「かえるくんはかえるくん 改訂版」 その他の方の声

この本を読んで、とても感動しました。これはかえるが出てきますが、かえるくんはかえるくんという言葉は実に奥が深いということです。これはひじょうに楽しくて、心地よいお話です。オランダの作家であるマックス・ベルジュイスさんの作品ですが、このお話を読むと、私はオランダ在住の女性のことを思い出さずにはいられません。私は40代の頃、マッキーと呼んで仲良くしていたのです。これは大人でも十分楽しめる本だと思います。

かえるくんは　「しあわせだ」　　自分のことが好きだった

でも・・・あひるさんに言われて　空を飛べないと分かるのです
自分も空を飛びたいと　工夫するところまでは　良いのですが・・・・・
できません
そして　自分と　人を比較して　自信をなくすのです

でも・・・・　ちゃんと　のうさぎくんが　「きみは　かえる　みんな　そんままの　　きみが　だいすきだよ」
こんな　良いこと言ってくれる　のうさぎくんは　大人ですね〜

かえるくんのように　自分に自信がもてない人は　たくさんいます

でも・・・・　のうさぎくんのように、考えることができたら　心は　軽く　幸せになれますね

なかなか　　良い絵本ですよ　　お奨めします！

自分のことが大好きなかえるくんですが、ひょんなきっかけから仲間たちの特技を目の当たりにして
「自分は何もできないんだ」と落ち込んでしまいます。

たしかに、仲間が当たり前のように出来ることを自分が出来なかったら
（まして、「自分に出来ないはずがない」と自信を持っていたのに失敗してしまったら）
誰だってきっと悲しい気持ちになってしまいますよね。

でも、かえるくんはかえるくん。
そのままのかえるくんが、みんな大好きなのです。

のうさぎくんがそのことをかえるくんに伝えてくれたので、
私も「そうだよ、そのままのかえるくんがいいんだよ」と思いました。

みんなそれぞれに出来ることと出来ないことがあって、でもそんなことは関係なく、仲間が自分を好いてくれる。
他の誰でもない「かえるくんだから」愛されている彼は、世界一幸せだと思います。

最後のかえるくんの晴れ晴れとした表情に、私も嬉しくなりました。