「新訳ドリトル先生アフリカへ行（い）く」 みんなの声

以前、岩波書店発行のドリトル先生を借りて本棚に並べた時は見向きもしませんでしたが、こちらは表紙が可愛らしくてとっつきやすかったのか自ら手にとって読んでいました。ちょうど、映画のCMを見て興味を持ったというのもあったとは思います。
リリアーネシリーズも大好きなので、同じく動物と話せるドリトル先生も楽しめたようです。
あっという間に読み切ってしまいました。

挿絵で印象がこうも変わるのだな〜と感じた１冊です。
こちらの文庫本のドリトル先生は何だか若い感じですね（笑）。
今の子供達にはこちらの文庫本のイラストも含め，うまく受け入れられると思います。
文庫本なので小学校中学年以上の読書によさそうに思いました。

小学生の時に大好きだった「ドリトル先生」を別の出版社の、別の邦訳者の作品で読んでみました。
邦訳は河合祥一郎さんです。河合さんはほかにも新訳で、「不思議の国のアリス」とか、「ピーターパン」とか、「ナルニア国物語」などの新訳をされています。
文庫なので、ポケットサイズで持ち運びが楽になってます。
挿絵も今風で、かわいらしいです。
私個人は福音館書店から出ていたロフティング自身の挿絵に愛着がありますが、今の子どもたちにはこういう挿絵のほうが手に取られるかもしれません。
ドリトル先生も、妹のサラも、昔自分がイメージしていた人たちよりかなり若い感じになっていました。

ドリトル先生は元は人間を見るお医者さんでしたが、オウムのポリネシアに動物語を習ってからは動物のお医者さんになりました。
動物と自由に話が出来るお医者さん、動物好きにはたまりませんよね。
性格は温厚で、一見のんびりと構えている人ですが、こうと決めたら猪突猛進的なところもあります。
見ていて人間的に面白い人です。
ドリトル先生を支えてくれる仲間の動物たちも、個性豊かで楽しいファミリーという感じです。
本好き、動物ｔ好きのお子さんたちには一度は手にしてほしいシリーズです。