「はんしろうがないた」 みんなの声

はんしろうが、ねずみの子から「おにいちゃん・・・・」って言われて頑張れた気持ちがわかるだけに、「にゃ〜」となった私でした。シャンプーではないのですが、歯磨きの仕上げの時に、「おにいちゃんの番だよ・・・・」って２歳２ヶ月のえぶちゃんに使うと効き目があるので、「にゃ〜」となって納得した私でした。はんしろうが可愛かったです！

「はんしろうがわらった」を以前読んで好評だったのでこちらも読んでみました。
シャンプー嫌いなはんしろうがシャンプーができるようになるまでのお話。
シャンプーができるようになった理由は実に子供らしいなーと思えるものでした。
うちのこどもたちはシャンプーが今は大丈夫なようですが、一時期嫌がることがあったなーと思いだしました。特に何もしなかったのですが。嫌がられると親は困ってしまいますよね。かむのはやめてください。

ウチの子は顔に水がかかるのが怖いのです。
だからはんしろうと同じ、頭を洗うのが嫌いです。
幼稚園でプールが始まって、そろそろ下を向いて頭を洗わないと、と思っていたのです。
ちょうどその時にこの絵本を見つけ、はんしろうも頑張ったんだから！と励ましました。
まだまだ喜んで頭を洗うことはないですが、頑張れるようになったのはこの絵本をおかげだと思います。

うさぎのはんしろうは、頭を洗うのが大嫌い。
でも小さなネズミの子に「おにいちゃん」と言ってもらったら、「僕がお兄ちゃん？」と言って、はんしろうは急にいい子になって頭も洗います。

この本は、普段「おにいちゃん」または「おねえちゃん」と呼んでもらう機会の少ない、末っ子か一人っ子にぜひ読んで欲しいです。
「おにいちゃん」と呼んでもらうことは、子供にとって予想以上に嬉しくもあり、自慢にもなることなのだと改めて感じました。

小さいねずみの子から「おにいちゃん」って呼ばれた、はんしろう。嬉しくなっちゃって、頭が洗えるようになりました。
なんて、単純なお話！でも、この分かりやすさが子供受けするんだろうなぁ・・と思います。おねえちゃんになったばかりの２歳の娘も、「私、おねえちゃんだから！」と何かと頑張ります。
「おにいちゃん、おねえちゃん」って、時と場合にもよりますが、魔法の言葉ですね。

シャンプーが嫌いだけど、小さいねずみさんに
”おにいちゃん”と呼ばれただけでシャンプーする気になっちゃうはんしろう。
あまりにも単純で、奥がないというか・・・。
子どもってそんなものなんでしょうか。
効き目がある子と、ない子がいるでしょうね。

どうせ読むなら、心が温かくなるような生活習慣の本がいいなぁと思います。

教育方針にもよるのでしょうが、
”おにいちゃん・おねえちゃんだから・・・”と言って育てるのか育てないのかで評価も変わってきそうです。

最初のはんしろうの名前紹介からおもしろい。半分白いからはんしろ、うはおまけだよ・・・名前におまけって！
せなけいこさんの絵本に出てくるうさぎさんの中ではいちばんやんちゃなはんしろう。お母さんから逃げ出すときも前歯でがぶり！！でもおにいちゃんって呼ばれてすっかりその気になるなんて単純でかわいい。
せなけいこさんのうさぎさんにすっかり夢中の娘。まだ読んでない「はんしろうがわらった」もどこかで探さなくちゃ・・・。

はんしろうは等身大の子どもの様子を描いていて、おもしろいです。
シャンプーが嫌で泣きわめくはんしろう。
おかあさんの腕をかんででも、逃げ出したい！！
逃げて逃げて逃げ回って・・・絶対にシャンプーなんてさせないぞ！！と頑張るのですが、小さなネズミ君の一言がコロッとはんしろうを変えちゃうんですねぇ。

この言葉、どの子どもにもきく魔法の言葉だと思ってます！！嫌なことも出来ちゃうんだもんね！！

１歳６ヶ月の息子に読み聞かせました。ちょうどお風呂嫌いになったところで、おふろがいやで泣いて逃げ回るはんしろうが自分のことのように感じられるようです。読んでいる横でにやにやして聞いています。ねずみにおにいちゃんといわれて、はんしろうは頭が洗えるようになりますが、我が家の息子はまだ一人っこなのでそこの部分はなかなか共感しにくいようです。

はんしろうは頭を洗うのがイヤで泣いていますが、ねずみに「おにいちゃんどうしたの？」と言われて、自分はおにいちゃん・・・？と感じます。おにいちゃんのはんしろうは頑張って頭を洗えるようになりました。

おにいちゃん、おねえちゃんって言葉はすごく刺激になるって、我が家でも常々感じてます。そんな子供心をくすぐる一冊です。我が子達は頭を洗うのは平気なので、自分たちはおねえちゃんだ、おにいちゃんだと、得意気でした。