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ガラスめだまときんのつののヤギ」 みんなの声

ガラスめだまときんのつののヤギ 作:(白ロシア民話)
絵:スズキ コージ
訳:田中 かな子
出版社:福音館書店
税込価格:\1,430
発行日:1988年05月31日
ISBN:9784834007718
評価スコア 4.3
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みんなの声 総数 43
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43件見つかりました

  • 体の大きさが問題なんじゃない!

    『きつねとうさぎ』によく似た展開のロシア民話です。

    ヤギを追い出そうと色々な動物が頑張るのですが、最後に成功したのは意外な動物。体が大きくて迫力があるだけじゃだめなんですね。相手の弱点をちゃんと攻撃しないと・・。

    人間の世界も結局は同じことなのかもしれません。

    スズキコージさんの絵は迫力があります。地元ベラルーシやロシアではどんな絵で描かれているのか興味を持ちました。

    投稿日:2010/08/25

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  • ヤギの迫力にたじたじ・・・

    • 多夢さん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 女の子9歳

    おばあさんの麦畑に、ガラスめだまときんのつのを持ったヤギがやって来て、
    麦を食っては踏んづけ、食っては踏んづけして荒らしまわります。

    『でていけったら、でていけっ!むぎばたけから、でていけっ!』と、
    おばあさんが叫びますが、
    『おいらにゃ、ガラスめだまと、きんのつのがある。
     ひとつきすれば、いちころさ!』と言って、
    おばあさんを追い出します。

    その時のヤギの恐ろしいこと。
    迫力がある力のこもった絵に、見ている側もぞ〜っとしました。

    クマよりもオオカミよりもキツネよりも・・・
    とても強いヤギ。
    誰がやっつけるのか、ハラハラドキドキの展開が続きます。

    この繰り返しのリズムが、勢いがあって楽しい。

    最後のクライマックスは、誰もが考え付かない生き物がやってきて、
    このいまいましいヤギをやっつけてくれます。
    なんて、あっけなくも、スキッとする展開でしょう!
    これこそ、絵本の醍醐味を感じます。

    最初は、なぜ、ガラスめだまときんのつのを持っているだけで、
    強いのだろう・・・なんて、
    いろいろ理由を考えていましたが、悪い癖です(><;)

    読み返せば読み返すほど、この絵本が素敵に感じてきました。

    投稿日:2009/09/25

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  • 日本語訳のリズムがいい

    • たれ耳ウサギさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 女の子18歳、女の子16歳、女の子14歳

    とても強いヤギがおばあさんの大切な麦畑を荒らします。
    それを追い出そうと、くま・おおかみ・きつね等が畑に
    やってきますが、ガラスめだまときんのつのを武器に持っている
    ことでみんな、あっという間に逃げ出してしまいます。
    なんとヤギを追い出してくれたのが、あの小さな小さな動物です。

    くまやおおかみが戦いもせず、すごすごと退散してしまうのが、
    ちょっとアララ…な感じでした。
    ただヤギの罵倒が面白い!!
    「なまいきいうない、もじゃげのクマめ!」であったり、「おんぼろ
    おっぽのオオカミめ!」
    まずは口撃にやられちゃいましたね。

    退散するたびに動物のサイズが小さくなっていくので、最後は何?
    って考えながら読むのが面白かったです。
    山椒は小粒でピリリとからい、って〆ですね。

    スズキコージさんの動物たち面白いです。
    コラージュの技法で描かれた動物たちがいいですね。
    ヤギなどはよく見ると体中に横文字新聞と思しき紙片が
    まぎれてたり、クマの後姿も立体感があるというか、思わず触って
    確かめてしまいました。(でこぼこしてるはずないのにおバカでした)
    裏表紙のヤギにも笑えます。

    投稿日:2009/09/19

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  • 意外な助っ人

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    ガラスめだまときんのつのをもつヤギが、おばあさんのむぎばたけを荒らします。
    おばあさんを助けようとするクマやオオカミ、キツネなどもこのめだまととつのが怖くて敵いません。
    でも、意外な助っ人があわられ・・・

    このヤギは本当に恐ろしそうです。
    クマやオオカミも逃げ出してしまう迫力があります。
    でもそんな敵無しと思われたヤギを、小さな生き物がやっつけてしまうシーンは、おばあさんならずとも「やったー!」といく気持ちになります。

    大きな壁にぶち当たったとき、力ずくで正面からぶつかりばかりでなく、ちょっと機転を利かせて別の攻め方をすると、案外乗り越えられたりするのかなと思いました。

    投稿日:2009/02/18

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  • ヤギが悪役なんて!

    息子が「がらがらどん」好きなので、
    同じような話かなと思って借りてみたら全然違う!
    この本ではヤギが悪者なんですね。

    おばあさんが大切に育てたむぎ畑を、一匹のヤギが荒らしてしまいます。
    いろいろな動物が助けようとしてくれるのですが、どれもヤギに恐れをなして逃げていってしまいます。
    最後になんと一番小さな蜂がやっつけるというストーリーです。

    繰り返しのセリフが多く、息子は後半少し飽きてしまいました。
    が、最後の蜂に刺されてヤギが逃げていくシーンは
    食いついて見ていました。
    絵が味があり、とても素敵です。
    宇宙の写真とかドイツ語の新聞を切り貼りしてあります。
    また読んであげたい絵本ですね。

    投稿日:2008/10/22

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  • 最後にヤギをやっつけたのは?

    ヤギというのは、草食動物だからか、なんとなく、やさしき弱者のイメージがあるけれど、この絵本に出てくるヤギは、かなり悪いやつです。
    おばあさんが丹精こめて育てて麦畑を荒らした上、「出て行け!」と言うおばあさんを反対におどしてしまうのだから。
    ヤギの武器は、ガラス目玉と金のつの。その武器には、誰も対抗できないのです。
    動物達が追いやられるたびに、
    「このヤギを最後にやっつけれるのは何だと思う?」
    と子供たち。
    でも、最初に出てきたのがクマ。そしてオオカミ。強さの象徴といえるような動物たちがどんどんやられていくと、
    「もうだめなんじゃないの、お母さん?」
    と息子。
    でも、ヤギは、思いもよらない生き物によって、最後には簡単にやっつけられてしまいます。
    最後に正義が勝つ!わかりやすいです。それが、民話や昔話の好きなところです。

    投稿日:2007/07/11

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  • 小さなあいつがやっつけちゃうなんて!

    • ぜんママさん
    • 30代
    • ママ
    • 広島県
    • 男の子8歳、女の子7歳

    白ロシア民話です。
    麦畑にヤギがやってきて、おばあさんを困らせます。
    次々にやってくる、動物達。
    「誰がヤギをやっつけるのかなあ〜」と楽しみでドキドキ、ワクワク。
    でも、なかなかやっつけれない。
    最後にやってきたあいつ。
    娘「え〜〜〜!」意外性にびっくり。
    いつまでも鼻が赤いヤギを見つめていました。

    投稿日:2006/11/19

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  • 悪者をやっつけろ!

    • あまたろうさん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子6歳、男の子6歳

    まず、書名の如何にも怖そうな響きと、表紙のスズキコージさんのダイナミックな
    絵柄に引かれました。
    読んでみると、意外にストーリーはシンプルで、それだけに、きんのやぎの手強さが
    伝わってきました。助けを乞うおばあさんの同じセリフには少々飽きを感じましたが、
    最後、1匹の小さな蜂の登場であっという間に問題は解決。痛快な展開です。
    大きさじゃないんだね〜と、妙に納得させられました。
    おばあさんの勝ち誇ったような顔も印象的でした。
    絵柄は鋭い雰囲気ですが、次々に出てくる動物たちはみんな優しくて安心できました。

    投稿日:2006/08/13

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  • でていけったら、でていけぇ

    • きえさん
    • 40代
    • せんせい
    • 石川県

    おばあさんが、大切に育てた麦をヤギが食べちらかしてしまいます。「でていけったら、でていけ」と、おばあさんがおいだしてもでていかず、くまがおいだしてもオオカミがおいだしてもでていかず…。my3才児ももぐみの子たちも「でていけったら、でていけ」とよろこんで言います。そして、最後に、ハチのチクリでにげていってしまうのです。でもそのあと、どうなったの?という様な子どもたちの顔。裏表紙にもお話が…、池で鼻を冷やすヤギの姿が…。しかし、ヤギが悪者??めずらしいなぁ〜と思って読んでいました。
    ペプサートや劇あそびでも楽しんでみたいなぁとも思っています。

    投稿日:2006/07/06

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  • 悪役のヤギはなかなかの迫力

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子11歳、男の子8歳、男の子5歳

    お話の中のヤギといえば、お人よしだったり、ミルクをくれたりして結構いい役回りが多いのですが、ここでのヤギは少しもいいところなんてない悪役。意見を言ってくる者には、「おいらにゃ、ガラスめだまと きんのつのがある。ひとつきすれば、いちころさ!」と大悪態をついておっぱらってしまいます。なぜヤギはここまでワルなのだろうかと疑問も残りますが、普通は悪役のクマやオオカミやキツネがおばあさんを助けようとしてくれて、その役柄の逆転が新鮮で面白いのです。そしてその強いはずの動物達を、ヤギが悪態一つで撃退してしまうところも。
    最後は小さなハチに鼻を刺されてあっという間に逃げ出してしまうのも、あっけなくて意外な面白さがあります。
    絵も良く見ると、動物達の対決シーンをおばあさんが遠くで見ていたり、表紙(自信満々なヤギ)と裏表紙(赤く腫れた鼻を水に映して泣いているヤギ)の対比があったりと、細かいところが楽しいです。

    投稿日:2006/01/23

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