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著: キリーロバ・ナージャ 絵: 市原 淳  出版社: 大日本図書 大日本図書の特集ページがあります!
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はせがわくんきらいや」 パパの声

はせがわくんきらいや 作・絵:長谷川 集平
出版社:復刊ドットコム 復刊ドットコムの特集ページがあります!
本体価格:\1,600+税
発行日:2003年
ISBN:9784835440583
評価スコア 4.82
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みんなの声 総数 55
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  • ドキッ!とします

    はじめなんと文字が読みづらい本だ!と思いましたが、逆にひと文字ひと文字をじっくりと読みました。「長谷川くんきらいや」と子供の素直な表現ながら、長谷川くんをいじめることなく、逆に一緒に遊ぶ姿に、自分の子供がこんな子になってくれればと思いながら読んでいました。

    ドキッ!としたのは、「ヒ素ミルク」の話が出たときでした。そんな話とは思わず読んでいたので、急に心が引きつけられたました。

    子供に対してどのように説明したらいいのかわからない長谷川くんのお母さん。お母さん自体も自分の子供に起こってしまったことを理解しきれない事だろうと思います。
    でも、必死に生きようとする長谷川くんとそんな長谷川をきらいといいながら一緒に遊び続ける「ぼく」の関係は、何よりも親の心を救う出来事なのではと思いました。

    世の中にはいろんな人がいて、どんな人にも優しく接することができるようにという意味で、子供に読んであげたいと思う作品でした。

    投稿日:2011/04/19

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  •  「森永ヒ素ミルク事件」のことを知っている人も覚えている人も少なくなったかもしれません。
     ウィキペディアからの引用になりますが、「森永ヒ素ミルク事件」は「昭和30年6月頃から主に西日本を中心としてヒ素の混入した森永乳業製の粉ミルクを飲用した乳幼児に多数の死者、中毒患者を出した食中毒の事件」とあります
     同年に生まれた私は幸いにして母乳で育ったおかげで無事でした。
     しかし、同年の人に被害にあわれた人がいたし、この事件そのものがごく普段の生活の中にあったことはよく覚えています。

     この絵本の作者長谷川集平さんはこの作品で第三回創作えほん新人賞を受賞(1976年)し、本格的に絵本作家になっていくのですが、それが「森永ヒ素ミルク事件」を題材にしたものとは知らなかったし、長谷川さん自身が、長谷川さんも昭和30年生まれで、このヒ素ミルクを三缶飲んだということも知りませんでした。
     だから、この絵本は衝撃でした。
     事件そのものを思い出したということもありますが、「生まれつきのほそいからだとやはりこのモリナガぬきに今の私は語れません」と「あとがき」に書いた長谷川さんのこともそうだし、何よりも絵本がこういう事件も作品にできるということも衝撃です。

     物語の主人公はせがわくんはおそらく「森永ヒ素ミルク」の被害者となった子どもです。幼稚園の入園の時には乳母車に乗せられてお母さんとやってきます。
     成長がうまくできなかったのです。
     小学生になっても痩せた身体でうまく歩くこともできません。
     そんなはせがわくんを大嫌いといいつつ、めんどうをみる少年の視点でこの絵本は書かれています。
     少年のまっすぐな視線は、何をしてもうまくできないはせがわくんをじっと見ています。森永の粉ミルクを飲ませたはせがわくんのお母さんのことも「わからへん」といいます。
     少年ははせがわくんのお母さんのことを責めているのではありません。
     本当であればはせがわくんだって、元気に遊べる友だちだったはずなのに、それができない。しかも、それは理不尽な事件によって起こったもの。
     少年は「はせがわくんきらいや」といいつつ、はせがわくんを捨てることはありません。
     はせがわくんは少年の生きた時代そのものだからです。

    投稿日:2014/07/20

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  • 森永ヒ素ミルク事件

    読んでいるうちに涙がこみ上げてきました。
    主人公の長谷川君は、森永ヒ素ミルク事件の被害者だったのです。
    そして、作家長谷川集平自身の生い立ちをテーマにしていたのです。

    我が子が生まれた時、粉ミルクに頼らざるを得なかった我が家では、ミルク選び、哺乳瓶選びに随分と神経を使ったことを思い出します。
    その時に気になったのが、森永の粉ミルク。

    事件は過去のものとなりました。
    絵本の話は、被害者である長谷川君の成長のお話として展開しています。
    身体が弱かったから一緒に遊べなかったんだよな〜。
    思い通りに体が動かないから、友だちをいっぱい困らせたんだよな〜。

    子どもたちの残酷さと純粋さの中で、長谷川君は育ってきたのですね。
    でも、この絵本を読んで、かつての友だちはとても喜んでいると思います。
    長谷川君がかつての友だちに感謝していることが、とても強く描かれているのですから。

    説教じみたことは言いたくないけれど、相手のことを思いやる友だちづきあいの大切さを汲み取ってもらいたいですね。

    投稿日:2011/12/08

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