表紙は十二単の女の子。平安を思わせる雰囲気を感じますが。
大きく描かれてある「たかこ」の文字はかなりのインパクトを与えます。
平安時代の女性=たかこだとは到底結びつきませんが好奇心が一気にかきたてられました。
皆と全くちがうたかこは、クラスでも浮いています。顔を隠して、変な言葉を話して、いつも十二単を引きずって歩いているんですもん。当然ですね。
でも、そんなたかこは、クラスメイトにからかわれたりしながらも居場所を見つけていきます。それと同時にクラスメイトも一風変わったたか子を受け入れていきます。
そんな変化がより、この絵本に惹きつけられました。
絶対に現実にはあり得ない想定なんだけれど、クラスの中でも大抵いますよね。少しみんなと違っていて個性的な子。
みんな違うんだということを再確認しました。
そしてそのままでいいんですよね!
読んだ後に心温まる気持ちになる絵本です。