タンポポ畑に囲まれた家に住む、一匹の年取った山猫が語ったお話。
山の神様が気に掛けてくれるぐらい、心の優しい山猫だったんですね。
黄色くなった白ネコが、山猫と向かい合いながら、本当のことを
語っている場面がとても印象的でした。
植物も動物も、同じ生き物として地球上に存在しています。
分け隔てなく、優しい心で接することのできる山猫の姿に
心が温かくなりました。
うちの近所の公園ではこの季節、タンポポがたくさん咲き乱れ、
そして猫がまったりと昼寝をしている姿をよく目にします。
そういう場面に出会うたび、今後はこの絵本を思い出しそうです。
タンポポの咲く季節に是非読みたい一冊です。