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はっけんずかんプラス 妖怪

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しかけをめくると妖怪が登場!今大人気の本格子ども向け図鑑

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きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

はなくそ」 その他の方の声

はなくそ 作:アラン・メッツ
訳:ふしみ みさを
出版社:ロクリン社
税込価格:\1,650
発行日:2002年11月
ISBN:9784907542160
評価スコア 4.27
評価ランキング 20,874
みんなの声 総数 90
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  • 汚くて、きれいな話。

    【あらすじ】
    月に一回くらいしか風呂に入らない汚いコブタ、ジュールの、愛と成功の物語。
    思い人、ジュリーは、不潔なジュールが大嫌い。ジュールがありったけの勇気を振り絞って告白しようとしたその時、ジュリーは引っ越すことになってしまいました。無情な展開に失望し、更に運悪くオオカミに二人とも食べられそうになる。
    意外な展開で、ピンチを切り抜け、その後には…

    【感想】
    今までに体験したことのない、強烈な汚さと、妙な展開にショックを受けた一冊。こんな変な絵本が世に出てくるなんて、時代は本当に変わった!
    ユーモアや、ギャグ、皮肉やそのほか、「子どもには不適切」と勝手に親の世代の人々に切り捨てされてきた様々なものが、いよいよ解禁されたと感じました。

    そうそう、まず、不潔だと女の子にモテません。
    そして、不潔でバカで、変で、嫌われている人に限って、自分は正しいと思っている。それもキモイ人の特徴ですね。
    この本、実に現実を正直に見て、容赦なく表現しています。
    そして、気色悪いけど、きわめて平和的な方法で、ピンチを打開する場面は、新しい時代の到来を感じさせます。
    戦争や暴力などとは違う、新しい方法…といっても、マネしたいとは思わないけど、誰も傷つかない方法で、悪い人を退散させるのが、素晴らしい!
    そして、素晴らしいけど、全然尊敬できない、新しいタイプの主人公(ヒーロー?)。
    最後は適当に、簡単な展開で、不潔人間を脱出できた(?)上、ハッピーエンド。なのに、後味が良くない。気持ち悪さが残るという、絶妙の味わい。

    どれをとっても、一度体験していただきたい、全く新しい芸術作品でございます。

    投稿日:2017/03/14

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  •  人は大きな危機の時、或いは不意打ちの時に、その本当の姿が出てしまうものです。おそらく、ブタも。つまり、ジュールも。

     一緒にいる女の子が、今にもオオカミに食べられる!という時、進んで自分の方から食べられようとするジュール。そのオオカミから漂ってくる香水の香りの名前を当てようとするジュール。ジュールはすごいです。

     ギラギラ光る包丁を手にオオカミが近づいてきた時、何も持たない裸のブタにできることがあるでしょうか?普通はないと思うでしょう。それがあったのです!!前に立つオオカミを見据えながら、鼻に指を突っ込むジュールの表情には、ふてぶてしいような、全てをこれに賭けているような、そしてこの状況をどこか楽しんでいるような大物感が感じられます。そして、ハナクソをパクッ。ショックを受けたオオカミは包丁を落とします。しかし、また逆襲してきます。ジュールにできることは まだあるでしょうか?あったのです!!こんどは特大の臭いおなら。

     最初読んだ時、子ども受けはするだろうけれど、汚くてばかばかしい話だと思いました。でも、ゆっくり再読すると、ジュールが偉大に思えてきました。「どんなに追い詰められていても、まだ、なにかしら出来ることはあるのかもしれない」と、思わぬ勇気をもらいました。

     ジュールくん、これからはキレイに体を洗って、中身と同じようにいい男になってね。

    投稿日:2017/01/16

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  • びっくり

    レビューコンテストで初めて知りました。
    インパクトのあるタイトルと表紙に、すすんで手に取ることはない、と思ってしまいました(笑)
    が、読んでみれば、想像もしなかった展開にびっくり。おもしろいです。ただ、おおかみ同様、クライマックスの場面ではうっとなりましたが(笑)
    読み聞かせに人気があるのもわかるなあ、と思いました。

    投稿日:2017/01/07

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  • 綺麗好きのオオカミ(笑)

    この絵本は、読んだら大爆笑することまちがいなしです!
    ちょっと清潔感に欠けるジュールというこぶたがとなりのジュリーというかわいいこぶたちゃんに恋をしています。
    ところが、最近近所に出る怖いオオカミのせいで、引越ししてしまうというのです。

    ジュリーはいつも汚らしくて匂いもきついジュールから離れられると大喜びでしたが、それもつかの間、2匹はオオカミにつかまってしまいます。

    さぁ、どうする!どうなる!?ジュールは大好きなジュリーを助けることができるのでしょうか!

    本当に、おすすめ。子供も大好きだと思いますよ〜

    投稿日:2016/12/23

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  • おおかみに捕まった ジュリーとジュール 

    大好きな ジュリーと袋の中に閉じこめられて、うっとり ほほえんでいる 
    何とも言えない 顔が 浮かんできて 笑えてきます!
    だって 大好きな ジュリーと一緒なんですものね。

    おおかみもこんなに きれい好きな おおかみがいたんだ!

    はなくそを  食べる・・・・
    そう言えば 保育園でも そんな子がいたな〜 
    懐かしく 思い出して にんまりです。

    はなくそ きたない イメージで 嫌われているのに 
    こんな 威力があったんだ!

    身体を 張って おおかみと 立ち向かう ジュールの男らしさ 良いですね!

    おおかみは きれいずきで はなくそを 食べるのみて
    顔が青くなるの・・・
    こんなおおかみの顔を見ていると 本当に笑える!
    それに ダブルパンチの くさいおなら。

    おおかみも これには お手上げ

    最後が良いね おおかみの お風呂に入って いいにおい 大好きな ジュリーにチューされてね。

    はなくそには
    こんな ひみつが あったんだね!


    とにかく おもしろい絵本でした!

    投稿日:2008/04/03

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  • 子どもって『はなくそ』とか好きですよね。
    幼稚園の子がある日「いいものあげる」って、人差し指に付いたでっかいはなくそを差し出してくれました!チョット固まってしまい「えっ、マジ?それともふざけてるのかなぁ?」って戸惑ってると、担任の先生が「こらこら」と軽くお説教。その子の様子を見ていたら「なんでだよ〜」って不貞腐れてました。
    きっと彼にとってはマジで『いいもの』だったんですね。だからってさすがに「ありがとう」って受け取る訳にも…。でももう少し彼の「いいものあげる」って気持ちを解ってあげてれば、先生に怒られずに済んだのに・・・。 そんな想いからこの絵本を読みました。
    鼻をほじる事を子どもに勧めるつもりは全く無いです。 でも、誰でもやりますよね?聞いてみたら、食べてる子も結構いました(笑)。しょっぱくて美味しいらしいです。
    お話も、不潔だった主人公のこぶたクンが、最後は清潔になって彼女をゲットするし。あれこれ考えずに子どもと一緒に楽しんじゃっていいんじゃないかなって!
    でも、清潔・キレイ好きな子だと喜んでくれないかなぁ?!?

    投稿日:2004/08/29

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  • においのするお話

    音を感じる絵本、風を感じる絵本・・・たくさんあるけれど

    ” う〜っ! 気持ち悪い〜 ” って思ったのは あまりありませんでした。

    読後しばらくは ” 気持ち悪い〜” です。

    何が身を助けるものになるのか 分からないものですね。

    さて、誰と、どんな時に、どんな本と組み合わせて、読もうかなぁ〜。

    投稿日:2016/12/26

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  • 二人以上で読むとおかしさ倍増

    社会人一年目です。大学生の後輩の女の子と、立ち読みしながら大笑いしました。私たちのレベルは5歳児並み?でも本当に面白くて…日本語の訳文が状況を的確に表現しているんだけど、そのまじめさがお間抜けなシーンとの対比をより鮮やかにしていて笑えます。結局、女の子は彼の中身と外見どっちを肯定しているんだろう、って突っ込みたくなります。彼の外見を罵る姿も、気持ちいいほどの罵りぶりであっぱれです。

    投稿日:2006/05/21

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  • 嫌な気分が…

    全ページためしよみで読ませていただきました。

    差別とか、友情とか…
    何かを伝えようとしているのでしょうか…

    それにしては、設定が浅くて、あいまいで、矛盾もあって、よくわからなかったです。
    そのうえ、嫌な気分が残りました。

    辛口ですが正直な感想です。

    投稿日:2017/11/13

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  • 好みがわかれそうです

    うーん…
    物語の内容は、分かりやすくて良いのですが
    私にはどうも合いませんでした。
    好きな子を守るあたりは良かったのですが、
    守る方法が…。
    文章がリアルで、どうしても下品に感じてしまいました。
    男の子に対してずっと辛辣だった女の子が、
    助けてもらった後は、手のひらを返したように ちやほやしているのも、なんだかちょっと嫌だなあと思いました。

    投稿日:2015/12/24

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