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はっけんずかんプラス 妖怪

はっけんずかんプラス 妖怪(Gakken)

しかけをめくると妖怪が登場!今大人気の本格子ども向け図鑑

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てん」 みんなの声

てん 作・絵:ピーター・レイノルズ
訳:谷川 俊太郎
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2004年01月
ISBN:9784751522639
評価スコア 4.8
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みんなの声 総数 95
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95件見つかりました

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  • 僕は絵がへただから描きたくない。 といつも言っていた息子。絵をどうしても描かなければいけないとき、いつもつらそうでした。私は「あいらしい絵で大好きだけどなあ}ていつも言って部屋に飾っていましたが・・・「ぜったいへたやもん。」という息子
    そんな時書店で見つけた絵本。買い求め、絵をいつも見えるように絵本を置き、よる親子で何度もみました。この絵本を読んでからすこしづつ かわってきました。自分の好きな絵に対しては たくさん描くようになりました。私は描いたそれをつづり貼り絵本にしていきました。最近 顔はこう 目はこうと 子どもが自由に書ける環境がなくなってきたようにおもいます。こどもらしい絵がなくなってきたのでは?とおもいます。私にとって育児に対する心を教えてもらった絵本。親子で読んでみてほしいです。絵は人目を気にせず自分の思うままに描くものよと子どもに教えてくれた絵本です。

    投稿日:2006/07/06

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    5
  • 子どもを伸ばす親の言葉かけ

    夫は子どもの頃、絵を描くのが大好きで、暇さえあれば絵を描いていたそうです。
    その絵を見た親が何気なく「おまえ、絵がヘタだな」と言い放って行ったのをキッカケに、自ら進んで絵を描くことは二度としなくなったそうです。
    今でも、「オレは絵がヘタだから描けない」と描こうとしません。
    この絵本に出てくるワシテも絵が描けません。
    でも、先生は真っ白な画用紙を見て「早く何かを描くように」とは言いません。「何かしるしをつけてみて」と言われたワシテが「これでどうだ!」と描いたたった一つの“点”を“絵と認めて”額に入れて飾ってくれます。
    ワシテはびっくりすると同時に、もっと良い“点”がかける!!と、開けたこともない水彩絵の具を出してきていろいろな“点”を描き始めます。そして学校の展覧会でワシテの“点”は大評判!!
    夫にこの絵本を見せたら、「こうして認めてくれていたら、自分も絵に自信をもって今も描き続けていたと思う」と言っていました。
    親の何気ない一言が、子どもの心に大きな傷をつくってしまうことっていくらでもあると思います。
    その言い方ひとつで、好きな事を苦手にさせてしまうか、逆に苦手だった事を好きにさせてしまうか・・・親の言葉はいくらでも魔法の言葉になるのだと思います。
    その事を常に心に留めて、子どもに接していきたいと強く思いました。

    投稿日:2010/08/26

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    4
  • 子どもと関わる全ての人に

    自信のもてない子どもに、見方次第で世界は180度変わるんだってことを伝える絵本。
    また、何かを突き詰めることの素晴らしさを語っています。
    自分を、自分の絵を好きになった主人公の最後の言葉には、希望がふくらみます。


    短いセンテンスで、心に残る言葉がたくさんあります。
    読み聞かせるのではなく、家の目立つスペースに常に置いて、子どもが偶然に手にとって読むのを辛抱強く待って欲しいです。

    投稿日:2008/02/29

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    4
  • サインして

    「サインして」とひとこと、ちょっぴりワシテの自尊心をくすぐりながら、なんでもない「てん」が自分の「作品」なんだということをきちんと認識させたところが、先生の素敵なところですね。
    そして、先生が認めてくれたということがワシテを大きくジャンプアップさせて…

    きっかけって
    実はそこかしこにあふれていて ひたすら出番を待っています。
    空気と同量にあるに違いありません。
    そしてトンと背中を押されて ことわりなく誰かの前に現れます。

    人とより関わりあいを持つということが、多くのきっかけを産み出す。
    周囲からの思いもかけない投げかけが、時々、人を変える。
    そんなことを、たった1つの始まりの「てん」に込めているのかな

    投稿日:2008/06/16

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    3
  • ワシテの気持ち、分かります。

    • シーアさん
    • 20代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子2歳

    同じ作者の「ちいさなあなたへ」が、とても好きだったので、本屋さんで手に取りました。
    私は、小さいときから絵を描くことが好きだったし、絵本を読むことも好きでした。
    でも。
    大きくなると、自分がいちばんうまいんじゃないことに気づきました。
    もっとうまい子なんてたくさんいるのです。
    それを知ったとき、絶対にかなわないって思ったとき・・・描けなくなりました。
    だから、ワシテの気持ち、よく分かります。
    上手に描けるかどうか、誉められるかどうか・・・いろいろ考えすぎて、手が動かないのです。
    周りの大人の評価や対応で、子どものやる気って簡単にしぼんでしまうのですね。
    ワシテの先生は、真っ白なままの画用紙を見て「ふぶきのなかの ほっきょくぐまね」なんて、とてもユニークです。
    ワシテは反発して「やめてよ!」なんて言っていますが、
    ワシテの描いた「てん」に、先生はサインを求めます。
    その「てん」が、額に入れて飾られ、展覧会まで開かれて・・・
    ワシテはどんどんやる気になっていきます。
    そして、かつてのワシテのような男の子にも、「サインして」と励まします。
    先生がしてくれたように。
    こうやって、いい連鎖がつながっていくなんて、とてもステキです。
    みんながみんな、展覧会を開けるほど評価されるなんてことはないのだろうけど、大事なのはそこじゃないですよね。
    自分に自信を持つということ、ありのままの自分を出せばいいのだということ、自分にできる精一杯を出し切ればいいのだということ。
    それを教えてくれる絵本だと思います。

    私も、子どもができた今は、絵を描くこともなくなり、もっぱら絵を見る側です。
    まだ2歳の息子なので、ぐちゃぐちゃと線を引いて「ちょうちょ!」って言っていても、
    「上手だね。天才!」なんて言ってあげれていますが、
    ワシテくらい大きくなっても、この先生のように言ってあげられてるだろうか・・・って考えてしまいました。
    「大きくなったんだから、このくらい上手に描けるはずだ」なんて期待しすぎてしまわないように、
    時折この絵本を読み返して自分を戒めたい、と思いました。

    投稿日:2008/05/01

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    3
  • だれもが認めてもらいたい

    • うららさん
    • 30代
    • ママ
    • 栃木県
    • 女の子4歳、女の子2歳

    絵を描く時間が終わっても画用紙が真っ白な女の子。
    「どうしてかかないの?」「みんなかいてるでしょ」「何でもいいから描きなさい」
    といったツマラナイコトを言わない先生がすごく魅力的。

    実は私の弟はその口で、毎日の絵日記の絵が苦手で・・・
    真っ白な絵日記に向かって何時間も机で固まったままだたのでした。
    (日記は何文字以上で書きなさい、夏休みでもないのに、毎日つけること、などなど、子供がつまらなくなる束縛がいっぱい)

    こういった体験があるので、この絵本は、本当にわかるわぁ〜という気持ち。

    だれだって、自己表現できるならしたいのです。
    でも思っているようにかけない、もっと上手く描きたいのに、
    そういう気持ちがあるから・・・苦手って思ってしまったりするのでしょうね。
    それはすなわち、現状に満足していない限りない思いがあるからこそ、かも知れません。

    ワシテも、もっと上手くてんを描こうと色々試しているうちに・・・
    素晴らしい個展(?)を開けるようになるまでに。

    幸い絵を描くことが好きな娘は、すごいいっぱいのてんだねぇ。
    と目を輝かせていました。
    最近絵の具遊びしてないね、またしよう!

    大人の(私の)どんな一言で描いてみようと思えるか、描くのがいやになってしまうか、
    責任重大だなぁと重い知らされた絵本です。

    投稿日:2006/10/05

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    3
  • 我が子のよさを誰よりもわかってあげたい

    先生(または親、大人)の一言が、どれだけ子どもの心(可能性、将来)に大きな影響を与えうるかを再認識させられた一冊でした。
     子どもの短所やできないことを指摘するよりも、よいところを1つでも多く見つけて、ほめてあげること・・・その大切さは、重々心得ているつもりではいましたが、娘が学校に入学した途端に、その1番大事なことを忘れかけていました。それは、これまでの親と子の1対1の関係から、先生という第3者が間に入ることによって、他人の目による娘への評価に、自分自身の心が右往左往してしまうことになったからです。
     
    最初の子どもで、しかも自分が小学校時代を過ごしたことのない国での入学・・・本当に戸惑いと驚きの連続でした。初めての宿題は、アルファベットの書き方も、色塗りも、ほとんど“Messy”(ぐちゃぐちゃ)と書かれて返されてました。自分自身、親に宿題を手伝ってもらった記憶もありませんし、子どもに対しても、本人のやる気に任せ、その子の興味やペースに合わせて学んでいけばいいと思っていたので、こちらの学校の「親の手助けがすべて」というようなやり方には、ついていけない感がありました。それでも、「ぐちゃぐちゃ」と書かれれば、娘もがっかりして、傷つきますし、私も親の意地で、評価を上げたいという気持ちがわいてきます。

    そして、気がつくと、娘の心を無視して、「そんなふうにかいたら、また“Messy”って書かれちゃうよ。そうしたら、悲しいでしょ。」なんて言って、型どおりの書き方(描き方、塗り方)を求めるようになっていきました。心の中では、「はみ出しちゃったけど、元気いっぱいでいいよね。」とか、「とってもきれいな色使いだね。ママ、こんな明るい色、大好きだな。」って、ほめてあげればいいのに・・・、と思っていてもです。子どもがもって生まれた良いところを伸ばしてあげるどころか、良い芽をどんどん摘んでしまう言葉ばかり口にしている自分が情けなくなりました。
    それから数ヶ月。評価は“Messy”から”Excellent”に変わりました。でも、それがどれだけの意味があるのだろう?と、今でも考える毎日です。

    この絵本を読んで、「こんな素晴らしい先生に出会えたらいいなあ」と思ったのはもちろんですが、現実には、担任の先生は選べません。学校で、先生が子どもに投げかける一言一言に聞き耳を立てているわけにもいきません。だからこそ、先生にどんな評価を受けようと、いつでもあるがままの我が子のよさを信じ、それを子どもにも伝えられる親になりたいな、と思いました。
    娘は、絵を描くことも、文章を書くことも大好き・・・上手い下手でなく、「大好き」という気持ちを何よりも大切にしてあげたいと願っています。

    投稿日:2009/04/22

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    2
  • むすこにそっくり

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子13歳、男の子11歳

    好きな事には、とことんのめりこみますが、興味のないものは、見向きもしない息子は、
    宿題をさせるのも一苦労でした。

    でも、5年生の時の担任の先生は、まるで魔法使いのように、
    そんなあまのじゃくの息子に、やる気を出させてくださり、
    苦手な事も、なんとかできる子になりました。

    どんな魔法を使っていらっしゃるのか、この絵本を読んで少し分かった気がします。

    こんな先生との出会いは、息子にとってもわたしにとっても、
    宝物にして忘れずにいたいことです。

    認めてもらえる嬉しさが、認めることの出来ることに繋がると思います。

    投稿日:2006/08/03

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    2
  • すばらしい絵本

    読んでびっくりしました。目からうろこがぼろっと落ちました。
    この絵本にでてくる先生の導きのすばらしいこと。
    これは、絵だけにかかわらず、他のことにも応用できます。そして、子どもだけでなく、もちろん大人にも。
    芸術の秋にふさわしく、読み終わったとたん、なにか創作したくなるような絵本でした。

    投稿日:2015/09/30

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    1
  • 苦手な事も最初は少しだけしてみよう。

    お絵かきが大嫌いな子どもが先生に催促されて、
    しぶしぶ描いたのが小さなひとつの点。
    先生がきれいな額縁に入れて飾ってくれたのをみて、
    もっといい点が描ける!と色とりどりの点を描いていくお話。

    3歳の娘は、自分の方が絵を描くのは上手だよ〜。と言っていました。
    白い紙にいろんな色の点がついていくところも楽しそうでした。
    点を描いただけで、絵を飾ってくれた先生がやさしいと思ったようです。

    小さい点しか描けない子どもに対して、大きな存在感を出して
    見守ってくれた先生がとても素晴らしいと思いました。

    子どもの作ったものや気持ちや気に入って持ってるもの、いろいろなものを、大切にしてあげようと思いました。

    苦手なことも少しだけやってみると案外苦手じゃなかったりするかもしれないと思いました。

    3歳の子どもにはちょうどいい長さの絵本でした。
    子どもと一緒に読んだ大人の私にも心に残る絵本でした。

    投稿日:2009/05/02

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