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私たちは、歴史上のいろいろな事実を知識として持っていますが、 その一つひとつの出来事について、 一体どれほど想像することができるでしょうか。 また、一体どれほど想像したことがあるでしょう。 頭の中に「ドレイボウエキ(奴隷貿易)」という用語は浮かんでも、 実際どれだけ当事者たちが苦しい思いをしたか、 考えてみもせず、想像できないままなら、 それは学んでいないに等しいのではないでしょうか。 この本は、奴隷制度の悲惨さを伝えるだけでなく、 私たちがどう、歴史に向き合うべきかを教えてくれます。 また、一人の人間としての自分を見つめなおし、 他人とどう向き合っていくべきか、考えるきっかけを与えてくれます。 想像することができたとき、人は他人に対してもっとやさしくなれると思いました。 この本は、子どもだけではなく、 中高校生や大学生、大人にも呼んでもらいたいすばらしい本だと思います。
投稿日:2005/07/07
奴隷というものの歴史を知らない人はいないでしょう。 漠然と知っていて、自由とか平等とか差別を考えることも知っています。 それでも、奴隷がどんなことであったか、事実を直視すると、想像を上回る過酷な世界を直視しなければいけないのだと痛感させられました。 つらい絵本です。
投稿日:2023/03/06
アフリカから奴隷として黒人がアメリカ大陸に連れてこられた。 どのように船で運ばれ、売られ、働かされたか。彼らの生活はどのようだったのか。それらを迫力のある絵と、魂に響く文章で表現した絵本。 絵本、というメディアの可能性に敬意を払い、多くの人に、特に若い世代に歴史の事実、人間の愚かさ、自分自身もこのような酷い状況になりうる可能性を訴えた作品。1998年、アメリカで発行されたが、この本は時代を越えて人に請求力を持ち続ける力がある。 人間がどこまでも残酷になり、愚かになり、自分勝手になれるかを、この絵本で知ることができる。これは、重い作品だから、読み進めるのも、絵だけを見続けるのも苦しい。しかし、直視しなければならない事実があったことを教えてくれる貴重な本だ。 NHKカルチャーラジオ(芸術)の放送で、ゴスペルシンガーの人が紹介してくださった絵本。これを子どもたちに教えた時、彼らは現実のものとして理解できなかった、という。 絵本だから作り物だと思った、自分たちと違う国や人種・外見だから関係ないと思った、歴史の理解が足らなかったから話の内容が理解できなかった…など、いろいろな理由で子どもたちは理解できなかったのかもしれない。 しかし、現在も残る人種差別や、人権問題を直視して欲しい。 日本では黒人や奴隷貿易というとあまりピンとこないかもしれないが、いじめや大勢の人と違った個性を持つ人を排除するなどの人権侵害は多々発生している。 この話は、自分も人間である以上、このように愚かで残酷なことをする側になる可能性もあり、また虐待される側に回る可能性もあるのだ、と訴え続けている。 とても真摯な態度で、控えめな表現ではあるが、直視し続けるのが難しい厳しさを感じた。 辛い話だが、勇気をもってページをめくって欲しい。
投稿日:2019/11/03
10歳の息子と読みました。 一般的な絵本のように、読んで、理解する。 だけではなく、 どのページからも常に問いかけられるため、 常に、頭の中で想像して、そして、考えなければならない。 奴隷だったら 奴隷船の中はどんなだったか 家族が離ればなれになったら を考えるのは、結構、辛い作業です。 そして、ムチを打たれるのではなくて、 ムチを打つ側だったら・・・。 昔は黒人が奴隷として連れ去られた、と文字で理解するだけではなく、実際に頭の中で想像して、 そして身震いしてみる。 とっても辛い絵本でしたが、よく考えて作られた絵本だと思います。 これは子どもだけでなく大人にも、 そして全世界の人たちに読んでほしい一冊です。
投稿日:2017/06/13
これは絵本です。絵本としてまとめれられた「アフリカ系アメリカ人たちの記録書」でした。 歴史の中で、当時のヨーロッパの人々がアフリカ大陸に住んでいた人たちを売買し、新世界アメリカへ“奴隷”として連れてきたことは知っていました。でも、それはただの知識でした。 当時3か月かけて船で運ばれたそうです。 時代的にそこまでは仕方のないこどだと想像できます。 けれども、その時の運び方は知りませんでした。 絵を見ると、人に対してこんなことしていいの?良心は咎めなかったの?と、聞きたくなります。 この絵本を手にした人は、P6・P7を見てください! この本の中で一番衝撃的な絵でした。これではまるで養鶏場です。 (って、養鶏場も、よく考えると鶏たちにとって、とてもひどい状態…ということですよね……) 3か月もこんな状態なんて、本当にあり得ない!って、思います。 アメリカの奴隷制度のこと、南北戦争のこと、黒人解放運動(公民権運動 含む)のことなど、 今年の高校生向け課題図書『ハーレムの闘う本屋 :ルイス・ミショーの生涯 (あすなろ書房)』を読んでから、いろいろな関連本も読みたくなりました。 もしも、2016年度の課題図書でこの『ハーレムの闘う本屋 :ルイス・ミショーの生涯 (あすなろ書房)』を選んだ子どもたちがいたら、ぜひ、本書も読んでください。 ルイス・ミショーがやっていた本屋のこと、ニューヨークにあるハーレムのこと「黒人解放運動」の根底にあるものが見えてくるのではないでしょうか? 私はこの本に出会えて、本当に人間として勉強になりました。
投稿日:2016/06/08
インパクトのある絵。悲惨な現実。突きつけられる責任。読んでいて息苦しくなってくるような重い本です。 たぶんすんなりとは伝わらないと思いながら、小学5年生のやんちゃな男の子たちに読んで聞かせました。案の定、リアルな絵や奴隷たちの裸に大笑いしながら見ていましたが、それを咎めることもなく、ゆっくりページをめくっていきました。 長いので全文は読まず、わかりにくいところは補足し、絵を見せること、ゆっくり想像させることに重点を置いて、見せていくと、少しずつ子供たちの表情が変わっていきました。 どこまで伝わったかはわかりません。できれば、一人二人を相手にもっとじっくり絵を見ながら語り合いたい。高学年から中学生のお子さんとはぜひ一緒にページをめくって欲しい絵本です。
投稿日:2009/01/19
重い、重い内容です。 先日、図書館で何気なく手にとってみた本です。 アフリカ人たちがいかにして奴隷にされていったか・・・ そして今なお続く人種差別。 あなたがもし奴隷だったら・・・ 残念ながら平和な日本に住んでいるので想像がつきません。 でもどこの世界でも大なり小なり差別はあります。 自分の身の周りが幸せであればあるほど、知るべきではないかと思います。 こういう時代があったこと、そして現在があること・・・。 差別は社会が起こすものではなく、一人一人の気持ちの中にあるということ。 子供たちにぜひ読んで欲しい絵本です。
投稿日:2008/01/12
恥ずかしながら、奴隷制度については映画を通して観た 映像だけが私の知識。 今までは、目をそらせてきてました。 船の中で鎖につながれた人々の気持ち、 馬に引きずられ傷を負った、体中を鞭で打たれた人々を。 想像すると恐ろしく、動けなくなってしまいます。 文中にも、“想像する練習”がたくさん出てきますが 想像できてはじめて人々の痛みを感じることができ、 自分の立場に置き換えて考えることができるのではないでしょうか? 後世へこの歴史上の過ちをしっかり伝えるには 私たちがもっと、しっかり事実に目を向けて想像し、 考えながら伝えないといけませんね。 子どもたちがもうすこし大きくなったら一緒に 読み進めていきたい。
投稿日:2007/05/01
おもしろい絵本ないかな〜と図書館を気軽に探しているときに、この絵本に出合いました。 衝撃的なタイトル。「え?見間違えた?」と一瞬思うくらいでした。 内容は非常につらく、人間としてこんな事があったと言う事実を受け入れたくないようなものでした。 こんな悲しい事はもう二度とあってはいけません。そして、日常生活の中でも,些細な事で人を見下したり,差別したり,のけものにしたり…そんな事してはいけない!と大人ながら気をひきしめて考えされられた絵本でした。
投稿日:2007/04/18
ワタクシは、映画等でしか、奴隷制度のお話は知らない世代です。 ですが、アメリカでは、奴隷制度を始め、南北戦争や民族等の歴史の傷跡。世界的には、今も絶える事のない戦争問題を目をそむけずに大人が子どもに語り続け、歴史から学ぶ過ちを決して繰り返す事のないよう、考え続けなくてはいけないと思っております。 人が人を、動植物のように扱った愚かさに深い悲しみでいっぱいになります。 この作品の中で描かれている奴隷と呼ばれた人々とその血を引き継ぐ、子孫にとっては、決して癒える事のない深く悲しい傷であり、記憶は薄れても消える事の無い魂の怒り!であり続ける事でしょう。 この時代に生き、奴隷として扱われた人の中にも、逃げ切り生き長らえる事が出来た人もいたことでしょうが、人目を逃れ、働く場所や住む場所も、容易く見つけられたはずもなく・・・・・・胸が張り裂けそうな気持ちになりました。 ワタクシたち日本人にとっても、戦争で捕虜となった人や口減らしの為に奉公に出された人、民族のお話からも、大人は、目をそらさずに、読んで頂きたい作品だと思いました。
投稿日:2006/06/26
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