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ぼくの街に地震がきた」 ママの声

ぼくの街に地震がきた 作:名古屋裕
出版社:ポプラ社 ポプラ社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2006年02月
ISBN:9784591090718
評価スコア 4
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  • とてもリアル

    大震災シミュレーションコミックです。

    何気ない日常の中、突然やってきた大地震。
    主人公の小学5年生、孝介の視点から描かれており、
    学校で大地震を体験したという設定になっているので、
    子どもにとっては感情移入しやすく、解りやすいと思います。

    突然のことにパニックになるクラスメイト、一瞬にして
    地獄のように変わってしまった街に驚愕する子ども達、
    大勢のけが人、身近な人の死、水や食料が不足したり、
    不衛生な避難所生活。

    マイナスな面を隠さずに描いている反面、お互いに助け合う
    ことの大切さ、相手を思いやる気持ち、ボランティアという
    存在の重要性なども描かれていて、興味深く読みました。

    子ども向けの漫画なんですが、とても現実的に描かれているので、
    とてもリアルで、読んでいてとても怖かったです。

    この本は息子がたまたま図書館で見つけて借りてきたのですが、
    目に色を変えて一気に読んでいました。
    大地震の経験はないものの、子ども自身も何度か地震を体験して
    いますし、とても興味深いテーマだったのかなと思います。

    巻末に「地震防災マニュアル」として、地震に備えてしておくこと、
    地震が起きたらどう行動したらよいか、地震後の暮らしのことなどが
    載っているので、大人でも大変参考になります。

    機会があれば、親子で是非読んで欲しい一冊です。

    投稿日:2011/01/16

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