何かが足りなくて楽しくない。
そんな“僕”が、足りないかけらを探して旅に出る。
ランランラン ロンロンロン 歌いながら旅をする。
ミミズと話したり、カブトムシと追いかけっこをしたり。
山を登ったり穴に落ちたり。
そしてぴったりのかけらとめぐり合う。
そこでハッピーエンド・・・。ではなく、
“僕”はかけらをそっとおいてしまう。
“僕”は、ただの“まる”だけど、やっぱり人間に当てはめてしまいます。
人間欲しいものすべて手に入れると、周りのものに無関心になってしまうのかな。
でも“僕”は、やっぱりまた、かけらを探して転がっていく。
人生って、ちょっとかけていて、そのかけらを追い求めていくくらいがちょうどよくて、楽しいのかも知れませんね。