あたごの浦 讃岐のおはなし」 みんなの声

あたごの浦 讃岐のおはなし 再話:脇 和子
絵:大道あや
出版社:福音館書店
税込価格:\990
発行日:1993年
ISBN:9784834011944
評価スコア 4.62
評価ランキング 4,001
みんなの声 総数 25
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25件見つかりました

  • みょうみょうみょうみょう!秀逸な昔話。

    • ちゅら。さん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 男の子12歳

    月の綺麗な晩のこと。
    あたごの浦の砂浜に、おーけなおたこ(蛸)が上がってきて、
    おなすび(茄子)ちぎって食べていたんだと。
    すると、鯛もやってきて「これこれおたこ・・・」

    もう、はじまりからして面白く引き込まれます。

    そして、鯛さんの提案で、海のお魚演芸会が始まります!
    月の光に照らされて。
    「ふぐ」やら「おたこ」やら・・それぞれの自慢の芸をみせてくれます。
    みんなは大喜びして「妙々々々々々」とはやしたてます。

    なんとも穏やかで面白く、味のある昔話です。

    さらに、絵が素晴らしく、そのまま着物の柄にして欲しいくらいです!

    この絵本の作者は『脇和子・脇明子:再話』とあります。
    脇明子さんが子どもの頃にお母さんの脇和子さんから、
    眠る前に聞いていたお話だそうです。

    こういう昔話、気負いが無くて楽しい気持ちで安心して眠れそうですね。
    寝言で「みょうみょうみょうみょう・・・」なんて言ってしまいそうです。

    投稿日:2009/04/24

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  • あじのある讃岐弁

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    昔話でも民話でもなさそうなのですが、讃岐に伝わるおはなしなのでしょうか。

    大人にはびっくりする展開でも、子どもたちは喜んでその世界に入り込んでいけそうです。
    「妙々々々々・・・・」のはやしことばが印象的です。
    どんな口調でいうのか興味があります。

    自分たちで工夫して楽しんでいるところがいいです。

    投稿日:2008/11/06

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  • 微「妙」に笑えます!

     東北弁なら得意なんですが・・・讃岐弁?で語られるこの絵本は、読みなれるまで練習が必要ですね(汗)。

     鯛が一声かけると、海から魚達が一斉にあがってくるんです・・・奇「妙」です。

     お蛸さんと鯛さんの掛け合いが絶「妙」で、他の魚との会話もほのぼのとしていて、微笑ましいです。

     囃し立てるアイノテが、「妙々々々々」というあたりが、娘とツボに入りました。

     絵本を読んだ後は、親子で「ミョウ・ミョウ・・・」を連発!間違いなしです。

     もうすぐ5歳の娘と一緒に、まったりとした時間が過ごせました。ハハハ。

    投稿日:2008/04/01

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  • 思い出の1冊

    • ぽぷりん♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 愛媛県
    • 男の子15歳、女の子13歳、女の子9歳

    たこが茄子をちぎっては食べ、魚たちが浜に上がって演芸会。
    有り得ない世界と、まったりした文章がうまく溶け合って
    それはそれは「妙」な絵本です。

    中学生の子どもたちが幼い頃 大好きでした。
    今でも、
    「こらこら、おたこ。お前はそこで何をしよんや?」
    「へえ、○○しよります。」
    というフレーズが耳に残っていて、日常会話で使ってしまいます。笑

    独特な言い回しの面白さは、男性の声のほうがより楽しく聞こえるかもしれません。この絵本だけは、私よりパパに「読んで」とせがんでいました。

    思い出に残る1冊です。

    投稿日:2007/11/12

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  • 妙々々々…妙なる一冊

    このお話は月夜の晩、浜辺に上がってきた魚たちが演芸会をひらくというもの。松に鯛が登って「松にお日さん、これどうじゃ」と問うと一斉に魚たちが「妙々々々々々」とはやしたてる…というもの。作者の脇和子さんは、お母さんからこのお話を毎晩毎晩繰り返し繰り返し寝間で聞いたそうです。

    コッコさんシリーズで有名な片山健さんにして天才と呼ばしめる大道あやさんの絵です。一見して上手い!と思わせるのではない大道さんの絵は、あんまりお母さん達の好みに合わないかも知れません。でも!!こどもたちはこの絵の本当の魅力をすぐに見破ります。蛸の紫、鯛の赤、松の緑、どれもこれも磯の香りがしてきます。

    先入観を捨て、ぜひこどもと一緒に大道さんの絵をじっくり見て下さい。声に出して読んでみて下さい。妙なる世界にふれることのできる珠玉の一冊です。

    投稿日:2006/10/25

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  • なんだか惹きこまれてしまう

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子12歳、男の子8歳、男の子6歳

    実はそれほど期待しないで読んだのですが、読んでみたら子どもも私も目が釘付けでした。
    ‘おーけなおたこが、ゆらーり、ゆらーりと砂浜にあがってきて、畑のおなすびを食べ出した’時から、もうこのお話のとりこです。

    全体的にゆるーい雰囲気で、出てくる海の生き物たちも皆どことなくのんびりとしています。
    とっときのかくし芸がなぜか皆おんなじようなモノだったり、それを見た皆の喜びようが、「妙々々々々々」という妙なはやしことばだったり、なんともおかしなお話なのですが、なぜか惹きこまれてしまうのです。
    読み終わった後の子ども達が、「妙々々・・・」と言っているのも頷けます。

    紙の色が薄い黄色になっていて、それがまたこの鄙びたあたごの浦の感じと合っていて、とてもいい味を出しています。
    病みつきになってしまいそうな不思議な絵本でした。

    投稿日:2006/07/17

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  • 超脱力系絵本。

    お蛸が陸に上がって、なすび食べます。
    この、のん気な情景が大好きです。

    月夜に海からあがってきた生き物たちの演芸会。
    妙妙妙妙妙妙!
    はやしことばも軽快に、演芸会は続きます。
    お蛸の下がり藤は見事です。
    私も「妙妙妙妙妙妙!」と、はやし立てたくなります。

    自分で読むより、読んでもらったほうが楽しい絵本です。

    投稿日:2006/04/24

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  • 魚達の演芸会

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子14歳、男の子12歳

    讃岐のおはなし、とあります。
    表紙からひなびた印象です。
    でも、文章が始まると、夜の砂浜、一気にその世界へ誘ってくれます。
    そこへ、おたこ登場。
    いいですか、おたこ。
    そうこうしている内に、鯛登場。
    挙句に、魚達を呼び集めて演芸会とあいなるのです。
    そう、演芸会、ということで、かくし芸へと座は盛り上がり・・・。
    実に渋い展開です。
    でも、これぞ日本の味わいです。
    ちょっと難しいですが、是非音読で独特の語り口を堪能ください。
    「妙々々々々々(みょうみょうみょうみょうみょうみょう)」
    今晩夢に出てきそうです。

    投稿日:2008/05/20

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  • 去り際があっさりしすぎでは?

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    大分前に誰かに読んでもらった記憶がありますが、自分で読んだのは初めてです。
    結構有名な絵本なはずなので、もっとたくさんのナビのメンバーが読んでいるかと思ったら、意外と少ないのにまず、びっくりしました。

    月夜がきれいな夜の話なので、やっぱり読むのなら、月がきれいに見える時期≪秋≫に読むのが最適!ですね。
    いい作品だと思いますが、去り際がサラッと引きすぎているので、あっさりし過ぎて大きな印象に残らなかったのが残念です。
    最後にもう一つ軽いボケでもかましてほしかったな〜。

    ところで魚たちが“はやしたてた”「妙々……」って、どういう意味でしょう?讃岐弁で何か意味があるのでしょうか?
    ただの合いの手?気になります。

    投稿日:2011/10/04

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  • 四国のお話

    読み聞かせの会で、知った絵本です。
    私が東北出身なので、読み聞かせの会で紹介されなければ、おそらく出会わなかったであろうと思います。

    海に囲まれた四国らしく、浜辺が舞台のお話です。
    タコや魚が、お祭り騒ぎ。
    芸まで披露しています。
    タコの「下がり藤」には、笑ってしまいました。

    漢字には振り仮名があるので、子供が自分で読むことも出来そうです。

    投稿日:2011/09/22

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