「ジャーカタ」って、日本人には耳慣れない言葉ですよね?
改めていうとなんだろうと思って、調べてみました。
「ジャーカタ」というのは、お釈迦様がお釈迦様として生まれる前の「生(前世)」の物語のことを指すそうです。
この物語は、仏教経典に描かれているお釈迦様の前世の物語。を小さなお子さんでもわかるようにまとめ、絵本にしています。
後書きをよく読むと、この作品は浄土宗新聞に連載されていたものを絵本にまとめたそうです。ですので、編集も「浄土宗出版」というところでなされていますし、連絡先には浄土宗宗務庁なるところが書かれていました。
キリスト教の団体の方がこういった宗教上にまつわる物語の絵本を出版されることは結構多いのですが、仏教系宗派の方々の一般流通の「絵本」の出版物は初めて読んだかもしれません。
1つ1つの物語は、昔話として伝えられているものも多く、本やお話の好きなお子さんでしたら聞きたことのあるお話も多いかもしれません。
うちの上の子も「これ知ってる」とか言いながら、面白そうに読んでいました。
宗教色の強いお話しではないので、物語としてだれが読んでも面白いと思います。
あまり小さなお子さんだと意味の分からないお話もあると思うので、小学校高学年以上のお子さんたちに機会があったら紹介してみたいです。