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むげんことわざものがたり

むげんことわざものがたり(偕成社)

好評につき2刷!ことわざがつながって、ひとつの物語になったおもしろ絵本

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ルピナスさん」 ママの声

ルピナスさん 作:バーバラ・クーニー
訳:掛川 恭子
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,595
発行日:1987年
ISBN:9784593502097
評価スコア 4.73
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  • 一番好きな絵本

    友人に「一番好きな絵本は?」と問われて、考えに考え抜いてやはりこの絵本と思ったのがこの『ルピナスさん』です。

    バーバラ・クーニーの繊細で美しい絵もさることながら、おじいさんに言われた「世の中を、もっとうつくしくするために、なにかしてもらたい」という言葉を大切に、生涯を通してその「なにか」を考え続ける姿にとても共感できるからです。

    子どもの頃から、志を持って生きる強くて優しい女性に憧れる傾向のあった私。

    ルピナスさんは、功成り遂げたとか目覚ましい功績を残したというわけではありませんが、

    市井の片隅で、人知れず「世の中を、もっとうつくしくすめために」と行動している姿に、私もこんな生き方をしてみたいと思うのです。

    『ルピナスさん』を出産祝いに贈られているというお話も聞いたことがあります。

    ルピナスさんが、花のたねを植え続けたように、この絵本を読むことでルピナスさんの考えに共鳴し、自分にできる何かを探し続ける方も多いのではないかと思うのです。

    良質な絵本は、人の心を耕し心に言葉の種をまき、いつか美しい花を咲かせようとする気がします。

    そんな絵本の見本のような作品だと思います。

    投稿日:2011/08/16

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    5
  • 毅然とし、凛とした美しい生き方

     読むたびに、読後感が変わる作品です。
     
     ルピナスは、日本で昇藤といわれているとおり、綺麗な花びらが、すっくと天に向かい、毅然とした姿で生えているお花です。
     ルピナスさんの生き方も、花と同様毅然とし、凛とした美しいものだったと思います。

     おじいさんの「世の中を、もっと美しくするために、なにかしてもらいたいのだよ。」の一言には、ドキリとさせられます。

     幼いお子さんは、お花をたくさん咲かせた事で理解し読み終えるかもしれません。
     しかし、高学年から大人の方は、この台詞で必ず立ち止まるのではないでしょうか。

     “世の中にもっと美しさを”は、良書との出会いを導く仕事に就くことも、海外に出かけ見聞を広めつつおこなう小さな国際交流かもしれません。
     人が生まれてきた意味を考える時、必ず指折り忘れたくないのが、他者への行為だと思います。
     小さな力でおこなおう小さな行為も、そこに他者への想いがあることが、やはり美しいことだと思います。

     久々に読み、ルピナスさんのこのような生き方は素敵ですが、揺るぎない意思の頬を、そっと撫でる孤独という風が漂う日もあったのではないかしら、思いました。

    投稿日:2010/05/19

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    5
  • 一生のうちに出来ること☆

    人の一生を考えるとき、自分には何が出来るのだろうかといつも考えます。

    ルピナスさんがまだ少女だった頃アリスと呼ばれていたときに、
    「おおきくなったらとおくへいく。
     おばあさんになったら海のそばの町に住む。」という夢を持ちます。
    そして、「世の中を美しくする。」という課題をおじいさんに与えられます。

    幼いときにこのような夢と、人生の課題を得ることが出来る人はいったいどれくらいいるのでしょう。

    大人になったアリスはいろいろな国を見て回ります。
    まさに夢を叶えてゆきます。
    そして、最後に「ルピナスさん」と呼ばれるようになった由来が分かります。


    一人の女性としてのこんな生き方、素敵だなあとあこがれます。
    息子・娘はどのように感じたのでしょう。静かに読んでいました。


    年老いたときおじいさんのように、そしてルピナスさんのように
    「世の中を美しくしてほしい。」と子どもたちに言えるようなひとになりたい。
    そしてそれを素直に「いいよ。」といってくれるような
    小さな幼い子どもたちが周りにいてくれたら幸せだなと思います。

    投稿日:2010/03/01

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    3
  • 世界に一つだけの花

    このおはなしを読んで、
    歌の「世界に一つだけの花」が浮かんできました。

    ルピナスさんは、決して特別な人ではないし、
    難しいことをやってのけた訳でもありません。
    むしろ、誰にでもできそうなこと。

    花の名前の愛称で呼ばれたルピナスさん。
    彼女の生き方はまさに「世界に一つだけの花」。
    そして、村中にさいたルピナスの花は、
    「世界に一つだけの花」のちからの集結。

    「世の中を もっと美しくするために 何かをすること」
    ひとりひとりが少しずつでも、「何か」をしていけば
    素敵だなと感じました。

    そしてこの本、全ページ、ルピナスの色で彩られています。
    まるで、ルピナスの花の一生のように。
    ルピナスの花の精が見せてくれたお話なのかも知れませんね。

    投稿日:2011/09/05

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    2
  • そういう行き方、いいですねぇ!

    ちょっと懐かしい感じの絵が「外国の絵本」っていう
    雰囲気をかもし出して、素敵です。

    そして、お話も素敵☆

    私も、旅行が大好きなので、ルピナスさんみたいに
    いろんな国を巡ってみたいと思います。
    それだけでも、素敵なのに、おじいさんとの約束
    「世の中をもっと美しくする」をちゃんと守れたルピナスさん。

    自分ひとりで、出来る事って限られているのに、
    キチンと自分で出来る事を見つけたルピナスさん。
    私自身も、そんな生き方をしていきたいし、
    娘にもしてもらいたい・・・・そんな事をしみじみと考えました。

    4歳の娘に、この絵本のメッセージがどれだけ伝わったのか
    分かりませんが、この絵本を気に入って
    何度か「読んで!」と持ってきました。

    出来れば手元に置いて、折につれ読み返したい、そんな絵本です。

    投稿日:2011/09/05

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    2
  • 絵がとてもきれい

    • ぷっちさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子6歳、男の子5歳、女の子2歳

    絵がとてもきれい。
    じーーーーっと眺めてしまってすすめないぐらい。
    ほぉ、きれい・・・。
    そして読みすすめていくと
    ん?年老いてる・・・。
    そして世代交代。
    わぁぁぁ!!!!!
    世代交代ものかぁ・・・。

    世代交代ものには弱いんです。
    私はこの絵本はせつなくなったんやけど
    おかしいかな・・・。

    ほんわか、美しく、寂しく、あたたかく、せつない。
    読み終えたあとずーっと残るこの感じ。
    ミス、ランティアスはこの生き方を選んだ。
    何故か涙が出ちゃいます。

    投稿日:2007/02/10

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    2
  • 赤毛のタワシ頭が多い家計?

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子15歳、女の子10歳

    うちの下の子がとても気に入ってくれました。
    私が読んだ後、自分で読み直して、その後またしばらく2,3回読み直していました。
    「絵も、話もすごく好み」だそうです。

    この絵本は「世の中をもっとうつくしくするために、なにかをしてもらいたい」と、いう願いをおじいさんから受け継いだルピナスさんが、それを見事にやり遂げたというお話です。

    一ページ一ページの絵がすごくこだわりを持って描かれいて、細部まで楽しめます。

    また、私はルピナスさんの家系では、赤毛のタワシ頭のような髪質の子が多いんだなと、バーバラ・クーニーの細かい技に笑ってしまいました。

    投稿日:2010/09/27

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    1
  • 目の前がひらけていく

    我が家にも母が買ってきたルピナスの苗があります。
    お花が咲くのが楽しみです。

    ルピナスさんは今ではもうとしをとって、おばあさん。
    若い人とくらべたら、体力もきっとないだろうし、動けない
    だろうと思います。
    それなのに、ルピナスさんのお話をきいていると、目の前が
    あかるくひらけていく・・そんな気持ちになります。
    素晴らしい生き方だなあと思って。
    多くのものをみて。きいて。
    気に入った土地に住んで。
    そうして世の中をもっとうつくしくするために動いて。
    私もそんな風に生きたいなあ。憧れちゃうなあ。

    美しい絵も素敵です。
    娘にも読んであげたけれど、まだよくわからなかったみたいです。
    ことあるごとに読んであげて、独立心のある美しい女性になって
    もらいたいなあと思います。

    投稿日:2010/05/04

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    1
  • 手放せない絵本

    私が高校生のとき、
    先生が読んでくださったのが出会いです。

    それから10年。
    迷ったとき、悩んだとき、
    何度も手にとりたくなる一冊です。
    美しい絵に心癒され、
    ルピナスさんの生き方に元気をもらえます。

    この絵本でバーバラ・クーニーを知り、
    それから彼女の大ファンです。

    投稿日:2009/12/16

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    1
  • 静かな余韻と感動

    • あまたろうさん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子7歳、男の子7歳

    アリスという一人の女性の一生を描いた絵本です。

    幼い頃、おじいさんと交わした三つの約束を忘れず、アリスは、成長とともに一つずつ約束を果たしていきます。
    一番最後の、一番難しい約束を果たし終えた時、彼女は「ルピナスさん」とみんなから呼ばれるすてきなおばあさんになっていました。
    そして、ルピナスさんは、孫のアリスと三つの約束をします…。

    「なにをすればいいか、いまはまだわかりませんが、きっといつか、わかる日がくるでしょう。」
    という、最後の1文が、強く印象に残りました。
    限りない希望と勇気と優しさがこめられたこの言葉に、涙が出そうになりました。
    読み終わり、静かな余韻と感動をかみしめました。
    1本の名作映画を見終わった時のような気持ちになりました。

    子どもの頃に出会いたかった。
    (今は今でしあわせですが…、人生の折り返し点に立つと、いろいろなことを考えますね。)

    6年生への読み聞かせ、何を読もうか迷っていた折、めぐり合いました。
    自信を持って子どもたちに届けようと思います。

    投稿日:2007/07/05

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