第1巻の『風来坊』が我が家の子供たちに受けたので、第2巻も借りてきました。第1巻は、盗賊撃退という単純明快な物語だったのですが、今回はちょっと複雑です。侍、お姫様、忍者まで出てきます。忍者好きの長男は大喜び。ですが、風来坊がどうやってお姫様を逃がしたかは、説明してやっても十分に理解できていないようでした。ちょっと無理かな。もったいない。小学生ならわかるだろうに。まあ、大人の私でも最後まで読んでから、途中に戻って「ああ、そうだったのか」と納得するぐらいだから仕方ないかもしれません。なたでばんばん木を倒したり、いかだで逃げたり、アクションヒーローのようで、実は繊細な(でもないか)木彫りの達人、つまり芸術家という二面性がいいですね。