「だいじょうぶロビン」 ママの声

北風が吹く日からお話が始まるので、読み聞かせに使うのなら、時期は秋から冬がおススメです。
おぼさんの作品なので、本のサイズそのものはそれほど大きくありませんが、はっきりしていて遠目が利きます。

最後にロビン（犬）は赤ちゃんを産みますが、そのシーンを読むまで、オス犬だと思い込んでみていたので、ちょっとびっくりしました。
このおはなしは『がんばれ、プーチン』の続編です。

おぼまことさんの作品だったのでこの絵本を選びました。主人公が心から大好きに思えるロビンと出合えてよかったと思いました。ロビンとの出会いで主人公の人生が輝いていく様子に感動しました。自分の寒さよりも利びんの事を心配する主人公はとても優しいと思いました。生まれていた赤ちゃんがとても小さくて愛らしいのでうっとりしました。

飼い主の都合で捨てられた犬と少年のお話です。この少年はえさをあげるだけではなくてちゃんとおうちで飼ってあげるのがえらいと思います。えさだけあげて放置するのは犬にはいいことかもしれないけど周りの人に迷惑がかかるし。こういう本を読んで犬を飼ったら責任を持って育てるというのを学んで欲しいです。

　男の子が、児童公園にいる捨て犬にロビンと名付け、かわいがっていました。
　寒い冬の日、どう寒さをしのいでいるのかと毎日心配する男の子。
　やがて、お母さんから飼ってもいいよと言われ、家族になったロビン。そして、２週間後ポテトと言う赤ちゃんを産んだのです。さらに、家族が増えて嬉しい男の子の様子が伝わって来ます。
　作者は、人間の身勝手な行動で動物達を悲しませてはいけないと伝えています。
　子供の頃から、こういう本を通して、ペットを飼う大切さ、心構えも学んで欲しいですね。