とても有名な絵本で、映画化もされたようですね。
知人にすすめられ、夫も子供の頃お気に入りだったとのことで、手に取ってみました。
マックスはおおかみのぬいぐるみを着てイタズラ放題。怒ったお母さんに夕飯抜きで寝室に放り込まれます。そこからマックスの想像の世界(?)に突入。船で長旅にでかけ、かいじゅうたちのいるところで王様になります。かいじゅうたちと歌い踊り、得意になってひとしきり楽しんだら寂しくなって、船で長旅をして帰り着いたところは、いつもの寝室。まだあたたかい夕飯が置いてあった…というストーリーです。
文章は短く簡潔。でもその裏に多くが語られている気がします。
子供の有り余るエネルギー、好奇心、冒険心、心に溜まっているものを思う存分発散して、やっぱり最後に戻ってくるのはいつもの場所。安心感、お母さんのぬくもり。読後感がとてもいいです。挿絵もトーンが暗めですが、不思議な魅力を持っています。
娘には、まだ早くてわからなかったかな…。
反応は薄くて、お気に入りの本とまではならなかったようです。
またしばらくしてからぜひ読み聞かせたいです。