらいボロボロでちっぽけな車なのに、この車がこんなにすごいのは、元の持ち主が本当に大切にしてきたから。
モノって、大切に使ってあげると、お金では買えない価値を生み出してくれるんだなって。

私が乗っている車は、娘がうまれたときに買ったもので、もう８年半を超えました。
娘の成長を一緒に見守ってきてくれた車。型は古くなったけど、思い出と愛着がつまっています。

我が家の大切なヘンリー。
限界がくるその日まで、ずっと私たち親子を見守ってほしいなって思いました。

ロージーさんほど、車を愛息子のようにかわいがった人はいないのではないでしょうか？　自分は老人ホームに入るからと言って、車を大切にしてくれる人じゃないと託せないなんて。きっとたくさんの思い出が詰まった車だったんでしょうね。最後には、その車の価値がみんなに分かって本当によかった。カーシェアリングみたいな終わり方も、なんだか素敵でした。

絵本好きで、ルビのフッてある本を中々読んでくれない息子に、大好きな車の話なら読んでくれるかな？と、考え、まずは私が読んでみました。

児童書なので、（失礼な事ですが・・・）簡単なストーリーだろうと、読みだしたら、とんでもない！！。
お話は、古い車を修理したり、譲り受けたりするだけでは無く、二転三転と、くるくる変わるのです。
小さな黄色い車が、泥棒事件にかかわり、解決につながる重要な役割を持っているなんて、思いもよりませんでした。

速いストーリー展開と、可愛らしい挿絵。ミステリーも入って、親子で楽しめる本だと思います。

子供でも、一気に読めてしまうと思います。