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きみとぼく

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谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

悪い本」 その他の方の声

悪い本 作:宮部 みゆき
絵:吉田 尚令
編:東 雅夫
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2011年10月
ISBN:9784265079513
評価スコア 3.27
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  • 【内容】
    この世の中で一番「悪い」事を教えてくれる本がある。わたしは、ある日、その本に出合った。悪い本は、自己紹介してくれた。そして、いつか必ず私が欲しくなると言った。誰かが居なくなれば…何かがなくなれば…そんな時に思い出すって。
    果たして悪い本が欲しくなる時はいつだろうか。
    人間の悪意に訴えかける悪い本と、そうならないようにと願う良心と、両方を体験できる怪談絵本。

    【感想】
    精神的な、高度な罠をしかけてくるような「悪い本」だと思った。しかし、人間は誰しも良い心と悪い心があって、普段から2つの間で揺れ動いている。だれでも悪いことを考える時がある。そんな時に、魔が差して悪い事をしてしまう時もある。この話は、どの年齢の人が読んでも、思い当るフシがあるはず。
    ただ、自分が正しいと絶対的に思い込んでいる人は認めないと思う。また、自分の見にくい部分、悪い部分と向かい合えない時は、この本は読めない。恐怖心に負けて、ついつい悪い方に流れて行ってしまう気がする…そんなリアルな恐ろしさがある。
    この本を読んで考えて欲しい、と作者は思ったのかもしれない。
    誰でも心は揺れ動く。いつもいい人ではいられないし、理想通りにはならない。悪い状況から逃げようとしても、自分の心からは逃げられない。言葉が少ない本だけど、絵が雄弁に心の動きを物語っている。
    人生経験を積んだ大人は、過去や現在でいくらでもこういう経験はあるから、怖い絵本だと感じるだろう。子どもたちは、未知なる心の闇や人間の醜さを想像して、怖いと感じるかもしれない。
    私自身は悪い心がだいたいいつも優位なので、この絵本のいうことが実によくわかる。悪いって楽なのよ、何でも他人のせいにしてその人がいなくなればと思っていたら本当に楽だから。そうしないでどうにかするのは、しんどい。しかし…

    投稿日:2018/05/09

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  • いつか嫌でも思い知る

    静かに始まる絵本です。
    絵もストーリーも暗く重いですが、私はとても好きです。
    セリフのような文章もいいですね。

    人の心の中に潜む闇はかわいい姿をしているけどポッカリと口を開けてこちら側に堕ちてくるのを待ってるんですね。

    最後には自分自身が飲み込まれて…

    登場人物が少女やぬいぐるみ達なので「怪談えほん」なんでしょうけど、子供の頃に見たら間違いなくトラウマになってると思います。
    大人になった今だからこそ響きます。

    でも不思議と読むと落ち着くんですよね…。

    投稿日:2013/10/16

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  • ちょっと気味悪い

    あまりにも騒がれていた絵本なので図書館で借りて読みました
    図書館にあるのだから「悪い本」というわけではなさそうだが、
    理解しがたい部分もあるかな・・・
    忘れ去られてたおもちゃたちの復讐ともとられるようなイラストが
    ちょと気味悪かったです

    投稿日:2013/07/13

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    1
  • きっとほしくなる…

    • かよたさん
    • 30代
    • その他の方
    • 香川県

    この世のどこかに存在する、一番悪いことを教えてくれる悪い本。
    あなたはきっとほしくなる。

    怖いのだけれど、それ以上に深いと思いました。
    『悪い本』にどんなことが書かれているのかは分からないけど、手元にあるなら、きっと一度や二度は誰でも開いてしまうんじゃないかな。
    絵と言葉のバランスも絶妙で、ものすごく想像を掻き立てられた気がします。
    最後の一文が、自分の心を見透かされているようで少し怖くなった。

    投稿日:2013/07/17

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    1
  • こんな絵本があるのですね

    そのタイトルと表紙のインパクトに惹かれて、開いてみました。

    絵本だから、きっとそんなに恐ろしい物語ではないと
    そう思っていたのですが・・・。

    こんな絵本があるのですね。

    昔は、刑務所の中を児童に見学させる小学校もあったそうですが
    この本にも、同じ効果があると思います。

    これを読んだら、
    悪いことをしようだなんて 到底思えないはず。

    投稿日:2014/01/03

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