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シールの星」 みんなの声

シールの星 作:岡田 淳
絵:ユン・ジョンジュ
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,100
発行日:2011年12月
ISBN:9784035307105
評価スコア 4.33
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みんなの声 総数 8
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  • 考えさせられます

    岡田さんの作品って
    なんか、ほっこりして
    あぁ・・・こういう担任の先生だったらなぁ〜
    とか
    こんなクラスだったらなぁ〜
    とか
    憧れちゃいます
    といっても、いわゆる「いい子」が揃ってるわけではないです
    いろいろな個性の子がいて
    衝突が必ずあるんです
    それをどうやって、子ども達同士で解決していくか
    それぞれの意見のぶつかり

    その子、その子の考え方を知る
    とか
    それがいいんですね

    きっとこれも・・・
    と、楽しみにしながら読み進めまして

    はっ!

    と、させられるんです

    頑張った→ご褒美

    の図です
    よく見る場面ではありませんか?

    どうなのかなぁ

    まじめに、一生懸命☆のシールを集めるマアコ
    ・・・きっと、私も素直な小学生の頃は
    こうだったかも(笑
    でも、・・・ん・・・なんか途中で
    嫌になったり
    これって、どうなの?
    って、疑問に思うこともあったかもしれません
    通信簿もですが
    評価されるわけじゃないですか!?
    そこかなぁ・・・

    「おまえみたいに ふつうにやってシールもって
    いい気になってるやつらには
    おれたちの気持ち、わからないんだよ!」
    という一平くんの気持ちも
    よくわかります

    すごいのが、シール0このしんちゃん
    しんちゃんの言動は、とても奥深いんです
    しんちゃんは、神っているかも(笑
    でも・・・
    どこまで、そんなしんちゃんを理解出来るかな???
    こういう子の存在は
    今の世の中は生き難いかもしれませんが
    とても大切なことを
    伝えるメッセンジャーのように思います

    さて、このおはなし
    最後は友情物語で
    きれいに終わっている雰囲気ですが
    ちょっと、まって!
    と、手を挙げる方もいらっしゃるかと

    この後、どうなるんでしょうね?
    WCに貼った118個のシールは、どうなるんでしょ?
    先生は、どういう対応するのかしら?
    グループのもうひとりの美子ちゃんは?
    このルールは、また変わるのかしら??
    自分が、マアコの立場だったら、どうする???

    もっともっとあるかも・・・
    みんなで、考えることを考慮しているのかな
    と、思いました

    あとがきを読んで
    へぇ〜
    韓国の方のイラストというのにも
    理由があるんですよ

    小学2,3年生向けでしょうか
    親子で読んでみませんか!?

    投稿日:2017/08/27

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  • 学校の中の閉塞感

    今ままでは、個人の頑張りのご褒美としてもらえていたシール。それが、班全体が頑張ったことの評価としてもらえることになる。

    組んだ相手次第ではもらえないことも。勉強ができない子にとって苦痛?できる子にとっての方が実は深刻。

    勉強における連帯責任って、今までの子どもたちの関係も壊しかねない。

    そんな大人の心配をした私ですが、思いがけない展開で進んでいきます。

    『びりっかすの神さま』を読み直したところですが、びりの子にも優しいまなざしが注がれ、また大人が介在しない中で、子どもたち同士で問題を解決する力があることを私に思い出させてくれました。

    日本よりも学歴社会と言われている韓国で絵本になったというあとがきにもうなずける気がしました。

    投稿日:2017/05/09

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  • えらい!よくやった!

    学校でテストで100点とったらもらえる星のシール。
    みんなシールがほしくてがんばります。


    同じグループで0点の子がいたら、
    100点とってもシールはもらえません。

    最初はいいことのはずだったシール。
    でも、だんだんシールをめぐっていろんな葛藤が生まれます。

    いつもどおりがんばって100点をとったのに、
    しんちゃんのせいでシールをもらえなかった美子ちゃんの気持ち。

    そんな美子ちゃんに怒りながら、しんちゃんをかばう一平君。
    でも、ふとしたことで先生の引き出しで見つけたシールを取ってしまう一平くんの気持ち。

    シールがほしくてがんばってるマアコ。
    もらったシールを帽子にはるのが楽しいマアコの気持ち。
    でも、一平君に「得意になってる」って言われて・・・

    みんなの気持ちは、どれも子供ならきっとある感情です。

    いつの間にか、がんばることよりも、
    シールをもらうことが目的になっちゃったんだよね。

    しんちゃんはいつも0点で、
    シールはもちろん0枚。

    でもそんなしんちゃんの笑顔と純粋な気持ちは100点満点なんです。

    シールよりも、一緒に笑って、一緒にがんばって、お互いに認め合う。
    そんなことが何よりも大事なんだって、シールが0枚のしんちゃんが教えてくれました。

    親である私にとっては少々胸の痛いお話です。
    ついつい子供のやる気を出すために、
    物で釣ったり、表面だけを評価したり、
    誰かと比べたり・・・してるかも・・・。

    その子にとっての100点があったら、
    それをめいいっぱいほめてみよう。
    「えらい!よくやった!」

    きっとみんなひとりひとり違う星を持っているよね。

    投稿日:2013/08/19

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  • 友達を思いやる気持ち

    • こりえ♪さん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子6歳、

    テストで100点をとった子にだけ配られるシール。
    このシールをきっかけに、子どもたちの間で様々な問題が起こります。

    読み始めはこのシール制度にただ憤りを覚えるばかりでした。
    が、次第に子供たちのやり取りに心を引き付けられ、
    最後はなんだかとっても温かい気持ちに。
    (あとがきを読むと私の心情の変化にも納得させられました。)

    子どもは度々間違いを起こすものです。
    そんな間違いを繰り返しながらも成長していくのだと思いました。
    友達を思いやる純粋で優しい気持ち。
    それをいつまでも大切に持ち続けてほしいと、願わずにはいられませんでした。

    投稿日:2012/08/23

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  • 小学生の心理

    • Yuayaさん
    • 30代
    • ママ
    • 石川県
    • 男の子9歳、女の子6歳

    テストで100点を取った子がご褒美としてもらえる星型のシール。
    みんなこのシールが欲しくてテストを頑張った。
    沢山貰っている子もいれば、そうでない子も。
    中でも1枚も貰っていないのがいつも笑っているしんくん。
    同じ班の子が0点を取ると100点を取ってもシールを貰えないという新しいルールで、0点を取ってしまったしんくんが100点を取った美子に責められてしまいます。

    なんだろうこのシールって。
    なんだろうこのルールって。
    いい事に見せかけてすごく残酷・・・。

    シールをめぐり、色んな思いや誘惑、小学生らしい心理に沿って動かされます。
    特にシールの束を見つけてしまった時の心境は誰もがふと頭をよぎるでしょう。
    いけないとわかっていて取ってしまった。
    そこには優しい気持ちがある・・・でもとてもいけないこと。
    色んな事がわかる分、複雑で難しく、そして幼稚な部分もまだ残る小学生の心理がうまく描かれています。
    この本に出てくる子供たちの気持ちはどれもよくわかります。
    たとえいけない事でも。
    気持ちはすごくわかる。
    それが子供だから。

    その後とうなったか。
    あとがきを読むと想像できます。
    作者の思いと私の読んでいた時にわいていた思いが同じでとてもうなずけるものでした。
    色んな思いや考えあり、深く考えさせられる内容でした。

    投稿日:2012/06/09

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  • この中に出てくる先生は・・・

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    韓国の絵本作家ユン・ジョンジュのイラストがほんわかと暖かく仕上がってます
    クラスで同じ班の3人の子供たちが、テストでよい結果の得られない一人の子に何とかしてあげたくて学校へ戻ります
    ところがあることがきっかけで、とんでもない方向へ問題が・・・
    小学校の子供たちってこんな些細なことが重く心にのしかかってしまうことってあるんですよね
    私も作者と同じように、この中に出てくる先生には批判的ですでも現実は多いのではないかな・・・
    小中学校留年説まで出てきてますが、先生の負担も多すぎる、今の日本の教育制度の見直しがあって初めて言えることじゃないのかな〜
    お話は楽しいので小学校2〜3年生くらいにお勧めです

    投稿日:2012/02/26

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  • 小学生の友情物語

    もうすぐ2年生になる長女が読みました。
    自分も学校で、宿題に加えて余計に勉強をするともらえるシールを目当てに、毎日せっせと勉強しているので、きっとマアコちゃんに感情移入したことでしょう。この本にでてくる子どもたちのように、お友達とぶつかったり、けんかしたりしながらも、友情を深めてもらえればいいなと思いました。
    韓国の画家の方の挿絵とのことですが、やさしくて懐かしくて、素敵でした。

    投稿日:2012/03/21

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  • あとがきを読んで…

    このお話を読み終えたとき、正直、「これって、どうだろう…?」と思いました。

    放課後、先生の机の中で偶然見つけた、ご褒美シール。
    1枚もシールを貰ったことがない友だちのために盗み出してしまいます。盗み出した子も、あまり出来がよいほうではないようです。
    友だちを思うがゆえにおこしたこと。ひとの痛みを理解できる、優しい子。できれば、この子を責めたくはありません。
    著者さんが、あとがきで書かれているように、シールに過大な価値を持たせてしまった先生こそが責められるべきなのかもしれません。
    でも、やっぱり先生の机を勝手に開けたり、友だちの為であってもシールを盗み出すのは、絶対にいけないことです。

    友だちを思う優しい気持ち、評価の方向性に対する疑問。
    素晴らしいメッセージが込められているだけに、犯罪にもなりうるこの行為を否定しないまま、友情物語として締めくくられていることが、残念で仕方がありませんでした。
    こどもは、この行為をいいこととらえてしまうだろう…。そう感じたので、あまりお勧めできません。

    投稿日:2013/10/02

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