奉公に出されたある女の子が大事にしていた、お母さんに似ているお面。それを鬼の面にすり替えられたところから物語は始まります。お母さんに何かあったのかと心配した女の子は家に急いで戻りますが、そのときに鬼の面をしていたので、遭遇した泥棒たちを驚かせてしまい、盗品を手にすることになります。持ち主に返すと、来年にお礼をするとのこと。
オチがすばらしいです。「来年の話をすれば鬼が笑う」このことわざを知らなくても、鬼の面の笑顔には、温かさを感じると思います。
5歳の娘もおもしろいと言ってましたが、小学生以上の方が楽しめると思います。