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とうだい」 みんなの声

とうだい 文:斉藤 倫
絵:小池 アミイゴ
出版社:福音館書店
税込価格:\1,430
発行日:2016年09月15日
ISBN:9784834082890
評価スコア 4.55
評価ランキング 6,680
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  • 揺るぎないものの確かさ

     優しく可愛らしい感じの絵、すっきりとしたシンプルな文章でお話は始まり、できたばかりの灯台の目から見た海の様子が語られます。そして、海を自由に行き来するものたちを、灯台はちょっぴり羨ましく思います。

     少し退屈なくらいに、静かに穏やかにお話は進みますが、物語の中ほどで、夜、ひどい嵐が起こります。できたばかりの灯台にとっては初めての経験。恐い。でも灯台の役目は光ること。灯台は踏ん張って、くるくるまわり、ぴかぴか光ります。その光は沖で嵐に翻弄されている船にちゃんと届いたのでした。嵐が去った穏やかな朝、大役を無事に果たした灯台には どこか誇らしげな感じが漂っていました。

     何があっても変わらずに、進むべき方向を示してくれる揺るぎないものの存在の確かさ、有り難さに胸がいっぱいになりました。人が育ち生きていく場にも灯台のような存在が必要だと思いました。読み始めた時と、読み終えた時の印象がすごく変わった絵本でした。

    投稿日:2017/02/06

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    3
  • みさきに建てられたとうだい
    夜になると 明かりを     くるくる   ぴかぴか

    船は 灯台の明かりを見て 旅をしますし
    魚を捕る船も とうだいの 明かりが目印

    渡り鳥は 灯台の明かりを目印に 遠い旅をします

    そんな 大事な仕事を 地味にしている とうだい

    嵐の日には 大切な役割をはたすのですね〜

    渡り鳥から 旅の話を聞くのも 楽しみの一つ

    がんばれ とうだい!!

    投稿日:2020/02/22

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    2
  • 灯台の本望

    出来たばかりの灯台にとっては、何もかもが新鮮ですが、行き交う船や渡り鳥のようにいろんな場所を見ることが出来ません。
    でも、自分の役割に気づいた灯台は、嵐の日に荒波にもまれる船に懸命に光を送り続けます。
    そして自分の存在が多くの人や渡り鳥の役に立っていることを知って自信を持つことが出来ました。
    さりげない事ですが、感銘深い絵本です。
    小池さんの絵が素敵です。

    投稿日:2016/12/29

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    2
  • 心に響く

    みじかくて、力強さを感じる文章にひきこまれました。
    主人公のとうだいの気持ちに共感します。
    特に、とうだいが、自分の役目、居場所をはっきり意識した場面。心に響きました。
    いろんな表情をみせる海の絵も、見ごたえがあります。

    投稿日:2016/11/18

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    2
  • 2016年、マイベスト!

    目があるように見えなくもない、ちょっぴり擬人化された灯台です。
    でも、子供向けにありがちな単純なイラストじゃないところがいいです。

    言葉も厳選されていて、読んでいて心地よさを感じます。

    そして何よりも・・・他人は他人、自分は自分と、ひがんだり羨んだりせず、かといって他人を排除するのではなく他人の生き方も認めつつコツコツと生きていく(?)姿がぐっときました。

    あらしにまけるな とうだいはここにいるぞ
    とうだいにできることはひかること

    ここを読みながら、思わず涙ぐみそうになりました。
    2016年マイベストに決定です!

    投稿日:2016/11/04

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    2
  • すてきな1冊

    子どもより大人の方におすすめしたい1冊です 
    とうだいって普段馴染みがないだけになんだか特別な感じでした 
    自分の居場所や役割について考えてしまったりする時にそっと寄り添ってくれるような絵本かなと思います
    簡潔な文と優しいタッチの絵で新刊で久々にあたたかい絵本に出会えました

    投稿日:2021/02/09

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    1
  • 岬にいっぽん灯台がたった!夜になったら、灯りをくるくる 海を

    ぴかぴか 光は船の目印になった

    わたり鳥の遠くを旅してきたよその国を聞くうちに、ちょっとわたり

    鳥を羨ましく思ったりしました。でも恐ろしい嵐の晩に、沖にもみく

    ちゃになった船をみて、灯台の使命である光ることを必死で送り

    続けて、「くる くる   ぴか ぴか   くる くる   ぴか ぴか」

    と、光を必死で送り届けました。船を守るという使命に気がついて

    自信がついた灯台でした。

    投稿日:2019/12/19

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    1
  • 動かずに待っている

    灯台が主人公です。岬に一人立っています。灯台は動くことができないので、そこから見える範囲の景色しかみることができません。けれども世界を渡る鳥に、遠い世界の話を聞きます。絵がきれいな詩的な絵本です。人生とリンクして読んでいます。

    投稿日:2019/10/13

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    1
  • 揺るぎないもの

    「だれのものでもない岩鼻の灯台」が
    印象強い
    「灯台」です(笑

    ひとりの人格を備えているような灯台
    動けないのを
    悲しみ、ひけめに感じさせない

    動かずにいるからこその
    自分の存在
    自分の役割
    に、気付く

    って、深読みし過ぎでしょうか?
    対象が4歳からになっていますが
    思春期とか
    中学生とかに読むと
    どんな感じに受け取ってくれるのかな?
    と、思った作品でした

    全体的に色が淡くて
    自然の美しさを感じさせてくれます
    嵐の場面との対比もわかりやすいです

    投稿日:2017/11/17

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    1
  • そのものが果たすべき役割を忠実に果たす。

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子5歳、男の子3歳、女の子0歳

    この灯台はその果たすべき役割を忠実に果たしている。この灯台には顔がある。表紙の顔はおばけのようだが、絵本の中の灯台の顔はスマイルマークのような顔。この灯台には心がある。これを読んでからは今までと違った気持ちで灯台を見る事が出来そうだ。

    投稿日:2017/07/25

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