絵本のことは結構知っているつもりだったのに(読んだことはなくてもタイトルだけ、内容だけ、作者だけとか)、この本のことは全く知りませんでした。
予備知識なく図書館で何気なく手に取ってパラパラと読み始め・・・読みながら涙がとまらなくなりました。周囲に誰もいなくて良かった。本を閉じた後もしばらく余韻が抜けませんでした。
小学校で絵本の読み聞かせボランティアをしているので、絵本を選ぶ基準の一つに「大勢への読み聞かせに向いているかどうか」があります。
向いているかどうか、ではこの本は「向いている」のかもしれない。事件自体は知らない子が多いだろうけれど、子ども達もこの本のメッセージを受けとめてくれると思う。
読むなら涙声にならずに読んであげたい。
でも泣かずに読む自信がまだまだありません。
そんな日が来るのかな・・・。