作者のみのしまさゆみさんは、1996年生まれ。
なんと、4歳の時にこのお話を作ったそうです。
さゆみちゃん(さあちゃん)の家の庭に実る葡萄にまつわる実体験を元に作られたそうです。
ぶどうが、だいすきなさあちゃんが、収穫を待って待って、やっと今度の土曜日にたべることにしていたのに……。
同じ経験をしたことのある息子は、次のシーンで毎回毎回「あーあ。」とため息をついていました。
1ぺージ1ページめくるごとに、季節の移り変わりと、葡萄の成長の様子が、きれいに描かれている絵です。
15見開きの絵本ですが、文章と絵により、待ち遠しかった感じがよく伝わってきます。
分かち合うことのすばらしが、伝えられている作品です。