ありとすいか ありとすいか
作・絵: たむら しげる  出版社: ポプラ社 ポプラ社の特集ページがあります!
ある夏の午後、すいかを見つけたありたちは、巣に運ぼうとしてみんなで力を合わせて押しますが、びくともしません。そこで − − − 。

花さき山」 ママの声

花さき山 作:斎藤 隆介
絵:滝平 二郎
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
本体価格:\1,300+税
発行日:1969年
ISBN:9784265908202
評価スコア 4.63
評価ランキング 2,809
みんなの声 総数 98
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  • 絵は美しくて好きなんだけど…

    • ほしのさん
    • 30代
    • ママ
    • 広島県
    • 女の子3歳、男の子1歳

    「この花は ふもとの 村の にんげんが、やさしいことを ひとつすると ひとつ さく」
    でも、
    あやの妹への優しさ
    双子の兄の弟への優しさ
    これは、優しさというより、辛抱です。文中でも、しんぼう、という言葉が使われています。
    二人とも、優しさから譲ったというより、誰かが辛抱しなくてはいけないから、仕方なく辛抱している、というかせざるを得なかった。確かに、強要されたわけではなく、優しい方が相手を思いやって折れたんだろうけど、気持ちよく相手に譲ったわけでなく、せつなく涙ながらにですね。

    あやは、ばばに会って花さき山の存在を知ったし、ある程度道理もわかる大きい子なのでまだ救われます。
    が、双子の兄。可哀想過ぎます。辛抱しているのにもかかわらず、母親と弟の、兄への思いやりのなさが、読んでいるこちらは痛々しく、嫌な気持ちになります。乳児でそんな優しさが持てるのかはともかく、ほとんど同じに生まれた兄は、兄ちゃんだからと弟を思いやれ、でも、弟は兄に対して思いやりのかけらもなく、もう片方のおっぱいも奪っちゃうの?また母親には、せめて、あとからあなたにもおっぱいあげるね、ごめんねといったまなざしが欲しかった。

    「八郎」や「三コ」のエピソード。こちらは命も落としています。
    誰かのために、辛抱したり、命を落としたり、自己犠牲を扱った本は、扱いが難しいと思います。子どもに与えるには注意がいると思います。
    辛抱にもいろいろあります。今の社会、弱い立場にいる人々が、しなくてもいい筈の辛抱をどんどんしょいこんではいないでしょうか。そんな辛抱から優しい人ほど抜け出せず、強い立場の人が、その辛さの上に、ぬくぬくと生活してはいないでしょうか。

    絵は美しくて好きなんだけど…
    どうしても後味の悪さを感じます。

    投稿日:2009/03/18

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    10
  • 優しい心が咲かせる花

    山菜を取りにいき山で道に迷ってしまった“あや”
    迷い込んだ山の奥には見事な花畑が。見とれるあやの前にやまんばが現われる。
    やまんばはこの世の何でも知っている。
    あやの足元に咲く赤い花はあや自身が咲かせた花だという。
    妹思いのあやは「祭の晴れ着は自分はいらないから妹のそよに作ってやってくれ」
    と貧しい家を気遣って親に申し出た。その優しい気持ちが赤い花となった。
    花畑の花一つ一つは自分のことよりも他人のことを考える思いやりの心から作られている。
    優しい心が咲かせた花が咲き誇る“花さき山”の感動のお話。

    これは先日子育てセミナーで講師の先生が紹介してくださりすごく印象に残った絵本です。
    有名な『モチモチの木』と同じ作家さんの絵本。
    講師の先生の保育士時代のエピソードを伺いました。
    すごく物静かで目立たないある園児・Kちゃん。
    でもKちゃんはお友達が脱ぎ散らかしたスリッパをさり気なくそろえてあげるような
    優しい子だということを先生はある日気付きます。
    そのまま褒めてあげてもいいけれどこの『花さき山』を読み聞かせした後に
    みんなの前でKちゃんの優しさをみんなの前で発表しました。
    それからはKちゃんはしきりに先生の元に読み聞かせとなれば
    『花さき山』を持ってきます。
    家でもボロボロになるほど読んでいるそうで
    卒園の日、Kちゃんのお母さんにお礼を言われたそうです。
    「ステキな絵本との出会いをさせていただいてありがとうございます。
    娘は自分の花が花さき山に咲いてるよという先生の言葉がとても嬉しかったと言っています」

    ステキなエピソード。
    私の娘にもそんな絵本との出会いがあるといいな・・・と思いました。

    投稿日:2006/02/25

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    7
  • 花さき山のような母になりたい

    • KURUMIさん
    • 40代
    • ママ
    • 山口県
    • 女の子16歳、男の子14歳、男の子11歳、女の子9歳

    読むたびに、胸にしみてくるような静かな感動を覚える絵本です。
    主人公「あや」は10歳。あやの優しい行いが、花を咲かせるという花さき山の存在は、どれほど「あや」を勇気づけたことでしょう。
    花さき山は自分を見ていてくれる・・と思うだけで、あやの「がまん」は自己犠牲でなく、無償の愛に変わることができたのではないでしょうか。幼い妹のために、祭りの着物を我慢したせつなさも、花さき山はわかってくれていた・・その場面は、読みながら思わずジーンとしてきます。
    子どもにとって、「愛されている、見守ってくれている」との揺るぎない自信を持つことは、とても大切なことなのですね。あわただしい日常の中で、私は母として、どれほど子どもを見ていたのでしょう。見える事だけでなく、見えないことにどれほど目を向けていたのでしょう。
    花さき山はたくさんのことを語りかけてくれます。

    投稿日:2004/02/19

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    7
  • 赤い花・・・

    むかし子供の頃、自分でも読んだような・・・あいまいな記憶で
    この本を手にしました。どんな話しだったかな?と思いつつ。
    読んで聞かせているうちに、幼い日の自分を思い出しました。
    私にも2歳下の弟がいます。泣いてせがむ弟を見ていて、
    いつも私はお姉ちゃんだからねと言われた日々。
    娘には、お姉ちゃんだからと言う理由では我慢させまいと思ったことを、鮮明に思い出しました。
    娘は、最後までじっと聞いていました。
    「きっと、サキは悲しくはないと思うんだ。ちょっと寂しいと思うけど、妹が可愛し、自分の心の中でもきれいな花を咲かせているんだよ、きっと。」と感想を話してくれました。
    娘は、弟とのやり取りの中できちんと思いやる心を身につけていてくれました。この本のおかげで娘の心の成長を感じることが出来ました。

    投稿日:2004/11/07

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    5
  • この優しさは?

    • AAさん
    • 30代
    • ママ
    • 山口県
    • 女の子8歳、女の子6歳

    この本は、とても有名ですね。
    でも今まで読む機会がなく読んでいませんでした。

    読んでみての私の感想としては、少々後味が悪い感じがしました。
    せつない思いや人を思いやす優しさが花さき山に花をさかせるという設定は素敵でいいなあと思いました。

    でも、その優しさやせつなさや思いやりの内容が私にはどうも納得いきませんでした。
    とくに双子の兄弟のところはあまりにもかわいそうだとおもわずにはいられなかったし、優しさというか我慢というか自己犠牲のような気がしました。
    我慢や自己犠牲が美徳とされきた古い時代には、この内容は非常に感動的かもしれませんが、なんとなく今風ではないなという印象をうけました。

    また、最後やまんばにあったことなどを大人に話した時、それを誰にも信じてもらえなかったという結末もなんとなくさびしく感じました。

    投稿日:2010/03/02

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    3
  • 見えない花さき山はきっと・・・

    読んだ後、数日この本について考えてしまいました。それくらいの衝撃を受けた本です。

    ひとのことを思って辛抱すると、そのやさしさが花をさかせるという、花さき山。

    めまぐるしい現代で、辛抱すること、耐えることが美徳であるということに、少し違和感を感じる人も案外多いのでは?と最初感じたりもしました。(私もその一人なんですが)

    最後の、斎藤隆介さんのあとがきを読んで、「われわれはひとりでなくて、みんなの中のひとりだ。みんなの中でこそ、みんなとのつながりを考えてこそ、自分が自分だと知る」という言葉が添えられていて、そうした考えから生まれたメッセージの本なのだなぁと改めて感じ、何度も読み返しました。

    私は見えない花さき山はきっとあると思います。

    相手を想い辛抱したこと(思いやり)は相手のこころに花を咲かせる。
    また自分も相手の思いやりで花をたくさん咲かせてもらっている。

    そんなふうに感じました。

    投稿日:2008/03/05

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    3
  • 悲しい発見をしました

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子12歳、男の子9歳、男の子6歳

    子どもの頃大好きな本でした。花の美しさと、人知れず我慢した時に、花さき山だけはわかっていてくれるという安心感がとても心に響いたように思います。
    今日、市の図書館のお話し会で、この大型絵本の読み聞かせを見ました。
    黒いバックに浮かび上がるような静けさが迫ってきて、やはりすごい絵本でした。
    花が一面に咲く場面の美しさには目を見張るものがあります。見ていた子ども達からも「きれい・・・」というため息が洩れました。
    でも、大人になり、おかあさんになってから見ると、感動ではない発見をしてしまいました。
    『花さき山』でうたっている優しさには、自己犠牲がついてまわるのです。
    ただ、人知れず優しいことをしたら花は咲きました、ではいけなかったのでしょうか。
    自己犠牲の伴わない優しさは、たいした優しさではないのでしょうか。
    また、晴れ着を我慢したあやに対して、“親はどんなにありがたかったか”で、いいのでしょうか。
    おっぱいを占領している弟を膝に乗せたおかあさんは、どうして我慢している兄に背を向けているのでしょうか。どうして兄を見つめてあげないのでしょうか。
    親ならば、「我慢してくれてありがとう」ではなくて、「あなたの辛い気持ちは、誰が知らなくても、おかあさんだけは十分にわかっているよ」という表現をして欲しかったです。文章に表さなくても、せめて絵の中だけでも。
    そんな発見をしてしまったので、今の私にとっては、子どもにあまり読み聞かせたくはない本となってしまいました。

    投稿日:2006/11/26

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    3
  • せつなさと優しさ。

    • うさ。さん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 女の子5歳

    「八郎」などで有名な、斎藤さんと滝平さんお二人の絵本。
    このお二人の絵本、恥ずかしながら小さい頃
    何故だか空から覆い被さるような闇の感じがして
    怖くて読む事ができなかったのです・・・。
    この「花さき山」も山姥が出てくるのを知っていて
    手にとる事がないまま、大人になってしまいました・・・。
    今はそれが残念!でしょうがないです。
    山の中に迷い込んでしまった「あや」に山姥がやさしく語りかけます。
    山姥はすべて知っています。自分のことよりも人のことを思うやさしい気持ちを持った人のことを。
    そのせつない思いや優しい気持ちが、花さき山に花を咲かせるのだと。
    あやが最後に言う台詞。ぜひ読んでほしいです。
    みんながそういう風に思えれば、もっともっとすてきな花が
    咲くのではないでしょうか?
    私の子供の頃のように、「怖い」と思ってしまう子供さんもいると思いますが、
    ぴったりと抱っこして(大きくても)、声を出して読んであげれば
    きっと読んだ後、この絵本の黒と花の色の美しさに、
    この本の静かな優しさに、気がついてもらえるんじゃないかと思います。
    娘も最初、あまり乗り気ではなかったですが
    読み進むうちに顔が真剣になり、最後は何か考えてるようでした。
    心の中で、花さき山に花が咲くところを想像してたのかもしれません。
    ずっとそばに置いておきたい絵本です。

    投稿日:2004/05/27

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    3
  • 時代が違うのかなぁ。

    • ぽめらにーさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子6歳、女の子3歳

    絵が素敵です。とてもきれいだし、逆にやまんばのこわいさもひとしおでよく、感じがでています。心ひかれる絵です。
    話を読むと、泣けてきます。
    あやにしても双子のお兄ちゃんにしても小さいのにがまんして、
    切なくなります。
    親に対して許せない思いがこみ上げてきます。
    でも、昔は、こうだったのでしょうか。
    今のように恵まれた生活ではなく、食べ物に困り、兄弟も多くて、
    自然、上の子は我慢を強いられてきたのかもしれません。
    それがごくごく当たり前の感覚だったのでしょうか。
    私にはわかりません。
    ただ、自分の子には、もっと子供らしく自己主張をして、
    けんかでもしてもらいたいです。
    その上で、どんな形の我慢が必要かを学んで欲しいと思います。
    「自己犠牲」はあまりよし!とはしたくないです。
    でも、誰かの評価を期待するのではなく、自分で考えて納得して行動し、自分の心にたくさんの花を咲かせて欲しいとは思いました。
    本当の「やさしさ」とは何か、
    これから先も一緒に考えていきたいものです。

    投稿日:2011/02/28

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    2
  • 私は大人になった

    子どもの頃から、
    誰かのためにやさしくすること、我慢すること。
    そういうことが私は、偽善者みたいでなんだか嫌でした。
    子どもなのにしっかり挨拶できる子、大人の言うことをよくきく子も
    「大人に迎合しちゃって(迎合という言葉は知らなかったけれど)」
    「絶対いい子になるもんか」と、思ってしまうようなかわいげのない子でした。
    だから、子どもの頃・・いや、もっと大人になってからも、もしこの絵本を
    読んだならば「けっ」と思ってしまったはずです。
    それなのに。
    それなのに。
    子どもを産んで、いろいろ考えたりするようになってから読んだら(夫が買って
    きたのです)心にしみいるようではないですか。あやうく涙しそうになった
    ほどです(本や映画を観て涙することもないような人であったのに!)。
    美しい絵本です。重たい絵本です。
    「あんたも大人になったねえ」と夫に言われましたが、本当に自分でも
    びっくりしました。
    誰かのためにやさしくしたい。我慢したい。
    そうした尊い気持ちが、やがて見えないところで小さく花咲かすことがあれば
    いいなあとひっそり思います。

    投稿日:2010/02/04

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