環境のために、私たちは何ができるか。
枯渇していく化石燃料、リスクと廃棄物の問題がある原子力。
そうこうするうちに地球温暖化は進んでいく。
そんな問題意識はあっても、環境のために何かをしようという取り組みは、そうたやすくありません。
この絵本は、デンマークのサムス島の話です。
電気はデンマーク本土の火力発電所からケーブルで送電されてきます。
そんな島で、独自に電力を作ろうという取り組みが始まります。
幸い強い風が吹く土地でした。
様々な意見の中で、風力発電を実現化することになります。
この本の主人公である、ソーレン・ハーマンセンさんが自ら風力発電の風車を設置して、発電に取り組み始めます。
しかし、周りの人がすぐについてきたのではありませんでした。
きっかけは、ある日の停電。
きっかけは重要だと思います。
そして、何より風力発電で得られた電気量が、島の需要量を超え、逆に本土に送電するようにまでなったことは、大きな成果でした。
この話を、自分の土地に当てはめることはできないかもしれません。
でも、多くのことを語っている本ですよね。