イラストは大好きな長新太さん。
オニの子ドンと、人間の子こうちゃんは揃っていたずらっ子。ある日、いたずらのしすぎで家から追い出されます。
そして出会った2人は、タイコを持っていて…。
「おまえ、なんだよ」ドン! ドン!
「にんげんのこだ」ドンドコ ドンドン ドン!
てなぐあいにタイコを打ち合い始め、ドンドコ ドンド やっていると、「こうちゃんに なにを するの」とお父さんとお母さんもタイコを持って、参戦。
更にドンちゃんのオニのお父さんとお母さんもやって来て、ドンカシャバ ドカシャバ。
そうこうしている内に、イヌやネコやニワトリやウシやその他みーんな集まって来て、すごい騒ぎになっていく。
山下さん独特の音楽感性と、長さんの素晴らしい表現力で、とっても魅力的で、面白い絵本に仕上がっていると思います。
山下さんの第1作「もけら もけら」とはまた違った味わいで、3歳児の下の子も、面白がって、何度も読まされました。