「チュウチュウ通りのゆかいななかまたち 9番地 セーラと宝の地図」 自信を持っておすすめしたい その他の方の声

「宝物は海の底に沈んでいた方がいいのかもしれない」

私もそう思います。
宝物は手の届かない場所にある方が、ずっと夢がみれるもの…

初めての航海では宝物を手に入れる事はできなかったけど、海賊をやっつけたんだから、すごい冒険ですよねっ！
かしこくて度胸があるセーラは、冒険家になれるかも！

海賊に遭遇するのはごめんだけど、宝物を探したり知らない場所を目指したり…
次に海に出る時は、私もセーラの船に乗せてくれないかな。

だってセーラとチュウチュウ号が一緒なら、安心して航海できそうですもの！

船を造るのが得意なセーラが、この巻の主人公です。

お隣に住むスタンプ（郵便屋さん）が、むかし名をはせた海賊のお宝が埋まっていると思われる地図を発見したことから、大冒険に巻き込まれるます！

こんなに危険とスリルが描かれているのは、このシリーズ随一かもしれませんね。

それにしても、セーラの頭がきれるんですよ〜

私だったら、切り抜けられなかったかも〜

こういう頭の良さって、生きていくのに一番役に立ちますよね！

セーラはふな大工です。いつもふねをうってばかりなので
とうとう自分のふねがほしくなって、作りあげました。
その名もチュウチュウごう！！
自分でふねを作れるなんていいなと思いました。
わたしも大きくなったら木でふねを作りたいです。

瓶に詰まった宝の地図に、バツの印に、海賊船！！

この展開に胸が躍るのは、
子どもの頃に初めて冒険物語を読んだ時のあの気持ちを、思い出すからでしょうか。

たしか、その時に読んだ物語では
海賊に勝って、宝物を持ち帰るのですが・・・

宝物よりも大切なものが、この本には はっきりと書かれています。

子どもの頃に読んでいたら、きっと
「えー！もったいないー！」と思ったのでしょうが
大人になった今だからこそ、スタンプの言葉に共感できたのかもしれません。

自分が生きていること、
生きて、なにかに夢中になったり大切な仲間と出会ったりすること。
人生の中には、目に見えない宝物がいくつもあるなと思いました。