「かたつむりタクシー」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

2歳11か月の息子に図書館で借りました。
あとに描かれたものですが、たむらさんの「ねじまきバス」がとても息子に好評だったので。

これも、やはりかわいい。私と息子好みです。
ねじまきバスでも出てきた、虫くんとお父さんがカタツムリのバスに乗って
おばあちゃんの家にいくというストーリー。
虫の視点でのイラストがとても新鮮。

「タクシー」が付く題名なのに乗物本ではなかったけれど、
息子がとても喜んでいてよかったです。

アリさんくらいの小人がおばあちゃんの家まで出かけるのに、カタツムリタクシーに乗っていくお話です。

小人の街並みもいろんなものが家になっていて見ているだけでとても楽しいです。
山を登ったり、川を越えたり。
それが虫の世界でとっても楽しいのです。

子どもも「あ〜はは♪」と笑いながら一緒に楽しめました。

こんなタクシー、私も一度乗ってみたいな。

最近「おばけのコンサート」が大好きな娘。
この「かたつむりタクシー」も同じくらい大好きなのですが、
ふと気づくと、どちらもたむらしげるさんの絵本なのですね。
絵もかわいらしく、色使いもほのぼのとした感じで、
子供の目からするととても楽しい世界に見えるようです。
１０年ほど前の絵本で、今では絶版になってしまっているのが惜しい絵本です。

二歳の甥に読んでみました。

よく見るとおうちがフルーツドロップだったり、カレー缶詰がカレーショップだったりして、楽しい街並みだなあと思いました。

そして、タクシーがかたつむり。

見入っていたのは、かたつむりが逆さまになるところです。

かたつむりですから、いろいろなところにくっついていけてこの体勢もありなんですね。

どのぐらいのペースで動くタクシーなのかわかりませんが、時にジェットコースターのようにスリリング、そして潜水艦にもなってしまう、素敵なタクシーだと思いました。

季節は特に問わないと思いますが、雨の季節に読むと楽しそうです。

ジューススタンドがいいなあっておもいました。

ぼくものんでみたくなっちゃいました。

ジュースのしゅるいが、おおくてえらべたらたのしそうっておもいました。

かたつむりだから、雨にぬれてもへいきそうだっておもいました。

きのこはきらいだから、まわりはとおりたくないけど、みずいろまちの中はとおってみたいとおもいました。

ちいさいむしのせかいがおもしろいとおもいました。

朴訥とした感じの絵と「かたつむりタクシー」というタイトルが印象的です。
娘も意味もなく「かたつむりタクシー」とつぶやいていることがあるので
語呂がいいのでしょうねー。
虫がかたつむりのタクシーに乗るという設定もユニーク。
中でもガソリンスタンドならぬジューススタンドで
かたつむりに給油（？）したついでに
乗客の虫もジュースを飲むところなんか
絵の力の抜け具合とあいまって
なんだかほわーんとした気分になっちゃいます。
おもしろい！！

絵がとても夢があって楽しめます。雨の日でも周りを観察すれば、楽しいことがいっぱいあるような気がしてきます。可愛い虫たちのおとぎ話の世界にいるようです。かたつむりタクシーって題名だけでもわくわくしました。この絵本のように、おばあちゃんちに行くのが楽しみになってくれる孫だといいなあって期待しています。