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かたあしだちょうのエルフ」 パパの声

かたあしだちょうのエルフ 文・絵:おのき がく
出版社:ポプラ社 ポプラ社の特集ページがあります!
税込価格:\1,925
発行日:1970年10月
ISBN:9784591005361
評価スコア 4.81
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  • エルフは生き方の手本

    • きみたまきみたさん
    • 50代
    • パパ
    • 東京都
    • 女の子19歳、男の子17歳、女の子15歳、女の子3歳

    小1で読んで、とても感動しました。
    人というのは(エルフはだちょうだけど)、ここまで献身的、崇高、強靭になれるものなのだろうか、と思った記憶がある。 それ以来、エルフは生き方の手本の一つで、エルフのことを尊敬して生きてきました。そして、結果としてエルフを木にしてしまったライオンを心の底から憎んでいました。
    あれから30年。
    一昨日、連れ合いが買って来て、家に「かたあしだちょうのエルフ」があったので、娘に「かあさんに読んでもらったの?」と聞きました。そうしたら娘(5歳)が「そうだよ。でもね、ちょっと悲しいお話なんだよ」と教えてくれました。娘の感想に対しては、ぐっと堪えて「父さんも子どもの頃に読んだんだよ」とだけ言っておきました。
    今は、この本に対する私の想いを押し付けることはせず、もう少し大きくなってから、この物語が彼女の心に何として残り、何が芽生えたのか、その一端を語り合いたいと思います。
    でも、今の時点で、エルフの物語を「ちょっと悲しいお話なんだよ」と捉えてくれていると知ることができたのは、とてもうれしい。何気ない子どもの一言で、人としての成長を感じることができるのは、親の醍醐味ですね。
    ところで、二度目にエルフを襲って木にする切っ掛けとなるのは、ライオンではなく、黒豹でしたね。30年ぶりに真実を確かめました。
    では、一昨日までの私のライオンに対する強い憎しみは何だったのでしょうか。
    それから、改めて見たら、エルフの絵って、版画なんですね。子どもの時のおどろおどろしい物語の記憶は、版画のタッチに拠るところが大きいのだな、と気がつきました。

    投稿日:2020/11/26

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  • バオバブだから

    何とも強くてやさしいダチョウのエルフです。
    仲間たちを守って、猛獣たちの攻撃に挑みます。
    でも、走れなくなったダチョウは生きていくのは難しい。
    片足で立ち続けるエルフがバオバブと一体となって、この物語は完結しました。
    バオバブはアフリカの生き物たちを守る、孤高の大木ですものね。
    バオバブから発想した、素晴らしい物語です。

    投稿日:2016/07/18

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  • 必読の一冊

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    あとがきにあるとおり、この作品は、アフリカの草原にそびえ立つバオバブの樹から生まれたとのこと。
    1970の作品で、小学校の課題図書にもなっているので、多くの人に読み継がれている作品だと思います。

    一言で言うと、久々に骨太の作品と出合えたということ。
    最近は、楽しい作品に傾注しがちだったのですが、絵本には、こんな素晴らしい世界もあるのだと再認識させられました。

    だちょうのエルフは、群れを襲うライオンと戦って片脚を失ってしまいます。
    そして、段々とみんなに忘れさられてしまいますが、また敵が群れを襲うのです。
    今度はくろひょうで、子供たちが逃げ遅れてしまいます。
    エルフは、子供たちを守りたいという一心で、くろうひょうを撃退するのです。
    見返りのない献身的な姿に感銘を受けざるを得ません。
    そして、感動のエンディングなのですが、子供を守るということの意味を教えてくれるような気がします。

    本当の優しさとか強さって、何なのかを読む者に問うてきます。
    色々考えさせられて、その思いはしっかりと心に刻み込まれるのではないでしょうか。

    絵は版画で、その迫力が物語を力強いものにしているのですが、逆に臨場感が年少だと怖がるおそれもありますので、注意が必要かも知れません。
    必読の一冊。

    投稿日:2008/03/02

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  • とにかく読んで欲しい

    まず、絵が凄い。
    絵ではなく「版画」なんですが。
    お話に合わせた場面の選び方もうまいと思いますし、
    なにより絵が動いて見えるぐらい生きた絵です。
    表紙にもなっている黒ヒョウが襲ってくる絵なんか
    迫力満点です。

    ストーリーも泣かせます。
    子供大好き、みんなの人気者のエルフが
    ライオンからみんなを守るため、
    勇敢に立ち向かいます。
    追い払うことができたが、片足を食いちぎられ、
    自分では餌も取れなくなってしまいます。
    初めは仲間が助けてくれますが、
    次第にその助けも減り、ぼろぼろになってしまうエルフ。
    それでもエルフはまた、戦います。
    現れた黒ヒョウから子供たちを守るため。
    そしてエルフは・・・

    仲間のため、自分より弱い者を守るため、
    自分より強い相手に、自分を賭して戦う。
    まさにヒーロー。
    拝金主義はびこる今の世の中。
    是非学校で子供たちに読ませてあげて欲しい。

    投稿日:2006/04/22

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  • エルフは男らしい

     エルフは、みんなを守るため、ライオンと戦って片足をなくす。はじめはみんなほとんど歩けないエルフを気遣ってくれるが次第に忘れ去られてしまう。
     そんななか、片足となっても、再度子供たちを守るためにクロヒョウに戦いを挑む。
     男はつらいよね。戦うことが宿命。「男は強くなければ生きてゆけない。やさしくなければ生きていく資格がない。」ってこれ、何でしたっけ。思い出しました。
     死ぬまで強く、死ぬまで優しかったエルフは、幸せだったことでしょう。

    投稿日:2004/11/03

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  • 記憶に残る絵本と聞かれれば、まずコレ

    • ヤブロックさん
    • 30代
    • パパ
    • 群馬県
    • 女の子9歳、女の子7歳、女の子3歳

    保育園の頃、うろ覚えのひらがなを駆使して読んだ記憶があります。
    身を持って子供たちを助けるエルフにテレビのヒーローとは違う、生々しい力強さを感じ、何度も繰り返し読んでいました。
    子供を持って、初めて読み聞かせをしてあげよう、と思いたった時に購入しました。
    30年以上経っているのに目敏く発見できた時も、妙に嬉しかったのを覚えています。
    作品を通して無償の愛、みたいな、人を思うリアルな感情が気持ちに芽生えていく(のではないかな?)作品として、強くオススメします。

    ちなみに一緒に購入したのは、やはり同時期に読んでいた「ぐるんぱのようちえん」でした。

    投稿日:2003/06/25

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