オオカミクン」 みんなの声

オオカミクン 作:グレゴワール・ソロタレフ
訳:ほりうち もみこ
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,430
発行日:2001年
ISBN:9784591070420
評価スコア 4.5
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みんなの声 総数 27
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27件見つかりました

  • 難しいテーマだけれど

    図書館のブックトークで勧められ、5歳の次女が借りてきました。うさぎとオオカミの友情という、ちょっと変わったストーリー。大胆な絵にちょっとドキッとさせられる場面もありますが、迫力があってとてもひきつけられました。
    オオカミを一度も見たことのないうさぎと、うさぎを一度も見たことのない小さな子どものオオカミが出合い、ふたりは仲良しになります。でも「うさぎがこわいごっこ」や「おおかみがこわいごっこ」をはじめてから、うさぎはオオカミがとってもこわくなり・・・
    今問題になっている「いじめ」にも通じるテーマで、5歳の娘にはちょっと難しかったかもしれませんが、相手の立場に立って考えるということをなんとなくでも理解してくれたらと思います。

    投稿日:2012/08/04

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  • 共感ということ

    • わにぼうさん
    • 30代
    • ママ
    • 宮崎県
    • 男の子8歳、男の子4歳

    オオカミを見たことのないうさぎと、
    うさぎを見たことがないオオカミのお話です。

    オオカミは突然死んでしまったおじさんをどうしていいかわからず、
    近くにあった穴に住む小動物に相談すると
    「お墓に埋めなくちゃ。手伝ってあげるよ」と言ってくれました。

    そこで初めてお互いが、「もしかして、うさぎ?」
    「もしかして、オオカミ?」となりますが大の仲良しになります。

    ウサギのトムとオオカミクン。
    でも遊びの中で、「オオカミが怖いごっこ」をした時。

    トムは怖くて怖くて逃げ出してしまいます。
    だって、オオカミクンは「オオカミ」なんですから。

    でも、オオカミクンにはトムの「怖い」気持ちがわからない。
    ぜったい食べないよと言われても、その恐怖は共感できない。

    オオカミクンはあることをきっかけにその「怖い」が
    わかるのですが・・・。

    特にコメントもせず、黙って聞いていた兄ちゃん。
    何か感じるところがあったかな?

    友達との関係で色々出てきた頃にオススメです。

    投稿日:2011/11/15

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  • 怖くないオオカミ

    題名や表紙をみて怖いオオカミのお話と
    思っていましたが、違います。
    主人公のオオカミはうさぎを見たことがありません。
    うさぎを殺すオオカミという関係は
    頭に入っていますが
    これはウサギと友達になるオオカミ。
    しかも、オオカミが別のオオカミに食べられそうになる。
    誰だって、どちらかの立場になるんです。
    決まっていることはないのだな、と思いました。

    投稿日:2011/04/07

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  • 先入観

    • うーずさん
    • 30代
    • ママ
    • 静岡県
    • 女の子7歳、女の子4歳

    本質を見ようとするのに、先入観って邪魔をすると思うのです。
    うさぎを知らないオオカミクン、おおかみをしらないうさぎさん。「おおかみはうさぎを食べる」などちょっとした先入観を持っていたのが災い。

    友だちになっても、先入観(本能?)が邪魔しちゃうのが、もどかしいです。「ごっご」にしてたくらいだから、本当に悪気はなかったのでしょうが・・・。でも、大事なのはなにかに気付く、いいきっかけになったのかもしれませんね。

    投稿日:2010/02/20

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  • 相手の立場に立ってみること

    • ねがいさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 女の子7歳、男の子3歳

    狩る者と狩られる者の立場を越えた友情。
    やはり「あらしのよるに」を思い浮かべます。あの量と同じテーマを
    この絵本1冊で伝えられるのだろうか、と思いながら読んだら
    文章の量は多くないのに、しっかりと伝えるべきことがつまっていて
    安心しました。

    オオカミクンの、相手の立場に立った時の衝撃。
    ただ、嫌な事をしたということではなく、「自分が気づかなくても、相手を
    傷つけることがある」とさらに深いことを言っているのがすごいです。

    最後にうさぎのトムとオオカミクンは後ろ姿しか描かれていませんが、
    二人ともとても幸せそうな顔をしているんだろうなあと想像して、
    すごく温かい気持ちになりました。

    投稿日:2008/11/11

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  • 友情って・・・

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子9歳、男の子5歳

    オオカミクンとうさぎくん、この本では仲良しという設定です。小さいときからいっしょにいて、お互いにいろんなことを教えあったり、遊んだりする仲だった友情にひびが入ります。そのひびをどう修復するかがテーマです。

    相手の心のきずをどうやったらいやせるか。難しい問題だと思います。オオカミクンは、一度はうさぎくんとの友情をあきらめようとしますが、うさぎくんと同じ経験をすることで、うさぎくんの気持ちを理解するのです。相手と同じ気持ちになることで、相手のことを本当に知ることができるんだなと、この本で考えさせられました。

    この本を通して、子どもたちがお友達との関係でつまずいたときに、どう対処すればよいのか、考えることができたらいいなあと思います。

    投稿日:2008/05/12

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  • おおかみがこわいごっこ

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子16歳、男の子14歳

    お互いに見た事ない、ウサギとオオカミが大の仲良しになって、色々と教えあいます
    ところが、怖がらせ過ぎて、ウサギが穴に引きこもってしまいました
    さて、オオカミクンは自分が怖い目に合って初めて、ウサギの気持ちを理解して、二匹は再び仲良しになるというお話です
    お友達の嫌がることは、やっちゃいけないこと分かるけど、悪気がない遊びの中で、気持ちが傷つくことも、たまにありますね
    分かりやすく表現しているし、絵本の色も鮮やかではっきりしていて、読み聞かせには良いと思います

    投稿日:2008/03/28

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  • 相手の痛みを知る

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    どんなに仲良しだって、家族だって、お互いのすべてを分かっているわけではありません。
    相手も同じ気持ちだと思ってはいけないのですね。
    子どもにこのことを教えるのが難しいです。
    この絵本は、とても分かりやすく伝わると思います。

    相手を思いやれることの大切さ。
    相手の気持ちを考えることができると、世界は平和になるでしょうね。
    人間関係の基本だと思います。

    投稿日:2008/01/22

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  • 相手の気持ちをわかるってことは・・

    • とむままさん
    • 40代
    • ママ
    • 三重県
    • 男の子10歳、女の子8歳

    ウサギを知らないオオカミとオオカミを知らないうさぎが出会い、過ごしていくうちになかよくなるのですが、
    遊びで鬼ごっこかな?『おおかみごっこ』をしていたとき、友達のおおかみの中でオオカミの怖さ気づいてしまったのです。

    一度怖さに気づいてしまったうさぎはおおかみと今までどおりには付き合えません。
    おおかみはなんにも変わってないのに・・・
    さみしくておおかみはうさぎのところから離れていくのですが・・・

    絵本なので短くまとめられているのですが、
    小さいこは小さい子なりに友達のことを思い、
    大きくなればそれだけ相手の気持ちに気づく意味を感じてくれれば・・・いいなぁと思うお話です。

    小学4年生の娘も1回読んだときは『ふーん・・』でした。
    でも2回目読んだとき『大きい声の子、乱暴な子、ドッチボールですごい球投げる子、いろんな怖いなぁ・・と思う子、いっぱいおるけど・・・でも本当に怖くないよ。』
    『でもな・・・クラスの子は怖くないとこいっぱい見とるけど・・他のクラスの子は怖いよね!って言うの。』
    『一緒におったらオオカミが怖くないって分かるのに・・
    おおかみ可愛そうやな・・・』
    『仲良しでも、相手が怖いって思うことあるんやな、
    仲良しでも相手が嫌や!って思うことおるんやな・・』

    プチ哲学していました。

    投稿日:2007/07/31

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  • 怖くない狼のお話はこれがはじめて!

     オオカミっていうとたいてい悪役が定番な気がしていました。
     でもコレは違いました。とってもピュアなオオカミクンなのです。
     娘はちょっとコワいお話かな〜と思っていたようですが、最後は仲良しに戻るうさぎとおおかみの姿をほっとしてながめていました。
     読み進めていくうちに、人間にもいるじゃない!見かけの怖そうな人って・・・と気づきました。大人ならあえて近づかないけれど、子供は先入観がない分、うさぎのようにお友達になれちゃうんだわ〜とか。
     オオカミくんのおじさんが単純なことで死んじゃうんだけど、人もあっけないことが元でそうなることもあるよ・・・と教えてくれてるのかも?なんて。
     なんだか深〜い絵本です。

    投稿日:2007/01/15

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