久々に活劇を見ているような爽快な絵本に出会いました。
設定が面白いし、ストーリーにスピード感があって、子どもを引き付けるのにうってつけの絵本。
保育園のおしいれとねずみばあさん。
いきなり直球が飛び込んできます。
子どもたちにとって怖いもののようです。
いたずらをしたお仕置きに、その押入れに入れられたあきらとさとし。
二人は果敢にも先生に挑みます。
先生と、二人の対決が面白い。
そして、二人は闇の世界で友情と冒険の世界に入っていきます。
展開はスピルバーグ級。
このスピード感と緊張感は細かく説明してしまうと色あせてしまいますが、時折カラーの絵の他はモノクロームの世界。
これが「総天然色のシネマスコープ」であったらさらに老若男女に通じる絵本になったかもと思う期待感。
最後のまとめはやはりホッとできるエンターテイメントでした。
読んで損のない、特別お薦め絵本。
ただし、時間に制約があると少し長いかも。