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さくら子のたんじょう日」 ママの声

さくら子のたんじょう日 作:宮川 ひろ
絵:こみねゆら
出版社:童心社 童心社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2004年10月20日
ISBN:9784494009480
評価スコア 4.73
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みんなの声 総数 21
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  • 子どもの成長を見れるしあわせ

     桜が大好きな娘に、桜の季節を前に贈りました。
    娘は、桜の花びら1枚1枚を確かめるように、じっくりと絵に見入っていました。

     物語は、静かに、ゆっくりと進んでいきます。2年生だったさくら子も、いつのまにか6年生に・・・。
    「さくら子ちゃん、お母さんにどんどん似てきたね。」と、娘。
    母と娘の温かく素敵な時間が流れています。まだこのときには、「みごもり栗」の意味も、その背後にある事実もわからないままでした。

     本を閉じてから、「かわいそうなお話だね。」と言った後、「見れなかったんだよね」と、ぽつり一言。
    「何を?」
    「お母さんの顔・・・。お乳も飲めなかったんだよね。」
    娘の言葉に、そして、今、ここに娘がいるということに、ただただぐっときて、目の前の娘をぎゅうっと抱きしめました。
     子どもといっしょに日々過ごし、子どもの成長を見れるということは、どれほどしあわせなことでしょう。決して当たり前ではないしあわせを、もう1度心の底から感じさせてくれた絵本でした。

    投稿日:2012/03/30

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    2
  • 深い物語

    • かがやきさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子11歳、男の子8歳

    かわいい女の子、さくら子。
    どんな誕生日を迎えるのか楽しみに読み始めました。

    みごも栗の桜の木。
    ここにお願いに通ったお母さんの元に生まれてきたさくら子。
    なんて素敵な話だろうとハッピーエンドのつもりでした。

    しかし、そこにはもっと深い物語があったのでした。
    絵本にしては、どきっとするような現実が、
    さくら子にはありました。

    でも、愛されて育ったさくら子には、
    静かに捉えることができたのです。
    とても感動しました。

    絵本というよりドラマのようなお話でした。
    長く長く感じました。

    投稿日:2011/05/25

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    1
  • 親子の絆を考えます。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子15歳、女の子10歳

    下の子が「いい話だねぇ」と、何度も読み返していました。
    最近下の子は、何気に宮川ひろさんの作品をよく読み、「よかった。よかった」といいます。

    この絵本の季節は『春』がメインなので、季節的には春先に読むのが一番お薦めです。
    対象年齢を見ると4、5歳〜小学校3年生くらいと書いてありましたが、
    最終的にさくら子(主人公)が6年生になるので、そのくらいの年頃の子までお薦めしたいです。
    こみねゆらさんのふぉわっ、としたイラストがお話によくあっていました。
    こういう本を読むと、親子の絆を改めて考えさせられます。

    投稿日:2010/11/20

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    1
  • 私もやさしい花をさかせたいな

    • かぽちゃんさん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子11歳、男の子10歳

    「わたしの名前ね、どうしてさくら子になったの?」
    名前の由来となったさくらは、台風に倒れた栗の木と そのうろから芽吹いて育ったさくらの「みごも栗」でした。
    数年後、「みごも栗」の下で自分の出生について知るさくら子。
    「わたしも大きくなって、あんなにやさしい花をさかせたいな」と思うさくら子の素直な心、さくら子を慈しんで育てた両親の愛が胸にじーんとひびくお話でした。読んだ後は、さわやかで、あたたかい感じです。
    息子は今ひとつピンとこないような感じでしたが、娘はそっと寄り添ってきました。さくら子と同じくらいの娘には感じるものがあったみたいです。

    投稿日:2006/04/01

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    1
  • ちょっと大人・・・

    「わたしの名前、どうしてさくら子なの?」
    小学2年生のさくら子は名前をもらった桜の木に会いに行き
    ます。「そういえば・・」といろいろな事を思うさくら子。
    でも、その気持ちを表に出せないさくら子。
    こみねゆらさんの絵と登場人物の気持ちがほんとにぴったりで、こころにじーんとくるお話です。
    うちの子たちはなんともいえない表情でした。とくに、長女はね。





    投稿日:2005/01/08

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    1
  • さくら子のひみつ

    わたしの名前、どうしてさくら子なの?
    こんな風に、自分の名前の由来について気になる時って出てきますよね。
    くりの木がみごもって、さくらという赤ちゃんを産んだことから、みごも栗と呼ばれるようになった木。
    その由来にあやかって、子供が欲しい人が沢山訪れるようになった、みごも栗にお願いして生まれた子供だから、さくら子。

    なんて素敵なお話なんだろうと思っていたら、そこからの出生の秘密には驚かされましたが、沢山の愛情を受けてさくら子はきっと大丈夫ですね。

    ちょっと複雑なお話なので、高学年くらいで読んであげたいです。

    投稿日:2021/04/14

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    0
  • ルーツ

    そう言えば、「自分の名前の由来」について、娘の小学校では
    やっていないような気がします。いつでも、私や夫が「あなたの名前はね、こうしてこうしてこう思ってつけたんだよ」と、しつこいほど言っているので、娘は自分の名前については、どういうことなのかわかっているとは思いますけれど。
    しつこいほど言わずにいたら、さくら子みたいに、自分から気になって聞いてきたのだろうか。

    大人な絵本だなあと思いました。さくら子は、きちんと納得できているだろうか。もう、「おかあさん」と12年近くも共に生きてきたから、よかったのかもしれないなあと思いました。

    投稿日:2018/09/15

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    0
  • 穏やかな時間の流れを感じます

    栗の木の上に育った不思議な桜の木の姿。
    そこに神秘と生命力を感じ、「みごもぐり」と名付けて大切にする人間。
    そんな木にあやかって名付けられた自分の名前。
    淡々と綴られる文章の中に、
    不思議な巡り合わせと、穏やかな時間の流れを感じます。

    やがてさくら子は自分の生い立ちについて疑問に思うことが出てくるのですが、
    育ててくれたお母さんの愛情を一心に受けていたからこそ、
    話を聞いた時、悲しむことなく、すっと受け止めることが出来たのではないか。
    そう思いました。

    投稿日:2018/05/28

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  • 出生の秘密

    映画かドラマにでもありそうなお話ですね。
    今まで「お母さん」だと思っていた人とは、血のつながりがない・・・誰でもショックを受ける話です。
    でも、さくら子とお母さんは十年以上の長い年月の積み重ねの中で、親子になっていたのですね。
    静かな感動がありました。

    投稿日:2013/10/09

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  • 名前の由来。

    • 多夢さん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 女の子11歳

    なかなか暖かくならなくて、桜の花が咲きませんでしたが、
    ようやくここにきて、一気に桜の花が満開になりました。
    あいにく、今日は雨ですが・・・

    さくら子が、自分の名前の由来に関心を持ったのは、
    2年生の夏でした。
    桜の木が出てくる話なのに・・・夏?
    不思議に思って読み進めていきました。
    8月の末、さくら子は、名前をもらった山の桜の木に会いに行きました。
    驚きました。
    もともと栗の木でした。
    大きな台風がやってきて、頭が折られ、
    そこからさくらの芽が出てきて大きくなった『みごも栗』という木でした。
    ですから、赤ちゃんがほしい人がこの栗の木にあやかりに来るというのです。
    なんて、不思議で神秘的なことでしょう。
    生命の素晴らしさを感じました。

    そして、6年生になったさくら子は、
    もっと深い事情を知ることになります。
    涙が止まりませんでした。
    栗の木の「みごも栗」と、かあさんの「みごも栗」。
    いろんな深い意味がこもっていました。

    ここに登場する母と娘の関係は、なんて素敵なんでしょう。
    子どもの成長を願う母親の愛情が、痛いほど胸に突き刺さりました。
    その母を気遣う娘。涙です。
    読み終わった後、こんな私でも自分の娘が愛おしくなりました。


    こういうお話には、こみねゆらさんの絵がぴったりきますね。
    私の好きな絵本リストの中に入りました。

    成長していく思春期のさくら子の気持ちも、丁寧に描かれているので、
    私としては、小学校高学年のこどもから大人の方にお勧めします。

    投稿日:2012/04/11

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