驚きの転校生ですねぇ〜。
異次元の世界から転校してきたのかしら?
まあ、現代っ子には過去からの転校生を招き入れるという事は、異文化交流と同じ事でしょうね。
読んでいる小さな読者さんにとっても、目新しい・耳新しい事ばかりでしょう。
襲の出で立ちに扇とくれば、平安朝時代からやって来たのでしょうね。
たかこさんの授業を受ける様子にいちいち頷き「そうなるわな〜」と息子。
読書好きで、成績優秀の負けず嫌い。
同級生との諍いにも屈せぬ芯の強さも垣間見えます。
「日本の女性は気丈ですなぁ〜。」とまた息子。
さて、遠足に行っての天候の急転に、たかこさんが差し出した襲。
一枚一枚、色の解説があったのが嬉しい。
この時代こんな素敵な色を作り染めていたんですね。
改めて、染色の技術の歴史の古さに感動でした。
作中たかこさんの平安言葉が、絵本の中に登場する事がとにかく新鮮でした。
古典を学び始めた息子も結構楽しんでいました。
襲(かさね)、着てみたいです!