「この本、教室にあったあ!」と娘が興奮し、「ぼくも知ってるよ」と息子が言ったので、さっそく読みました。英語ではおなじみですが、日本語では初めてです。
うんうん、いいなあ……。そうなんだよね、ともだちって。元気が弾けているアフリカ系の男の子と、ちょっぴり引っ込み思案のヨーロッパ系の男の子の出会いは、このあたりではよくありそうな光景で心がじんわり温かくなってきます。娘、息子のクラスには、いろいろな文化背景を持つ子どもたちが在籍しているわけですが、子どもにとって異なることはお互いの興味となり、みなすぐ「友だち」になっています。これは子ども時代の特権?でしょうか。大人には無理なことなのかな?
2人の男の子の表情を見ているだけでも、元気がもらえる絵本です。英語では、たった34語のドラマ。でも、熱い心が感じられる、何かこう「かわいいやつ」とでもいうのかな、抱きしめたくなるような親しみを放つ作品です。