「ねこのけいさん」 みんなの声

二匹の猫の前を、一匹のねずみがとおりかかりました。ネコたちはごはんだと喜びましたが、ネズミが釣竿を持っているのに気がつくと、とらぬ狸の皮算用を始めます。ネズミが1匹魚を釣ったら…、ネズミが2匹魚を釣ったら…と。想像どおりのオチでした！

これは見事としか言い様がない絵本です。

例えるならば、落語の要素がある新しい分野の絵本です。
主人公のネコさんはユーモアたっぷりの二匹ですね。

さいごの思いがけないどんでん返し？
には驚きました。

ネコさんちょっぴりかわいそうに思いました。

とても冷静で想像力豊かなネコたちのお話です。
たくさんの魚を干物にしている絵で、魚以外の物まで干してあるのが笑えます。
でも、釣竿を持っている＝魚釣りに行くところ、というネコの思い込みが、計算間違いの元でしたね。
後表紙では、ネズミの家の様子がわかり、おかずの魚はなかったけれど楽しい夕食のようです。
そして何より、ネズミのお父さんが無事でよかったね。

ねずみが魚を釣ったなら…まさに、捕らぬ狸の皮算用。そして二兎追うものは…。
ちょっとことわざのお勉強を始めた息子は、この絵本を読んでぴったりくることわざを思い出したことをすごく喜んでいました。
まぬけっぷりが楽しいです。

まだまだ数に明るくない孫であるが、数の話は置いといて猫の表情と雰囲気で読み解けるようじゃ。企みがスカされた可笑しさに笑っておる。はじめて読むときも面白いが、スカされると分かって読むのも格別じゃ！ 落語のような楽しさもある。

腹ペコのねこ２ひきが、ねずみを狙うお話。
物騒な感じですが、誰も傷つくことなく、いや気づくことなく、時間だけが過ぎていくのです。
しかも、しあわせな思いを抱えて・・・。
いいですね、この感じ。
ああ、平和だな〜と和みました！

６歳の娘に読みました。
ちょうど算数のレベルとこの絵本で描かれていることが合っていて、とても楽しく読んでいました。
なんといっても猫ちゃんたちの表情がいいですね。
皮算用なのですが、それをしているときのお顔がかわいらしいやらおかしいやら。親子で楽しませてもらいました。

おなかを空かせた猫が２ひき。
そこに通りかかったねずみは、釣竿を持っていました。
ねずみがお魚を○匹、釣ったら、２人でどう分けるとよいでしょうか？
色々思いを巡らせて、ひたすら待つねこたちです。
算数の問題には、こういうオチはつかないでしょうね。
気の毒な、ねこさんたちです。

いや〜、こういう作品大好きです！
笑いました〜♪

おなかをすかせた二匹の猫。

ちょうどそこを通りかかった一匹の釣り竿担いだとうさんねずみ。
このねずみを食べるのじゃなく、ネズミが魚を釣ってから両方食べようとぶちねこに持ち掛けるくろねこ。

この後の二匹の会話にフンフン、なるほど、賢いねと納得の私。
彼らの想像で、ネズミの釣りで大漁だったらと二匹が思い描くシーンは、賢過ぎ〜と突っ込みまで入れてました。

ところが、とうさんねずみは戻って来ず、・・・・・・。

よかったですねぇ〜、とうさんねずみさん。
釣り竿が、あなたを守ってくれたのですよ〜。

パタリと絵本を閉じると、ねずみ一家の夕食の様子。
今夜のメニューは、読んでのお楽しみということで・・・。

くろねことぶちねこの表情が何とも可笑しい面白い絵本です！
ついつい期待していいことを想像しちゃう気持ちわかしますね。
でも結末は，ねずみのおとうさん魚釣り帰りで本当によかったですね！
２匹のねこさんのけいさんは空回りでしたが，楽しいひとときだったのではないでしょうか（笑）。
暗くなってくるので帰りましょうか！