「もしもゆきがあかだったら」 みんなの声

いちにちじゅう　ゆきが　ふっていた。
すべてを　おおいつくして　つもる　ゆき・・・。
ぼくは　ふと　かんがえた。

そう、この絵本はこの『ぼく』が考える想像の世界。
もしも雪が赤かったら、
どんな世界になるだろうか？
どんな自分になりたいだろうか？
もしも雪が黄色だったら。。と続いていきます。
でも、どんな色の世界でなりたい姿になっているとしても
『ぼく』は白い姿のまま描かれています。
そして、最後には白い雪（現実）の世界に戻ってきます。
私は、この『ぼく』から何者にも染まらない
白いままの自分でいる強さを感じました＾＾☆
色の美しさと詩的な文章もとても素敵です！
大人も子どももそれぞれの感性で楽しめる一冊だと思います！

ちなみに、長男はといえば、
『青がいいな〜♪海賊になってみたいわぁ〜♪』
と楽しそう＾＾；子どもの反応は無気ですね！

全てを、真っ白に包み込んで　
まったく違う世界のようになってしまったとき
主人公の考えたことが詩のようにつながって行きます。

もしもゆきが、、が　世界が、、でもいいかなと思いましたが
白い雪の魔法のような気分から
はじまった発想なのですね。
そして一番言いたかったことは
ラストの君への想いなのだろうと思います。
絵もとても素敵です。

もしも雪が赤だったら・・・スーパーマン
黄色･･探検家　紫･･パイロット　オレンジ・・魔法使い
青･･海賊　茶色・・カーニバルに行きたい　黒･･ネコ
水色･･兵士　金色・・ブランコのり　薄紫・・カメラマン
灰色･･大泥棒　バラ色･･アラビアの王様　緑･･王子
色のイメージって色々あって楽しい。娘は紫とオレンジが大好きです。
子供も色を見ながら楽しめますが、文章は詩のようで
とってもきれいです。
ただ、子供の思っている色と本の色が違ってたみたいです。
原色じゃなくて、水彩絵の具を混ぜた色？っぽくて
黄色が黄土色っぱかったり水色が紫っぽかったり･･

この本と一緒に、『あおくんときいろちゃん』などの　色　について考える本を紹介しました。
１ページめくるごとに同じフレーズが続いていたので、♪もしも〜ゆき〜が〜あか〜だった〜ら〜♪と歌をつけて読みきかせをしてみました。
最後に、「みんなはもし学校が虹色だったらどうする？」と質問をしてみました。　
雪は白！　という考えをひっくり返してみると想像力が膨らむと思います。

もしも雪が赤だったら・・・
もしも雪が黄色だったら・・・・
様々な色のイメージで男の子のイマジネーションが膨らむシーンが
とてもステキです。
私たち人間が持つ漠然とした色に対するイメージ（暖色、寒色など）を損なわずに　想像豊かな描写がすばらしいなと思いました。
バテュ氏のラフなようで柔らかでかわいらしいタッチがとても好きです。
娘は広いページの中にチョコンと描かれた人間たちの絵がとても好きなようです。

雪が赤だったら、スーパーヒーローになってみたい！！

この、最初のページに息子ははまってしまったようです。

息子は、ヒーローもののお話が大好きなんです。

『え〜、スーパーヒーロー？』と言ってちょっと興奮気味。

白い雪が、いろいろな色に変わったら、

いろいろなことができそうな気になってくるのかな〜？

絵がとっても素敵です。

題名からして息子の心をキャッチ。
雪は白でしょう！！！
それが赤だったらどうなるの？？と興味津々。

固定概念を飛び越えてどうなんだろう？と考えるのはなかなか楽しいものがあり、何となく「はろるどとむらさきのくれよん」なんかにも共通するなあと思ってしまいました。

息子はページをめくるたびに色々な職業に変身している男の子を探すのにはまっていました。

雪国に生まれた私ですが、雪が赤だったら何て…そんな事考えた事も無かったので、題名にとても惹かれました。

お話自体はとても素敵なものでした＾＾想像力溢れていて、子供にもあなただったらどうする？と聞きながらお話を進めました。まだ３歳の娘はえ〜？と首を傾げることが多かったですが、もう少し大きい子なら色々と楽しい想像をしてくれるのではないでしょうか？

ふつうにしたのは、色がもう少し分かりやすかったら良かったなと思ったからです。絵もとても素敵なんですが、肝心の色が微妙。茶色に水色に薄紫、それと灰色とばら色は大人の私にはニュアンスは伝わるんだけど、子供には分かりづらい色合いでした。

題名から言って興味深い内容。「あか」だけでなくほかの色の場合もたくさん描かれてます。もしも・・・だったら、想像つかない例えがこれまたおもしろい！黒の筆で簡単に描いたようなタッチの絵。文章もひらがなばかりで文字を覚えたての長男はゆっくり読んでました。