「講談社青い鳥文庫 いちご(4)」 みんなの声

小学生くらいのお子さんは、大人（親）の言動に影響しやすいことを改めて感じました。
まだまだ親の言っていることが一番正しいと思いがちですものね。
大人の事情が子供達の人間関係にも影響してしまうことは悲しいこですが、これも現実なのかも知れません。
でも、法を犯すことでのことになってしまうのは、これは防がなければいけませんね。

いちごのクラスに東京からの転校生マリオが加わります。
マリオの父親は工場の責任者として、やってきたのですが、住民たちの工場建設反対にあい、大人たちの争いは子供たちにまで飛び火します…。
今回は嫉妬する光が見られました。できた子だけど、やっぱり普通の子っぽいところもあるんですね。
いちごたち一家に起きたショックなできごとは、私もショックでした。
次巻、最終巻です。

環境問題に関係する親の仕事やその反対運動で、子供達まで巻き込まれていくのですが、読んでいて親としては子供に影響しないようにしないと、といろいろ考えさせられる本でした。反対するのは良いけれど、それで嫌がらせしたりいじめたり恐喝したり、最後にはとうとう放火まで！！！これは確かに許せないことですが、現実にはありうるお話。これを読んで、正しい心を子供達にも養って欲しいです。あと、好きにもいろいろ、、、というのを今回はテーマの１つとしていますが、小学生・中学生にもとても身近だと思います。泣けました。おすすめ。