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たんぽぽのたねとんだ」 パパの声

たんぽぽのたねとんだ 作:すずき ゆりいか
絵:ごんもりなつこ
出版社:福音館書店
税込価格:\990
発行日:2024年02月09日
ISBN:9784834087642
評価スコア 4.22
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  • 親子の会話に役立つ絵本

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 広島県
    • 男の子12歳、男の子6歳

    1993年の作品。
    ストーリー自体はとてもシンプルで、たんぽぽの花が綿毛になって、それがまた、たんぽぽに育つという輪を描いたもの。
    その流れも、とても分かり易いものです。
    たんぽぽだけでなく、ノアザミ、ハルジオン、ハハコノクサ等の見かける野草も描いているので、身近に感じられるのでしょう。
    ちょっと残念だったのは、少しは解説が欲しかったこと。
    春の野草といった類いの解説があれば、子供との会話が、もっと弾むと思いました。
    ごんもり なつこさんの絵が、春の躍動を正確に伝えているのですが、その発色の美しさは特筆ものだと思います。
    また、文章もとてもリズミカルなもの。
    日本の絵本って、どちらかというとテンポが悪いと思うことがあるのですが、すずき ゆりいかさんの文は、実に小気味良いものだと思います。

    散歩の途中で綿毛を見つけた時に、読み聞かせするとベスト。
    こうした絵本は貴重なので、復刊して欲しいものです。

    投稿日:2011/08/25

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