「くまくんのふゆ ゆきあそび くまくん 4」 みんなの声

3歳の娘が図書館から借りてきました。

私たち親子にとって、くまくんシリーズはこれが3冊目。
夏のとうもろこし畑、春のお花畑を読んできて、
そのたびに色鉛筆で描かれたとうもろこしのみずみずしさや、
春のやわらかな光に咲き誇るお花の美しさにうっとりしたものでしたが、

この「ゆきあそび」は、景色・絵よりも、
よりお話を楽しめた一冊となりました。

いろんなお友達に「もうくまくんと遊ばないー」と言われたくまくんが、
最後に見せた優しさ。
絵本だとさらりと読んでしまいがちですが、
これって大人でも、なかなか、簡単にできることではありません。

くまくん、すごいよね。やさしいよね。
わたしたちも、くまくんのように、なろうね。


そう言いながら娘と読んだ一冊でした。

みんなより体も大きく、力が強いくまくん。
いっしょに遊ぼうとしてもゆきだるまやすべりだいを壊してしまうのは仕方がないことなのかもしれません。
ひとりで遊ぶくまくんがかわいそうだなと思っていたのですが…。
くまくんがくまくんならではのすてきなものを作ります！
ラストはみんなでなかよく遊ぶ展開でほっとしました。

くまくんはほかの子と違って、体も大きいし、

力も強いので、どうしても少し浮いてしまう

ところがあります。

自分より小さな動物たちに煙たがられるのが

少々心が痛みました。

そんな悲しい思いをしたのに、みんなのことを思い

みんなに優しくできるくまくんはとても素晴らしいと思います。

読み終わった後、子供と話しました。

他人を思いやれる人はやっぱりいい人だね・・・・。

小さい子向けおはなし会用にセレクト。
くまくんシリーズ冬バージョン。
くまくんはお友だちの雪遊びの仲間に入れてもらおうとしますが、
ことごとく失敗、みんなから嫌われてしまいます。
ちょっとしょげる展開ですが、くまくんは一人で雪遊びを始めるのですね。
なかなかの力作ができ、みんなが寄ってきて、すっかり信用を取り戻したくまくん。
こちらまで一安心です。
ラストはみんなと一緒に雪のおうちでココア＆クッキーパーティー。
これは素敵です。
こちらまで雪遊び気分になれますよ。

季節に合わせて、雪遊びの絵本も何冊か読んでいますが・・・
この、くまくんの雪遊びはレベルが違いますよ！
かなり大規模で、立派な作品だったと思います。
こんな雪の滑り台・かまくらがあったら、大人でも目が輝いちゃいそうですね。

くまくんが一緒に遊べてほっとしました。昨日は、交流保育で保育園にお邪魔しました。孫の手を引いて気づかってくれる子がいて子ども達って差別しないで優しいなあって思いました。健常者の中に混ぜてもらえる嬉しさ、喜びに感激した私でした。くまくんは邪魔するつもりはなくてただ体が大きいからみんなより力持ちなんだね。みんなからも理解されて一緒に遊べてよかったです。

私はこの”くまくん”のシリーズの春バージョンを持っていて娘も大好きなのでこの絵本を選びました。色鉛筆で丁寧に描かれているのがとてもわたし好みでうっとりしました。内容も素敵でやっぱり一番の幸せは友達と楽しい時間を過ごす瞬間なのかなと思いました。私はまだ一度もかまくら体験をしたことがありませんが、この絵本の主人公達のようにかまくらの中でココアとクッキーを頬張ってみたいなと思いました。心が温かくなる絵本でした。