ビルマ[ミャンマー]の歴史や難民キャンプのなんたるかを知らなくても、テレビや新聞で、時々登場する「スー・チー」さんの名前を聞いたことのあるお子さんたちは何人かいると思います。
解説を読むとよくわかるのですが、この国と日本は実は歴史的に関係の深い国です。
今、この写真絵本で紹介されている世界は、バーチャルではなく現実の世界。何年も決められた範囲(柵の中)に閉じ込められて生活するって、どんな感じなのでしょう?
この本に出てくる子どもたちの絵も写真も、背景にときどき“柵”が描かれていること以外、とても明るくて、楽しそうです。
書いたのは、この難民キャンプを援助しているボランティアの医学博士、京極さんです。
興味がある方はぜひ手にしてみてください。
小学校の高学年くらいから中学生・高校生のお子さんたちにお薦めしたい1冊です。