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わらのうし ウクライナの昔話自信を持っておすすめしたい みんなの声

わらのうし ウクライナの昔話 作:内田 莉莎子
絵:ワレンチン・ゴルディチューク
出版社:福音館書店
税込価格:\1,540
発行日:1998年09月
ISBN:9784834015577
評価スコア 4.39
評価ランキング 13,864
みんなの声 総数 17
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  • ウクライナは昔話の宝庫だそうです。
     それは、人から人へ、口から口へ、伝わったあかしでしょう。
     そんな話には、人のぬくもりを感じます。
     おそらくこの話もそんなひとつで、日本の内田莉莎子さんが再話の形で文を書いています。
     再話というのは、昔話や伝説などを、子供向けにわかりやすく書き直したものをいいます。
     内田さんのことを少し書き留めておきます。
     1928年生まれのロシア文学者・児童文学者です。祖父は作家の内田魯庵で、莉莎子という名前はモナリザにちなんで祖父がつけたといいます。1997年に亡くなるまで、ロシアやウクライナといった国の昔話の再話や翻訳を残しています。

     一方、絵を描いているのがウクライナの画家ワレンチン・ゴルディチュークさん。
     日本の絵本画家とはやはりタッチが違いますし、物語の舞台となったウクライナの小さな村の古い家の様子や登場するおじいさんとおばあさんの服装など、私たちの生活とはかなりちがうことがわかります。
     そういう時代の違い、国の違いをしっかりととられて、しかし、人々がこういう話に癒された感情は世界どこであっても変わらないということを伝えたいものです。

     話はタールを縫ったわらの牛のおかげで、クマやオオカミやキツネを捕まえたおじいさんたちがこれらの動物を逃がしてあげることでハチミツやめんどりなどの豊かなものを手にするというもの。
     日本の文学者とウクライナの画家がコラボした、なんとも美しい絵本を私たちは今でも読むことができます。

    投稿日:2022/05/22

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  • 訳がいい!絵がいい!

    • 川萬さん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県

    子供は「繰り返しが好き」といわれますが、この本では、登場するくま、おおかみ、きつね、それぞれの違いがちゃんと表現されていて感心します。学年のあがった子供でも大人でも、全く飽きない、無駄のない文章で、読みやすく、聞きやすい、よい絵本だと思います。
    最後にわらのうしがどうなったのか?子供の心を見逃さない、裏表紙までお話しが続くすてきな絵本です。

    投稿日:2011/06/06

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  • おばあさんの思いつき

    もうすぐ3歳の息子が最近昔話を好むようになったので、読んでみました。

    ウクライナの昔話とのこと、日本の昔話ではなじみのないタールが登場しますが、それ以外の点では特に分かりにくさはないようにおもいました。

    貧乏な老夫婦がわらの牛をつくり、そのわらの牛が何故か幸せをもたらすというお話です。おばあさんがおじいさんにわらの牛を作ってもらおうと思いついた話の始まりからして、「なんで?」と思ってしまう展開なのですが、そこが昔話でしょうか。不思議だけどおもしろい、不思議だからまた聞きたくなる話です。

    タールがどんなものか、見たり触ったりできれば、きっと面白さは倍増するでしょうね。

    投稿日:2011/03/28

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  • ウクライナの世界感を楽しめます

    • しいら☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子19歳

    大きいサイズの絵本だなぁ・・・

    と、ウクライナ?
    「てぶくろ」もそうだったなぁ・・・と
    手に取りました

    表紙の牛の絵が
    従姉妹が陶器で作った牛にそっくり(^^ゞ
    黒いのがタール???

    あの昔木の電柱とか、鉄道の枕木に塗ったものですよね?
    あのにおいかぁ・・・

    絵がリアルで、とっても素敵です
    おばあさんの服とか民族衣装ですよね?
    貧乏だけど、すごい刺繍とかセンスいい感じ

    おおかみは、ベルト?してるし
    キツネは、ピアスしてるし
    あなぐらの中での
    表情もなんともいいです

    絵本を閉じると、わらの牛の最後の姿が・・・

    素敵な絵本に出会いました

    投稿日:2010/12/19

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  • ウクライナは昔話の宝庫ですとありました。

    てぶくろの絵本はよく楽しんで子供たちとあそんだものです。
    この わらのうしは図書館で見つけておもしろそうだなと思い読んでみました。
    繰り返しの おもしろさは てぶくろにも似ていますが ひと味違うところは  おばあさんの発案でわらのうしをおじいさんてもらって、タールをぬるこれもおばあさんの案
    おばあさんは わらのうしをつれて「 おいしいごちそうをたっぷりおたべ」

    ふとっぱらなおばあさんだな〜
    いとをつむいでいる間に・・・・いねむり

    おじいさんは なかなかゆうかん 協力して しあわせつかんだのかな?
    それにしても こんなに うまくいくと 楽しいですね!
    幸せに暮らし 本物の牛を二頭手に入れて

    くまや おおかみ きつねも 正直もの  こんな昔話もたのしいですね
    絵がリアルに描かれていて おじいさんとおばあさんの顔のしわもリアル
    ウクライナ地方の昔の暮らしぶりが よく分かりますね!

    「わらのうし」の仕事は、長い時間かかりましたとの作者の声
    良い絵本でしたよ!!

    投稿日:2010/08/06

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  • おばあさんのペット?

     ウクライナの昔話です。
     貧しい老夫婦がいました。
     ある日おばあさんが、おじいさんに作ってもらったわらの牛を連れて、丘にのぼりました。
     おばあさんが、居眠りを始めると…。

     息子に読み始める前に、タールの説明をしました。
     「とっても、ベトベト、ネバネバなんだよ。」と話したら、読む前から“ベトベト、ネバネバ”がうけました。
     それにしても、この牛をおばあさんはペットのつもりでおじいさんにつくってもらったのでしょうか。
     繰り返しのシーンが、3つ出てきて大笑い。
     閉じこめられた穴蔵から顔を出す獣たちにも大笑い。
     後半、獣たちを信じたおじいさんに、「優しい。」とひとこと。
     最後のページで「ホントの牛だね」とニッコリしていました。
     幼稚園時代の思い出の一冊です。

    投稿日:2009/11/04

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  • おもしろいお話

    最後にちょっと驚きました。幸せを運んできた功労者のはずなのになあというところで。

    おばあさんが何を思ったのか、わらのうしを作ろうと思ったことがきっかけで運命が変わっていきます。

    一瞬のひらめきにしてはすごいなあと思いました。

    日本だと親切にしてあげたから、幸せがめぐってきたとかになりそうですが、これは棚からぼたもち的で、万事都合よく運ぶのがご愛敬でしょうか。

    お国柄が反映されているのかな。おもしろいお話だと思いました。

    投稿日:2009/10/18

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  • キテレツでとっても楽

    • てんぐざるさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子9歳、女の子5歳

    ウクライナって、ほんとに素敵な昔話の宝庫ですね〜。
    このお話もキテレツで面白かったです。
    「そんな馬鹿な…、でも、あり得ないともいえないかも〜」って、感じ。
    貧しい暮らしをしていた、おじいさんおばあさんの夫婦がいて、あるとき、おばあさんが「余っていたわらで牛を作ってくれ」って、頼むんです。「横っ腹にタールをぬっとくれ」って、注文をつけて。
    タールって、よく分からないんですが、ペンキみたいで、強力な糊のようなもののようです。(そうじゃないとお話しにならないので)
    そして、そのわらの牛を連れて外で糸を紡いでいると、うたた寝している間にクマだの、オオカミだの、キツネだのやってきて、タールにくっついて離れなくなったので、捕まえてしまうんです。
    しかも、おじいさんがその動物たちを処分して毛皮にしようとすると、動物たちは見逃してくれたらお礼をすると言って、次々に貢ぎ物を持ってくるんですよ〜。
    それで、そのおかげですっかり物持ちになった二人は幸せに暮らしましたとさ。
    え〜い、そんな知恵があるなら、おじいさんとおばあさんになる前にやってればよかったのにとも思うけれど、そこは、昔話のご愛嬌って、やつですよね。
    イラストもとってもきれいで、ウクライナの人々の民族衣装や暮らしぶりがよく分かります。
    お勧めです。

    投稿日:2005/03/04

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  • よこっぱらタールのわらのうし

    • サンフラワーさん
    • 30代
    • その他の方
    • 岐阜県
    • 男の子9歳、女の子4歳

     ウクライナの昔話。貧しいおじいさんとおばあさんがある日、わらで牛を作り、その横っ腹にタールをぬる。おばあさんがわらの牛を連れて丘に行く。おばあさんが居眠りをしている間に、牛の横っ腹のタールに熊がくっついてしまう。その熊を穴ぐらに閉じ込める。そんな調子で、狼も、キツネも穴ぐらに入れられてしまう。穴ぐらの横でナイフを研ぐおじいさんに、逃がしてもらう代わりに、熊がハチミツを、狼が羊を、キツネはにわとりとあひるとがちょうを連れてくると約束する。
     動物たちは、約束を守り、「おじいさんとおばあさんは、しあわせにくらしました。」ここで、終わって欲しかったのですが、「わらの牛はおかのうえに たちつづけ、やがて くずれて なくなりました。」で終わっている。何か余韻が残る。

    投稿日:2004/04/21

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