「はらぺこじどうしゃ いらっしゃい」 ママの声

福音館の月刊誌を選ぶのが好きな息子、
その月は気に入った新刊がなかったのか、
急にバックナンバーの棚をゴソゴソと探し始め、
「コレ！」と選んだのがこの本でした。

ガソリンスタンドには、車もスクーターもバスも、
散歩をしている犬も、車に乗った猫も、
ガソリンを運んでくる車も、
そしてたくさんのカラフルな車たちもやって来て大賑わい。
ページごとに出入りする車や、車の横で動く人の様子に、
読み始めると引き込まれていきます。

この本は、乗り物好きな息子の心をギュッと掴んでしまった様で、
読んだ日は必ず、ブロックで「ガソリンスタンド」を作って、
ミニカーのはらぺこさんたちに給油して遊んでいます。

　くるまがたくさん出てきます。わたしも子供も特にくるま好きではないのですが、楽しんだ絵本です。
　絵が手描き感あふれる線に、水彩絵の具で色をつけたような感じなのですが、色合いも含めて、お洒落です。（作者は広告会社のイラストレーション部を経て、今は自動車画家としても活躍されているとのこと。）その絵と短い文の言葉が、うまく組み合わされていて素敵な絵本になっています。絵もことばもその組み合わせもセンスいいなーと思います。

「あかくん　まちを　はしる」
がお気に入りで、暗唱出来るほどの息子は、この絵本も大好き！！
その内暗唱出来る様になるかしら？って思うほど、何度も何度も読んでいます。
あかくんとあおくんの登場にも大喜びです。

ガソリンスタンドが本当にしゃべっているみたいでおもしろいし、サイドストーリーが今回も良い味出しています。

　この絵本は、車はガソリンスタンドで何をしているのかと、興味を持つ子供にぴったりです。

　以前、車にガソリンを入れるわけを子供に聞いいてくるうちのこどもは、私の答えに納得しませんでしたが、
この絵本のおかげで、ガソリンが車にとっての食べ物だというふうに子供が理解しているようです。

　絵もかわいくて小さい子供にもおすすめです。

兄弟のような計量器がほのぼのとしていて楽しい絵本でした。
子供と読んでいても楽しいし、一人で読んでいても、ちょっとしたミニストーリー（？）のような絵があって楽しいです。