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だっこの木 作:宮川 ひろ
絵:渡辺 洋二
出版社:文溪堂 文溪堂の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2011年02月
ISBN:9784894236486
評価スコア 4.45
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  • イチョウの語る戦争

    戦争の話です。
    浅草観音のそばにあるイチョウの木は、カズヤ一家に愛され、カズヤ家族に親子三人で手をつないでだっこする「だっこの木」と名付けられました。
    日本が戦争に突入し、カズヤ一家のお父さんは戦争に行きました。
    東京に空襲が始まって、カズヤは疎開していきました。
    残されたイチョウはどこへも行けません。
    空襲の中で耐え抜いたのです。
    戦争の話によく登場する、樹木の見た世界はとても貴重です。
    戦争をはさんで起こった出来事、社会の移り変わりを見続けている生き証人なのです。
    お父さんは戦争で亡くなりました。
    カズヤとお母さんがイチョウを訪ねてきたとき、イチョウには戦禍で大きな空洞ができていました。
    戦争を語り続けるイチョウに、戦争の傷跡が残りました。
    そして、その空洞は母子にとってお父さんを思い出す空間だったのでしょう。
    カズヤは大きくなって孫とイチョウを訪れました。
    カズヤは自分の父親と、戦争の悲惨を伝えたかったのです。
    渡辺洋二さんの絵がほのぼのとしていて、戦争のつらさがオブラートにくるまれたように心の中で溶けて拡がります。
    戦争は人々の身近にあったことを痛感しました。

    投稿日:2011/10/14

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  • 子供にはじめて戦争のお話を読みました

    親子三人が手をまわしても抱えきれない大木。
    親子はその大きな木を「だっこの木」と呼び、
    家族の幸せの象徴として愛します。
    お父さんが戦争に行くことになったとき、
    家族三人は「だっこの木」に願いをかけます。
    やがて戦争は終わりますが、
    戦争はあの親子にも「だっこの木」にも
    大きな大きな爪あとを残します。
    当時子供だった男の子は数十年後、孫を連れて「だっこの木」を訪れます。
    そして空襲で大きくえぐられた「だっこの木」にふれ、
    戦争のこわさを伝えるのです。
    「だっこの木」の目を通して、
    時間では消し去れない戦争の悲しさが語られます。
    私はもうすぐ5才になろうかという娘に
    はじめて戦争のお話を読みました。
    戦争を理解するにはまだ小さいかな・・。
    小学校になったら理解が深まるでしょう。
    ぜひ子供の成長にあわせ、定期的に読んであげたい絵本です。

    投稿日:2011/12/08

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