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ビロードうさぎ自信を持っておすすめしたい みんなの声

ビロードうさぎ 作:マージェリィ・ウィリアムズ
絵:ウィリアム・ニコルソン
訳:石井 桃子
出版社:童話館出版
税込価格:\1,540
発行日:2002年03月
ISBN:9784887500365
評価スコア 4.56
評価ランキング 6,276
みんなの声 総数 15
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  • ほんとうのもの…

    • カナタさん
    • 30代
    • ママ
    • 広島県
    • 男の子9歳

    こどものクリスマスプレゼントに買ってから、自分ひとりで5〜6回読んで、やっと涙せずに読んでやれるようになりました。この絵本には、「ほんとうのうさぎ」という言葉が出てきます。それには、ふたつの意味があって、ひとつは「ぼうやにとってのほんとうの、自分だけの、今どきの言葉で言えばオンリーワンのうさぎ」、ぬいぐるみだけど話しかければ答えてくれるし、ちゃんと大切な時間を共有し合える、ぬいぐるみのおもちゃという枠をこえた、「ほんとうのもの」。そしてもうひとつは、ぬいぐるみではなく、身体をもつ生き物としての「本物のウサギ」。このぼうやの愛していたうさぎにとって、どちらが幸せだったかは読者の感性によって様々だと思います。そして、永遠のテーマでもあるかもしれません。また、物を大切にするという意味、「ほんとうのもの」になれたこども部屋の先輩の木馬の一言一言、こども部屋の妖精の素敵な魔法、原書からの「おもちゃの世界」へ引き込まれてしまいそうなウィリアム・ニコルソンの絵、深い深いそして大切に大切に読みたい…そんな一冊です。もちろん、息子の愛読書の一冊でもあります。

    投稿日:2003/12/23

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  • 石井桃子さん

    同じお話で、酒井駒子さんが絵を描いた作品もありますが、私が馴染みがあるのは、こちらの絵本です。
    こちらの方が文章がたくさんあるので、ゆっくり味わって読むことができます。
    石井桃子さんの文章は、とても読みやすいです。
    ビロードうさぎの思いが、切なくて、何度読んでもキュンとなります。

    投稿日:2020/12/18

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  • おすすめです

    • ひめママさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子10歳、女の子7歳

    子どもたちが、年長と小学3年生の頃に読みました。
    最近は、酒井駒子さんの絵本のほうが人気のようですが、
    個人的には、石井桃子さんが訳された、こちらの絵本を
    ぜひおすすめします。
    酒井さんのは、やはり文章が短く内容もずいぶんと
    省略されています。
    石井さんのお話と読み比べていただきたいと思います。
    読めば、どちらが心にひびく内容となっているか、すぐに
    わかります。
    少し大きくなったお子さんと一緒に楽しむこともできる絵本だと
    思います。
    小さい頃とまた違って、大きい子なりの感じかたがあると
    思います。
    大きいお子さんと楽しむなら、なおさら石井さんの訳で
    楽しんでほしいと思います。
    ちなみに、この絵本は大人の私が自分のために購入しました。

    投稿日:2012/02/17

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  • 文字が主流でも

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    酒井駒子さんのイラストの絵本で先にこのお話は知っていましたが、石井桃子さんの訳とも会って、図書館で借りてきました
    圧倒的に文章が主流の物語絵本ではありますが、読み進めていくにつれ、その情景が目に浮かんでくるような心地よさを感じることができました
    うさぎの気もちが伝わってくるというのかな・・・・
    切なさとか、嬉しさが手にとるようにわかるのは、文章の流れもあるんでしょうね
    大人にとっても読み応えのある絵本でした

    投稿日:2011/02/01

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  • どこか自分に重ねられる

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    石井桃子さんの訳はどうしてこんなに心にしみるのでしょうか。
    外国の年代も違うおはなしなのに、自分の経験に重ねられるところがたくさんあります。

    子どもの目線で訳されているからでしょうか。
    うさぎが実在するのではと錯覚してしまいそうです。
    今の子どもたちにすぐに受け入れられないかもしれませんが、これからもこのようなおはなしを楽しめる子どもたちでいてもらいたいです。

    思春期に引っ張り出して読み返したくなる本だと思います。
    ずっとそばに置いてあげたいです。

    投稿日:2010/01/20

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  • いしいももこさんのこだわり

    感動した酒井駒子さんの「ビロードのうさぎ」が抄訳であることが気になり、探した原作といしいももこさんの絵本です。
    酒井駒子さんの絵本から入った私には少し違和感がありました。それは文章の長さ。読み聞かせには少し向かないようです。
    しかし、これが原作の物語。これはこれできめの細かさがあってとても素晴らしい。
    多くの人に愛され、多くの国で訳され、翻案本も出ているのですから、原点としての偉大さを感じます。男の子が女の子を置き換えたメルヘンバージョンも目にしました。

    この本の素晴らしさは、石井桃子さんのこだわりです。
    いしいさんの訳としては以前に「スザンナのお人形」と合冊で「ビロードうさぎ」の旧バージョンが出版されています。
    訳としての古さを感じたいしいさんが翻訳をし直しました。子供に伝えるためには今の子供に伝える言葉でとの思い。
    それだけ思い入れがあったのです。
    原作のFairyが前作では仙女だったのですが妖精になりました。

    できれば、これを読んでから酒井バージョンを読んだら良かったと思います。

    ついでながらウィリアム・ニコルソンの絵、原作ではそれぞれに題が付いていました。

    投稿日:2009/12/05

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  • 大人の方が感じるものが多い作品かも

    クリスマスの絵本ということで、興味を持ちました。酒井駒子の絵本もあるようですが、こちらの絵の方は古典といえるのでしょうか。

    お話を読んで、作家の絵心をくすぐる作品かもしれないと思いました。

    特に妖精が出てくる場面などは、私に絵心があれば想像して描いてみたくなります。おもちゃと人間との関係ということで、思い出したのは「りかさん」でした。

    「ほんとうのうさぎ」という言葉が何度か出てきて「ほんとうの」とは何か?を考えました。子ども向きというよりは、大人の方が感じるものが多い作品かもしれません。

    投稿日:2008/12/04

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  • 絵本というより文学

    主人公のウサギのぬいぐるみの心理描写がまるで、
    恵まれない運命の元に生まれた無垢な少年といった感じで
    なんとも哀れなんです。

    ご主人に嫌われてしまえば捨てられるだけ。
    他の世界は何も知らずに、少年のプレゼントとしてこの家に貰われてきたビロードのうさぎは、ただこの現実に必死になり、ご主人の少年に愛されようと願う。しかしぬいぐるみという存在は自力で運命は変えられない。だんだんと古びておもちゃとしての寿命が近づくうさぎ。古参の木馬に教えてもらった伝説、愛されたおもちゃだけが本物になれるという淡い希望を抱きながら…。

    絵本にしては明るさがなく、子供にこびてませんね。
    ここまで泣かせる?ってぐらい、フランダースの犬並みに
    泣けました。

    でも、最後はそこそこハッピーエンドですよ。

    投稿日:2007/07/25

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  • ほんとうのもの

    最近、出版された酒井駒子さんの絵本を読んだあとに、石井桃子さんの訳もでていると知り、読んでみました。

    どちらも大好きです。

    酒井さんバージョンとはまたひと味違う、優しい世界がやはり広がっていました。
    同じお話なのだけれど、子どもの頃から読んでいた、懐かしい石井桃子さんの世界が広がっています。
    両方読んでみるのも良いと思います。

    うさぎの一途な様は何度読んでも泣いてしまいます。
    最後の坊やのせりふで大泣きです。

    投稿日:2007/05/14

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  • 本物になるお手伝い

    酒井駒子さん、絵・抄訳の「ビロードのうさぎ」を購入してまもなく、原本とも言えるこの本を入手しました。今年100歳になられた石井桃子さんの訳で、感動的な美しいお話しだと感じました。
    「ビロードのうさぎ」に書きましたが、私自身はぬいぐるみの気持ちになったことはなく、子どもの心に添った絵とお話しです。初版は1922年だそうですが、今までなぜ出会えなかったのかが悔やまれます。こちらは童話として扱った方がいいのかもしれませんが、『かしこいビル』でお馴染みのウィリアム・ニコルソンによる挿絵が美しく、丁寧に読みたいと思います。

    ぼうやはうさぎが本物のうさぎになるお手伝いをしました。ファンタジーの世界のことかもしれませんが、こういうお手伝いをしている子どもは世界中に大勢いるのだろうなぁ、と思いました。

    投稿日:2007/05/03

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