「タンタンのずぼん」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

「じゃあじゃあびりびり」にながらくこっていた次女が次にはまった本。
おばあちゃんが作ってくれたズボン、大きくなってもはけるようにと今はかなりダブダブ。そのかわりいろんなことができる。
ブランコだって、電車ごっこだって、飛行機にだってなちゃうんだもん。
文字は少なめですが、聞いて心地の良いリズムのある文。登場するタンタンのかわいらしさに惹かれるようです。
１つのものをこんな風に工夫することって、だいじなことなんだよねぇと思いました。次から次へと新しいものが手に入ってしまう今だからこそ、タンタンて貴重な存在！と思います。
毎日のようにこの本を借りるので、我が家でも入手して長いことになりますが（さすがに今は毎日読まなくなりましたが）、今でも次女の枕もとに置いてあり、ことあるごとに読む本です。

おばあさんがつくってくれたタンタンのずぼんはだぶだぶですが、ぶらんこをしたり、電車ごっこをしたり、はんもっくになったり･･･と多機能（！）で、タンタンのお気に入りのずぼんということがよく伝わってきます。次々とユニークな場面が出てきて、笑える展開となっていますので、楽しく読めます。
タンタンのとりことなった方は「タンタンのぼうし」「タンタンのハンカチ」「タンタンのしろくまくん」など数冊シリーズ化されていますので、そちらもご覧になってみてはいかがでしょうか？

　おばあさんが、大きくなってもはける大きなずぼんを作ってくれました。サスペンダーでつって、ゴムで遊ぶんだけれどブランコになったり、ハンモックになったり、空まで飛べたり。
　タンタンの可愛らしい、表情も愛らしく、お気に入りの一冊になりました。

ナチュラルに面白かったです。
正直、いわむらさんの初期の作品っぽいしって、ちょっと敬遠していたんですが、児童館で「タンタンのスカーフ」を読んでもらって以来、下の子がすっかりタンタンのファンになってしまって、図書館で借りて来ました。
タンタンはおばあちゃんに、少し大きいダブダブのズボンを作ってもらいます。で、落っこちないようにズボン吊りをしている。これがミソ。
題名では「タンタンのずぼん」だけど、この絵本で活躍しているのはどう見ても「ズボン吊り」のほう。
ブランコになったり、電車ごっこしたり、だっこヒモとしても大活躍。ハンモックや荷物持ちのバンドにもなる。
実際には無理かもしれないけど、なんとなく出来そうなところが魅力的なんだな。

この本に会うまではうちの子供はまったくといっていいくらい絵本に興味がありませんでした。
本自体は大好きなのですが、見るものは車の本（図鑑のようにいろいろな車が載っているもの）ばかりで、こちらが読み聞かせをしようものなら、私から奪い取ってしまっていたりしました。
ある日この本を図書館から借りてきて、読んでみたら大喜び。
それから毎日寝る前に読んでと持ってくるようになり、ほとんど覚えてしまいました。

ひとつのものでも工夫次第でいろいろ楽しめると言うことを教えてくれる絵本です。