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まどのそとの そのまたむこう自信を持っておすすめしたい みんなの声

まどのそとの そのまたむこう 作・絵:モーリス・センダック
訳:わきあきこ
出版社:福音館書店
本体価格:\2,000+税
発行日:1983年4月20日
ISBN:9784834009118
評価スコア 4.25
評価ランキング 18,150
みんなの声 総数 35
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自信を持っておすすめしたい みんなの声から

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  • 娘が大好きです。まだ2歳で内容も難しいはずなのですが。
    赤ちゃんの妹がゴブリンにさらわれ、探しに行き、助け、ゴブリンを退治する勇敢なアイダが主人公です。
    センダックの宗教画的描写が不気味な雰囲気を漂わせ、
    恐ろしげなストーリーをますます盛り上げています。
    しかし、うちの娘は、この怖そうな雰囲気にのまれることなく、ゴブリン達が赤ちゃんに変身している場面で「だっこした〜い!!」と熱望します。
    ・・・ここまで人間の描写が写真のような絵本は珍しいのでしょうね。

    投稿日:2006/11/04

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  • 本質を突く本です

     センダックは、子供の本質を描くのが本当に上手い作家だと思います。パパはお留守、ママは相手をしてくれず、面倒な妹の世話をしなくちゃならないアイダの心の中は、決してふわふわしたおとぎ話で埋め尽くされてはいないでしょう。ぶっきらぼうにすら思えるアイダの台詞は、説明出来ない心の苦さを表現したものでしょうか。甘くて可愛い『こども』は所詮、大人のつくった「こどもらしさ」にしか過ぎないのだということを、センダックの絵本を読む度に思い知らされます。
     それでも、妹を取り返しにゆくアイダはママのレインコートを着ていき、困った時にパパの声を聞きます。どんな親でもやはり、親は子供の拠り所であり、またそうあらねばならないことを示唆されているような気がするのです。
     まだまだ、この作品の深みに到達出来るほどには読み込んでいませんが、子供の本質、親の本質、親子関係の本質を突きつけられるような、ある種の鋭さをもった作品です。こんなに深みのある絵本は滅多にありません。
     その深さ故でしょうか。息子は決して「この本すき」とは言いません。でも時折読んで欲しくなるようです。そして、自分で持って来た時には、本気で集中して聞いています。子供には本物を感じる能力がある、と信じさせてくれる本でもあると思います。

    投稿日:2006/03/02

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  • 子供の内面

    • 和美さん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子7歳、女の子4歳

    センダックの代表作の一つと言われるこの本は、とっても不思議な絵本です。はじめてこの本に出会ったときは、この本が子供に受け入れられるのだろうかと疑問でした。けれども、実際に娘に読み聞かせてみたところ、食いつくように見ていました。特に長女は、主人公のアイダになって聞いているのでしょうか、何度も何度も「読んで」と持って来ていました。大人なら、メッセージがどうのとか心理学的にどうのとか、解釈することも出来ますが、子供はそんな風に頭で考えなくても、心に染みいるようにこの本当の意味が届いているんだな、と実感した本です。とても深い本です。

    投稿日:2002/05/07

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  • 不思議な子供の世界

    子供が有名なかいじゅうたちのいるところが大好きなので、他にも同じ著者の絵本を探したところ、見つけました。

    私は大人なので不気味だな、何でこんなに不思議なかんじの絵本なのかなと思いましたが、子供はそういうふうには捉えないのですね。とても興味深く何度も何度も読んでと言われました。

    無表情に見えるお母さん。でもそのお母さんを守ってあげてねと、伝えたかったのでしょうか、赤ちゃんがさらわれたとき、お姉ちゃんは勇敢に立ち向かい見事無事に赤ちゃんを連れて戻ります。

    お父さんから信頼されているお姉ちゃん、優しく見守るお母さん。
    絵は不気味なかんじもしますが、あたたかい家族を見ることができました。

    投稿日:2017/05/15

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  • 怖いけれど、魅力のある絵本

    初めてこの絵本を読んだ時、魅力はあるけど、怖いと思いました。
    でも、月日がたっても忘れられません。久々に再読してみると、やはり怖い。でも、美しい、その独特の雰囲気は、さすがセンダック。
    やはり、長く読まれているのには、わけがあると思いました。
    勇敢にも妹をとりかえしてくる主人公アイダの姿に、あくまで子どもにむけて書かれたお話なんだとあらためて思いました。
    ぜひとも復刊してほしい絵本です。

    投稿日:2015/08/27

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  •  昨年『オリエント急行殺人事件』を読んだ息子が、TVにはいると騒ぐので、映画を初めて見せました。
     活字から入って楽しませたかったので、映画があることを隠していましたが(笑)、鼻息も荒く興奮していました。
     翌日また本を引き出し読んでいました。
     
     『オリエント…』もそうですが、こちらの絵本もセンダックが幼児期に受けた「リンドバーグ赤ちゃん誘拐事件」(1932年3月1日)の恐怖の日々から受けた外傷・内面心理を投影させたものだそうです。

     なるほど、父親は遠い海の上で、母親がうつろで頼りなく描かれているわけです。
     ゴブリンという精霊は、子どもにとっては得体の知れぬ何時やってくるかわからぬ不気味な「子盗り」に見立てられています。

     妹奪還のために、タイトルにもある「窓の外のそのまた向こう」の妖気漂う世界へむかうアイダを力づけ導くのは、父親の歌。
     この妹奪還成功のお話しが、センダック自身と得も言われぬ恐怖心を抱き始める年頃のこどもたちに、「大丈夫、大丈夫」と心を落ち着かせてくれているように解釈しました。

    投稿日:2010/02/18

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  • こわくないの?

    センダックの本が好きな娘、
    でも、図書館でこの表紙の絵を見て、手が遠のいていました。
    恐がるだろうなぁ・・・
    でもまずは読んでからだと思って、見せてみると
    読み終わった瞬間、「この本好き!」と宣言すると
    何日も読んでと持ってきました。
    「なぜ?」「恐い」より冒険としてみているのかな。
    理由はわかりませんが、こどものお気に入り。
    本棚に置いて、ずっと後にも見てみたい作品です。
    購入したいのですが、今売っていません。

    投稿日:2010/02/09

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  • 濃く、たちこめる妖気・・

    • 10月さん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子4歳

    さきに「MOE」のセンダック特集で、この作品が作者自身のリンドバーグ幼児誘拐事件へのトラウマを描いた作品だと知ってしまっていたので
    どうしても先入観ゼロでは読めなかったのですが・・・。

    とにかく、怖い。
    そして濃い、妖しい空気のたちこめる絵本です。
    美しく緻密に描かれた絵も、うつろなお母さんの表情も、
    泣く赤ちゃんの顔も・・そして海からの風。

    昔、リンドバーグ夫妻の著書にのめりこみ、この夫妻の遭った事件の本もたくさん読んでいたので、どうしてもこの絵本から犯罪のにおいや
    邪悪なものを読み取ってしまう自分がいました。
    梯子やゴブリン、船、お父さん・・悲しむお母さん・・これらをいちいち事件と重ねてしまって。

    でも「MOE」によると、幼いころにこの事件を知って恐怖を埋め込まれてしまったセンダックが、この作品を作ったことによって
    トラウマを昇華させたとのこと。
    そうしてみれば、最後は赤ちゃんも戻ってきて、一応ハッピーエンドの
    このお話・・・センダック自身が強い思いをぶつけきった作品なんだろうな・・と。

    なので、普通に親子の楽しい読書・・としてはどうも不向きな気がしましたが、こういう絵本があってもいいんだ、と思いました。
    (息子は怖がりませんでしたが、かなりさらっと「さ、次の絵本読んで!」という反応でした。赤ちゃんたちはかわいいと思ったようです)

    センダックが自分のために「描かねばならない」1冊だったのかな・・
    と。
    本当は殺されてしまった赤ちゃんへの鎮魂の意味もあったのかしら。

    投稿日:2010/02/09

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  • 深くて美しい

    • もぞもぞさん
    • 30代
    • ママ
    • その他
    • 女の子3歳、女の子0歳

    異界とこちらの世界を行ったり来たりする独特の感じが不気味でもあり美しくもあります。どこか宗教画を見ているような不思議な感じです。子供たちはこの不思議な狭間の世界を違和感なく楽しんでいるようです。
    私は宗教などに詳しくないのでわかりませんが、一つ一つのものが何かを暗示していることは分かります。どのページにもある羊飼いの姿、船(お父さんの船なんでしょうか?)ゴブリンの結婚、など簡単には分からないところもおもしろいですね。
    好き嫌いは別れるかもしれませんがあまりの絵の美しさに圧倒されました。買ってよかったです。

    投稿日:2006/12/18

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  • 暗示的……お母さんの役割は?

    • ホートンさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子6歳、女の子5歳

    『かいじゅうたちのいるところ』とか、センダックの絵本は何冊も読みましたが、この絵本は、絵がとても写実的なのが珍しいと思いました。特に、このシェパード犬!実家のシェパードと本当にそっくりです。それでいて登場人物の目が、大きくて(ギョロ目に近い)遠くを見ているようなのが印象的です。この目は確かにセンダックの絵に共通のような気がします。お父さんがいない間、この少女は1人でゴブリンに立ち向かい、赤ちゃんを守ります。お母さんはあずまや……って、いったい何を意味しているんでしょうね。お母さんは頼りにならないってことなのかな。お母さんを頼らずにがんばれ、ってことなのかな。じゃあ、この犬は? お父さんは少女の心に支えになっていると受け取れますね。

    投稿日:2006/10/28

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